MediaTekのLTE対応チップMT6290は2013年末から出荷予定?

MediaTek(联发科)から出てくると言われているLTE対応チップですが、名前は「MT6290」となり、2013年末ぐらいから試験出荷が始まり、本格的な生産は2014年となる見込みのようです。

MediaTekは2010年7月にドコモからLTE対応の通信プラットフォームのライセンスを受けています。(「ドコモ、台湾MediaTekにLTEプラットフォームをライセンス提供」)

その成果がようやくでてくるような感じです。

今回の話のネタ元
・C114中国通信网/C114新聞「联发科换将:押宝4G,强调性价比」(2013/5/27)
・C114中国通信网/C114新聞「联发科中国新帅章维力:今年底推TD-LTE芯片 全面布局中低高端」(2013/5/28)
・MTK手机网「可支持5模10频 联发科TD-LTE芯片MT6290年底见」(2013/06/12)

5/24にあったMediaTekの会見で、今年は4G/LTEに力を入れていき、中国でTD-LTEのサービスを拡大していく。
端末側もMT6290という4G対応のものを出していく。

MT6290は28nmプロセスで製造され、5種類の形式と10個のバンドに対応(可支持5模10频)している。
なお、5種類とは以下のもの
・TD-LTE
・FDD-LTE
・TD-SCDMA
・WCDMA
・GSM/EDGE

という形で、話は出てきたのですが、まぁ・・・LTE対応チップの話は、2012年から出たり消えたりしてますから、果たしてどうなることやら・・・

MTK MT6589T搭載ZOPO ZP980+の2GB版が出荷開始?

fastcardtechにMTK MT6589TバージョンのZOPO ZP980が入荷した模様。

書かれている内容が本当だとすると、RAM 2GB版も入荷しているみたい。
(2013/06/16現在、1GB版$279.99, 2GB版$324.99)

ZOPO ZP980の初期版は、MT6589 1.2GHz搭載だったのが、ZP980+では高速版のMT6589T 1.5GHz搭載になっている、というのがスペックの違い、って感じでしょうか。
そして、なかなか出荷されてこなかった2GB版がMT6589Tと共にやってきた、という感じです。

CPU MTK MT6589T 1.5GHz
1GB版 RAM 1GB/ROM 16GB
2GB版 RAM 2GB/ROM 32GB(価格+$45)
5.0インチ 1920×1080、シャープ液晶採用/440PPI
カメラ 背面1300万画素/前面500万画素
バッテリー 2000mAh

ZOPOは、中華系の中でも、比較的改造firmwareが出回るメーカなので、いろいろ遊べるかとは思います。
このZOPO ZP980には、弟分としてZOPO C2という、AndroidではなくAlibabaがAndroid OSをベースに改造して作った阿里云OS2.0(Aliyun OS)を採用しているモデルがあったりします。
ハードウェア的には内蔵ストレージが4GBになっているというぐらいの違いです。

(2013/06/16現在、$245)

まぁ、現状の価格を考えると、ZOPO ZP980+の2GB版を買うことを推奨しますけどね。

K-Touch U86などのMSM8625Q搭載機向けにCyanogenMod 10の移植が進行中

K-Touch U86などのDualSIM系 MSM8625Q搭載機向けにCyanogenMod 10の移植が進行中である模様。

592zn.com「[ROM] (592zn 实验项目) CyanogenMod 10 双卡版 ,msm8625Q双卡版CM10来了」より

初公開が2013/06/15と、できたてではありますが、うたい文句を見る限りでは、一通りの機能は対応していそうな感じです。

いまのところ、対象機種は天语(K-Touch)の大黄蜂KISSとU86である模様。

K-Touch U86はfastcardtechでも販売中です。

2013/06/19現在、送料込みで$120.99ですね。

ちなみに、このプロジェクト。
最初は、K-touch W619向けで始まっている模様。
[ROM] (05.30)(592zn 实验项目)天语小黄蜂Jellybean(cm10) rom项目

K-Touch W619はMSM7225A 搭載で、以前から格安で販売されているものです。

2013/06/16現在、送料込みで$78
ちなみに、こいつは、内蔵ストレージが少ないのが難点です。
具体的には日本語IMEを入れるとかなりキツイ・・・
まぁ、ゲーム用としては丁度いいかもしれません。

ちなみに、592zn.comに限らず中国系掲示板の使い方
(1) ユーザ登録する
(2) 該当するスレッドに何か発言する
(3) 1レス目にある隠された情報が見れるようになる
という感じです。

今回の場合、1レス目の隠された情報は、ダウンロード先が書かれていて、そこにアクセスし、パスワードを入力するとfirmwareが入手できる、という感じになっています。

Xperia M dualも、3Gの2回線待受不可のはず

Xperia M dualという、Dual SIM対応機種が発表されましたね。

ソニモバ公式blog:「Xperia™ M joins Sony’s smartphone portfolio, comes with dual-core processor, HDR for photos & dual SIM version

Snapdragon S4 MSM8227(1GHz dual core)搭載なわけですが、whitepaperを確認する限りでは、Xperia tipo Dualの時と同様に、待受時間スペックには、下記の様に「GSM+GSM」「UTMS+GSM」という表記はありますが、両方とも3Gとした場合の「UTMS+UTMS」という表記がありません。

Data transfer speeds
GSM GPRS
(download and upload)
Up to 85.6 kbps
GSM EDGE
(download and upload)
Up to 237 kbps
UMTS HSDPA (upload) Cat.6, up to 5.76 Mbps
UMTS HSDPA (download) Cat.14, up to 21 Mbps
Talk time (GSM) Up to 10 hours 16 min.**
Standby time (GSM+GSM) Up to 429 hours**
Talk time (UMTS) Up to 9 hours 3 min.**
Standby time (UMTS+GSM) Up to 441 hours**
Music listening time Up to 39 hours 23 min.**
Video playback time Up to 6 hours 35 min.**
Battery 1750 mAh Typical
1700 mAh Minimum

よって、Xperia M dualのDual sim機能は日本では意味をなさない。
ということでしょう。

参考→「Xperia tipo DualのDual SIMは高確率で日本で使えない

ちなみに、2013年6月6日現在も、3Gのdual待受ができるものは、「Coolpad W770」しか確認されていません。

FleaPhone用CWM Recoveryを修正

先日来から「FleaPhone CP-D02用のClockwork Mod RecoveryとGoogle Play」にて公開しているcwm-recovery-20130423.imgですが、プログラム内での機種設定に誤りがありました。
このため、FleaPhone CP-D02用に設定されているupdate.zipを適用しようとすると、該当機種ではない、として適用できませんでした。

このため、CWM Recoveryからであっても純正のupdate.zipがきちんと適用できるよう、機種設定を正しいものにしたものを作成しました。

cwm-recovery-20130527.zip

なお、このCWM Recoveryを使って、純正update.zipを適用することができますが、純正update.zip内には、標準recoveryに戻すプログラムが組み込まれていますので、注意してください。
再起動する前に、superuser.zipを適用しておけば、あとでも何とかなるとは思いますけど。