eggという拡張子のファイルを解凍する(2023/02/19修正)

拡張子「egg」のファイルは韓国産のアーカイブソフト「ALZip」が作成するファイルである。単独ファイルではなく ~.vol1.egg, ~.vol2.egg, ~.vol3.egg という感じで数字連番のファイル名で分割されている場合もある。

このALZipを提供するALToolsは日本語サイトが2016年7月に終了し、英語サイトも2018年に終了。現在は韓国語サイトしか生き残っていない。

そのような状態にもかかわらずいまだにこのページにアクセスがある。しかも、2019年8月以降何故かアクセス数が上昇してきている。このため、わかりやすいようにページ構成を修正している。

さて・・・2019年10月現在、ALzipのメーカサイトは「ALTools」でハングルページしか無い。

アーカイブソフト「ALzip」の最新版は2024/03/26 v12.22 となっている。ALzip」の最新版は2019/08/27リリースのV10.93 2022/05/17リリースのV12.09 2023/01/26 v12.13となっている

上記の「↓」のところをクリックすると恐らくWindows用のALZipを入手できる(と思われるが試していない)。

ALZipにはいろんな機能が含まれているようだが、eggファイルの展開だけしたい場合はUnEggを使うと余計なことをされずに安心である。

UnEggの入手は上記のALZipページをスクロールしていくことで現れる。ALzipページの一番下にある下記のような表示がそれである。

実は数ヶ月このボタンが正常に動作しない状態が続いていたが、2019/10/03に確認したところ修正され、左側から「EGGフォーマットの仕様(EGG_Specification.zip)」「Windows用UnEgg単体(UnEGG.zip)」「Linux用UnEgg単体(unegg.tar.bz)」「Android用UnEgg単体(unegg_android.zip)」がダウンロードできるようになっていた。
2023/02/192022/07/10時点だと左側から「EGGフォーマットの仕様(EGG_Specification.zip)」「Windows用UnEgg単体(UnEGG.zip)」「Linux用UnEgg単体(unegg.tar.bz)」「Android用UnEgg単体(unegg_android.zip)」でダウンロードされた。(URLがhttpからhttpsに変わった)

Linux用のunegg.tar.bzは2011年の日付なので以前から変化は無いようだが、Windows用のUnEGG.zipは2016年の日付で簡単なGUI部分が追加されていた。

で、EGGファイルの展開については、Windowsであれば「UnEgg.zip」をダウンロードする。UnEgg.zipを展開して、binディレクトリにあるUnEGGSample64.exeを実行すると下記の様なウィンドウが開く。

あとは、「Open」ボタンをクリックし、展開したい拡張子eggファイルを指定し、「Extract」で展開すればOKである。


=== ここより下は古い記述で、資料のために残してあります。===


~.vol1.egg, ~.vol2.egg, ~.vol3.egg というファイルが送られてきた。

状況から考えるにどうやら分割してあるものらしいが、説明はない。

検索すると、某怪しげな動画再生ソフトと同じベンダのものを解凍展開ツールとしてお薦めする知恵袋が・・・
さすがに、あんな怪しげなところを信頼する訳もないので、きちんとしたものを探すことに。

どうやら、「ALZip」というソフトで採用している独自形式の圧縮フォーマット「EGGフォーマット」を使用しているらしい。

ALZipをインストールしなきゃらなんのかなぁ、と思っていたのだが、フォーマットのページをよく見てみると、「EGGフォーマットおよび解凍モジュール関連案内」のところに「UnEggソースコードLinux用(unegg.tar.bz)」が・・・

入手してみるとC++のソースコード(gcc向け)、Linux 32bitバイナリ、Linux 64bitバイナリが含まれていました。

cygwin環境でコンパイルできるかな、と気軽にやってみたら、そううまくは行かず、追求するのも面倒だったのでCentOS5環境下でファイルを解凍展開して、今回の問題は解決、としました。


2016/09/27追記

ALTools日本語版サービスは 2016年 7月 28日をもって終了となったようです。

このため、日本語版サイトからALZip、ALSee、ALToolbar、ALSong、ALFTPが入手できなくなっています。

altools

で、ESTSoftは海外でも展開している企業なので、探してみると「ALTools 英語版サービス」は、まだやっているようです。

ALZip Windows版ダウンロードページ
ALZip EGG Format解説ページ

ダウンロードページには「ALZip Free Serial Number」が掲載されてるけれど、「Korea, Japanでは使えない」とも書いてある。
しかし、現状はJapanでは入手できない・・・さて、どういう扱いになってることやらね・・・


2018/04/17追記

ALToolsのトップページに、2018年前半でサービス終了(We are sorry to announce that we will terminate all ALtools services in the first half of 2018.)というお知らせが出た。

現状、UnEgg SourceCode (For Linux)のリンク先が http://www.altools.com/al/downloads/egg_module/unegg_v0.5.tar.bz となっているがリンク先が無い。

韓国版の方は特に終わるとは書いていないので、情報を探してみると、UnEgg SourceCode (For Linux)のリンク先は http://sdn.altools.co.kr/etc/unegg.tar.bz となっていた。

中身を確認するとUnEgg.cpp内に「unegg v0.5」という記載があるのでコレであるようだ。

ファイルの日付は2011年6月24日なので、以前から更新はされていないようだ


2019/06/13追記

英語版ALToolsのドメインは死んでいるが、韓国版ALToolsはまだ生きている。

UnEgg SourceCode (For Linux)も http://sdn.altools.co.kr/etc/unegg.tar.bz としてダウンロードできる状態のままになっている。

