Intel&Spreadtrum&RDA

中国のSoCメーカ、SpreadtrumのPress newsを見ていたら「Intel and Tsinghua Unigroup Collaborate to Accelerate Development and Adoption of Intel-based Mobile Devices」というのを発見。

Spreadtrum(展讯通信有限公司)って、Tsinghua Unigroup(紫光集团有限公司)というところの一員だったんだ、と内容を読んでいくとびっくり。
まず、Tsinghua Unigroupというのは、Tsinghua University(清华大学)を含む企業グループなんですが、7月にRDA Microelectronicsというチップメーカを買収(Tsinghua Unigroup Closes US$907 Million Acquisition of RDA Microelectronics for US$18.50 Per ADS)し、一員に加え居ていたという。

で・・・SpreadtrumはCPU系と、CPUと無線を統合したもの(SoC)が得意、RDAは無線系が得意、そして、どちらも、3GおよびLTEをやっている。

ということで、Intelが中国のタブレット、スマートフォン事業に本格的に進出するために提携を組んだようです。

2015年後半から、実際のSoC製品が出てくるようなんですが・・・果たして、どんなものが出てくるのやら

iPhone6みたいな中華Android

さて、iPhone6が正式に発表となりました。

iPhone6 4.7インチ 67.0×138.1×6.9mm 129g
iPhone6 Plus 5.5インチ 77.8×158.1×7.1mm 172g
の2種類が出るとのこと。

さて、中華なAndroid業界ですが、以前からiPhone5/5sでは無い、それよりも大きなiPhoneっぽい何かが販売されてきています。
ただ、それは、4.7インチ/5.0インチ/5.5インチといくつかバージョンがあり、それぞれのサイズの中でも微妙に形が違っていました。

今回、正式にiPhone6が発表されましたので比較してみましょう。

といっても、いま容易に手に入るのは、4.7インチのものと、5.0インチのものです。
まずは、本物のiPhone6の画像から・・・
iPhone6_PF_SpGry_iPhone6_PB_SpGry_iPhone6_PSL_SpGry_Homescreen-PRINT

それでは、ここから、iPhone6みたいな感じの中華Androidです。


「Kiphone i6」

4.7インチ 67.0*137.5*7.2mm 121g
MT6582(4コア)
12320_P_1407276422021
12320_P_1407276422387
背面は似てるが、前面が違うiPhone6もどき。


「Kiphone i6 LTE」

4.7インチ 67*138*6.9mm 121g
MT6572(2コア)
外形上は上記のKiphone i6とほぼ同じ
「LTE」はおそらく「LighT Edition」的な何かを意味しているw


「Kiphone i6 Ex」

4.7インチ 67*138*7mm 121g
MT6592(8コア)
ex-1
ex-2
解像度とCPUスペックが他より高いモデル。
といっても7月の販売以後、品切れ中。


「Kiphone i6 5.0インチver」

5.0インチ 71*144*7.9mm 158g
MT6582(4コア)
一番最初に登場したもので、4.7インチと5インチのiPhone6が登場する、とか噂されていた頃のもの。
old-ki6


「Sophone i6」

4.7インチ 67.0*139.5*7.5 mm 125g
MT6582(4コア)
これまた大きさが微妙という・・・
メモリが2GBというのがホントなら、まぁ、いいところか?

ZTEのLTEスマホ Blade Vec 4GがNTTレゾから19800円で登場

goo(NTTレゾナント)が、OCN(NTTコミュニケーションズ)と組んで、ZTEのLTEスマホBlade Vec 4Gを取り扱うようです。

スマホデビューに最適な格安スマホ!「goo Simseller」にて、LTE対応スマホを業界最安値の1万9,800円で販売

何がびっくりしたって、8月27日から発送予定、ってところ。

ZTE公式側のBlade Vec 4Gに関する記述を探すと以下のプレスリリースぐらいしかみつからない。

2014/07/18「ZTE Announces Google Now Launcher Offering Improved User Experience and Better Value
2014/07/24「ZTE Blade Vec 4G available for HKD 1,499; ZTE Grand SII LTE available for HKD 2,499

どうやら、Blade Vec 4Gは、香港で1499香港ドルで販売されるようなのだが、製品ページが発見できていない。
1499香港ドルは2万円ぐらいなので、19800円(税込)で販売というと、かなりがんばっている模様。

というわけで、ちょっと興味深い感じです


2014/08/21 14:00追記

なんか見たことあったなぁー、と思ったらfreetel LTE XMじゃん
freetelピンチぢゃね?


