Windows Server 2019 Insider Preview 17623から17692にアップデートしたらライセンス認証できていない

テスト環境としてWindows Server 2019 Indiser Preview Build 17623をインストールしている環境が使用期限切れを迎えたので、Windows Server 2019 Indiser Preview Build 17692に更新してみた。

再インストールしろ、ってあったが、CドライブにISOイメージを置いて、その中のsetupを実行してみると、アップデートが完了した。

しかし、ライセンス認証ができていない。
「Windows ライセンス認証 サーバーに到達できません」というエラーとなっている。

“設定”の”ライセンス認証”にある「プロダクトキーを変更します」だと、サーバーに到達できずエラーとなる。
よく見てみるとプロダクトキーの末尾5文字が、元の環境で使用していたものとは異なるものになっている。

コマンドで設定する方法がないか確認してみると「slmgr」コマンドで設定できることを発見。

今回使用しているのはStandard Editionなので、ダウンロードページにある下記記述を元にコマンドを実行

Datacenter Edition 6XBNX-4JQGW-QX6QG-74P76-72V67
Standard Edition MFY9F-XBN2F-TYFMP-CCV49-RMYVH

「slmgr /ipk MFY9F-XBN2F-TYFMP-CCV49-RMYVH」を実行
Microsoft Windows [Version 10.0.17692.1000]
(c) 2018 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users\Administrator>slmgr /ipk MFY9F-XBN2F-TYFMP-CCV49-RMYVH

C:\Users\Administrator>

これで、無事更新できました。

Zentyalを日本語で使う場合の設定手順

Linux(Ubuntu 16.04 LTS)ベースでDHCPサーバ/ファイヤーウォール/NATルータ/ActiveDirectory/Exchange互換サーバなどを提供できるアプライアンス「zentyal」を久々にセットアップ。 (以前はzentyal.orgだったのが、zentyal.comに統合された)

2019/07/02追記:Ubuntu 18.04.1 LTSベースのZentyal 6.0です。この記事はZentyal 5.1の時に作成していますが、Zentyal 6.0でも同じでした。
2021/08/12追記:Ubuntu 20.04.2 LTSベースのZentyal 7.0ですが、同じように日本語は化け、同じパッケージインストールで修正できました。

以前、日本語訳を投稿しておいたおかげで日本語を選択できるようになっていますが、注意点が1つ。
インストール時に日本語を設定してしまうと、firefoxが文字化けし、設定に難儀します。
まずはEnglishでインストールを行った上で、手動でパッケージを追加してから日本語に変更する必要があります。

1. EnglishでZentyalをインストール
2. 初回ログイン
3. シェルを開く
4. Ubuntuの日本語対応をインストール「sudo apt install language-pack-ja firefox-locale-ja」
5. 日本語表示用フォントをインストール「sudo apt install fonts-arphic-uming fonts-takao-pgothic」
6. zentyalの日本語対応をインストール「sudo apt install language-pack-zentyal-ja」
7. zentyalの設定画面で「日本語」を設定する。

2019/12/13追記: fonts-takao-pgothic でエラーとなる場合は fonts-takao-gothic で実施のこと

文字化け状態の例

文字化け解消後

なお、yahooのページだと「fonts-arphic-uming」だけでも大丈夫だったが、zentyalではさらに「fonts-takao-pgothic」を追加する必要があった。
なお、 xfonts-intl-japanese では文字化けは直らなかった。

ESXi Embedded Host ClientのダウンロードURL

最近のvSphereにはWindowsアプリのvSphere Clientが無い。
ESXiサーバに直接つないで管理および仮想マシンコンソールを開くにはどうするかというと、ESXiサーバ上にインストールされたWeb管理画面ESXi Embedded Host Clientを使用する必要がある。

ESXi 5.5 Patch 9 以降、ESXi 6.0 Update 2以降、ESXi 6.5は標準でHost Clientが搭載されているが、それ以前ではHost ClientのVIBパッケージをインストールすることで使える様になる。
また、時々バージョンアップもしているので、ESXi通常パッケージとは別にHost Clientをアップするともできる。

入手は下記から行う。
ESXi Embedded Host Client

また、Host Clientで使えるコンソールはHTML5ベースのブラウザ内で操作できるようになるものだが、VMware Remote Consoleというアプリケーションとしてコンソールを開けるようになるものも提供されている。
こちらはVMwareアカウントにログインする必要があるが、下記からダウンロードできる。
VMware Remote Console (VMRC)

ブラウザにログインしなくても使えるiLOリモートコンソール for Windows

HPE ProLiantサーバのリモート管理機能iLOには、ネットワーク経由でモニタ/キーボード/マウス操作を可能にするリモートコンソール機能がついている。
iLO用に専用のIPアドレスを割り当てブラウザからログインすると、Javaか.NETかHTML5でリモートコンソールが使えるようになる。
Javaと.NETではブラウザを表示している端末のローカルにあるISOイメージをProLiantサーバ上のDVD-ROMドライブとして認識させ、ブートさせることができるVirtual Driveという機能もある。

ただ、昨今のブラウザのセキュリティ強化の流れでJava/.NETともに使おうとすると、結構面倒くさい。
なんとかならないのかな、とマニュアルを読み直してみたら、スタンドアローンリモートコンソールなるものを発見。

HPE Lights-Outスタンドアロンリモートコンソール for Windows

このアプリケーションをWindows端末にインストールすることで、ブラウザを起動することなく直接iLOのリモートコンソールを開くことができる、というもの。
.NET Framework 3.5 SP1以降が必要であるようです。

起動してみると、こんな感じで接続先のIPアドレスとユーザ名/パスワードを要求されます。

複数のサーバを開く場合も、もう1個立ち上げるだけでいいので、簡単です。

UNISOC(旧Spreadtrum)の廉価版SoC SC9832E登場

SpreadtrumとRDAによる新ブランドUNISOCから新しいSoC SC9832Eが登場
UNISOC Launches the World’s Most Integrated Quad-core LTE Chip Platform SC9832E

従来、Cortex-A7 4コア/GPU Mali400MP2のSC9832というものがありましたが、SC9832EはCortex-A53 4コア/GPU Mali T820 MP1とアップグレードしています。

ターゲットはRAMが512MB/1GBでAndroid Go Editionが載っているローエンド端末。
バッテリーの持ちが標準使用時で50%の改善、ヘビーユースでも40%改善してる、とのこと。

今出てるAndroid Go Edition端末は60ドル~100ドルという価格帯になっていますが、今回のSC9832E搭載機はどれくらいの価格帯で出てくることやら?

なお、SC9832EがVR/AR対応しているように読めてしまう記事がありますが、VR/ARに対応しているのはCortex-A55 8コアのSC9863の方です。
Unigroup Spreadtrum & RDA Launches First Mobile Chip Platform Spreadtrum SC9863 to Support Artificial Intelligence Applications