2014/08/28 追記

対抗処置として、freetel LTE XM購入者に7000円キャッシュバックキャンペーンを行うようですね。
7000円だけではなく、2年の交換サポート(交換時は9800円必要)もついてくるとのこと。

交換サポートは本来4298円の有償サービスなので、11298円分・・・ということで、Blade Vec 4Gとの価格差を埋めた、という感じですね。

中華SoC関連の会社名メモ

中国語表記の中華SoC関連会社名がどんなんだっけ?と思うことがあるので、メモ書き

Actions Semiconductor (炬力集成电路设计/炬力)
Allwinner Technology (全志科技/全志)
Amlogic (晶晨)
ARM (ARM公司) (イギリスの会社)
Broadcom (博通) (アメリカの会社)
Ingenic 北京君正集成电路股份 (北京君正集成电路股份/君正)
Leadcore Technology (联芯科技)
Marvell Technology (美满电子科技)
MediaTek (联发科技) (台湾の会社)
NUFRONT (新岸线)
NVIDIA (英伟达) (アメリカの会社)
Qualcomm (高通)
RDA Microelectronics(锐迪科微电子) (元はアメリカの会社だったけど、中国の会社に買収されて、いまはSpreadtrumの兄弟会社)
Rockchip (瑞芯微电子/瑞芯)
Spreadtrum Communications (展讯通信/展讯)
Telechips (韓国の会社)
Vimicro (北京中星微电子/中星微)

Pressyみたいな感じのイヤホンジャックにつけるボタン製品リストとソフトウェア

2013年9月ぐらいから話題になっているPressy。
最近は、それに似た製品がいろいろと出てきています。

構造的にはイヤホンマイクについている話中ボタンを流用しているので、イヤホンマイクに対応しているスマートフォンで使える、ということになっています。
(つまり、通話することがない、WiFiタブレット系だと使えない可能性が高い)

dealextremeにて「3個$3.51」なんて値段で売ってるのを見かけたので、先ほど発注してみました。

届くまでの間に情報を集めておこうと、類似製品および使えそうなアプリをリストアップしてみました。

・Pressy
Pressy
一番最初にこの手の製品を出したところ。
4極タイプ。

・360 One-click Shortcut Key (360智键)
中国のアンチウイルスベンダの「北京奇虎360科技有限公司」が出している製品。
公式ページ:360智键
sku_317605_3
3極に見えるタイプ。

360 Universal 3.5mm Plug One-click Shortcut Key Dustproof plug for Android Phone – Silver (1個で$1.66)
360 3.5mm Plug One-click Shortcut Key Dustproof plugs Set for Android Phone – Silver (3個セットで$3.51)

・XIAOMI MiKey
最近スマホで有名な小米(XIAOMI)社のMiKey。
アプリは、MIUI提供アプリストアみたいなところで配布されている。Google Playにはない様だ。
sku_322540_3
4極タイプ。

XIAOMI MiKey Dustproof 3.5mm Plug One-click Shortcut Key (1個で$2.29/黒は$2.43)

・iKey
IKEYという会社の製品。
Android端末に物理キーを追加するイヤホンプラグ型ボタンが発売(2014/07/05)」で紹介されているように、日本でも買えるところがある。
アプリはサイトでのAPKダウンロード。
3極に見えるタイプ。

・快按钮/Hello Klick
快按钮/Hello Klick
上海智朴科技发展有限公司というところが販売している製品。
Google Playでもアプリを配布している。


動作させるためのアプリケーションリスト

このたぐいは、「オーディオコントロール付きのヘッドホン」もしくは「イヤホンマイク」の構造を流用しているので構造的にはほぼ同じであり、そのためそれぞれどの製品用のアプリでも動いたりするらしい。

・Pressy用の「Pressy – The Almighty Button
このアプリの利用に際しては、Pressy製品パッケージ記載のアクティベーションコードを入力し、登録を行う必要がある。
(なので、互換製品では使えない)

・360智键用の「360智键
上記ページの「下载APP」からAPKをダウンロードできる

・HelloKlick用の「HelloKlick / 快按钮 KlicK
Google Playにあるので普通にダウンロード。
APP下载」からAPKダウンロードもできる。

・Xiaomi MiKey用の「米键
ascii.jpの「Andorid端末に物理ボタンを追加できるウワサのPressy的なモノを試す」という記事で使われてるソフトはコレ。
これは中国語のみであるため、英語などの多言語リソースを追加した野良APK「Mi Key」というのも存在している。

・iKey用の「iKey app
メーカページからAPKダウンロード」も可能。
日本語化されているが、GooglePlayからダウンロードしても、メーカページにあるアップデートバージョンの要求があったりする点が難点。

・「Press Audio Jack Control
オーディオコントロール付きのヘッドホンのボタンを使って、アプリを起動などを行わせるソフト。
ボタンがどのキーコードで認識されているかを確認する工程があるので、ほとんどのプロダクトで使えるのではないかと思う。
逆に、これで認識されない場合は、そのAndroidではPressy系のプロダクトが使えない、と判断できるかと思う。