ALzipの公式ページとしては「 https://www.altools.co.kr/download/alzip.aspx 」である模様。現在は2019/05/24リリースのversion 10.90 となっているようだ。

上記ページの下の方に下記の様な記述がある。

ボタンをクリックするとUnEgg関連が入手できるようになっている。

Broadcom BCM23550チップ採用のAndroid機種のメモ書き

Covia CP-F03aで採用しているSoCはBroadcomのBCM23550である。
これを採用している他のAndroidについてのメモ書き。
中華なあやしいベンダのものは除外している。

・「Xolo Q1000 Opus
インドのXoloという携帯電話会社から販売中の5.0インチAndroid。
BCM23550チップの製品ページでも紹介(11/18/13 – XOLO Leverages Broadcom Smartphone Platform to Power New Q1000 Opus)されている。

Software support pageに、2014/03/02提供開始のfirmwareがある。
(ちなみにXolo Q1000はMediaTek MT6589採用らしい)

Xolo Q1000 Opusのroot取得方法で検索すると「How to root Xolo Q1000 Opus」という記事が見付かるが、当blogで紹介している手法(Covia FleaPhone CP-F03aをroot化)と同じく中国の「一键ROOT工具 ROOT大师」を使用していた。

・「HTC Desire 6160
HTCが中国で販売している4.5インチAndroid。
このモデルもBroadcomページで紹介(Broadcom Quad-Core Baseband and Connectivity Platform to Power New HTC Android Smartphone)されている。
こっちの機種の情報は案外少なくて驚いた。

・「Cherry Mobile Sonic 2.0」
フィリピンのCherry Mobileという携帯電話会社の「Sonic 2.0」がBCM23550採用機種らしい。
らしい、というのはTeknoGadyet:「Cherry Mobile Sonic 2.0 Preview」とかいくつかのサイトで開梱記事が公開されているものの公式ページが見付からないので・・・
(注:Cherry Mobile SonicはAndroid2.3の旧機種です)

TeknoGadyet:「Cherry Mobile Sonic 2.0 Unboxing」では3999ペソで買ってきて開梱する、という記事があり、スペックも紹介されている。
4.0インチ(800×480)で2点認識の液晶と、低価格路線ながら、RAMは1GBあるらしい。
そこはちょっとウラヤマシイ。

・「Micromax Canvas A94 MAd
インドの携帯電話会社MicromaxのMicromax Canvas A94 MAdがBCM23550採用。
4.5インチ(854×480)でRAM 512MB。

Endian Firewall Community Editionをv2.5.2からv3.0に上げた

現在運用中のEndian Firewall Community Editionをv2.5.2からv3.0.0へアップデートしてみた。

isoイメージはあるもののアップデート手法が明示されていなくて悩む。
「efw-upgradeを実行しろ」というのを見つけたが、実行しても、v2.5.2のまま。

フォーラムにコメント発見。
The New 3.0 Release」のコメント

The upgrade process from a 2.5.X to a 3.0 Appliance will be available by the end of January. Please contact the Endian Support Team for more information.

By the way it’s not an update that can be delivered only with “efw-update upgrade” but a repository switch is needed.

efw-upgrade -s

select 2

EFW 2.5.2 will be update to 3.0Dev

But http proxy 3.0 dev don’t work, don’t block or filer web, Log & report don’t see everything about proxy http

そう、Production versionでのefw-upgradeコマンドによる2.5.2から3.0へのアップデートは、まだ提供されていなかったという!
開発版に切り替えれば可能、ということなので、やってみた。

「efw-upgrade -s」を実行して、「2) Development」を選択すると、すんなりv3.0へのアップデートが完了。

・・・・・・なんと

Covia FleaPhone CP-F03aの/data領域が不当に一杯になる件

Covia FleaPhone CP-F03aなんですが、いつのまには/data領域が圧迫されている、ということがあります。
アプリ一覧を見ても、そんなに大量に使っているものはないはずなのに、空き容量がない、のです。

「CP CRASH」が原因です。
DVC00101.JPG
CP CRASHの時に表示されるメッセージには「Please wait for dump to finish」とあります。
そう、このときに/data領域に対してdumpファイルが書き込まれているのです。

具体的には「/data/dontpanic」に対して、2ファイルが書き込まれます。
・cp_crash_ddmmyy_HHMMSS.bin 23068672bytes
・console_ddmmyy_HHMMSS 最大524288bytes
(dd=日付、mm=月、yy=西暦、HH=時間、MM=分、SS=秒)

で・・・このファイル、どうやら、上限数無く、作られ続けるようです。
CP CRASHの発生回数が多いと、とんでもないことになってしまいます。

というかうちの場合、500MB食われてました。(25個あった)

一番やっかいな点は/data/dontpanic領域は、rootを取らないとアクセス出来ない、というところでしょうか。
なので、現状、一般的なユーザがこの問題に対処するには、端末初期化しかない、という状況じゃないかと思います。
この件は、Coviaに連絡してあり、現在、対処策を検討中とのこと。
もし、現段階でこの状況になっていたら、Coviaのサポートに問い合わせてみてください。

で・・・CP CRASHなんですが
うちは、「2014.3.17 CP-F03aのファームウェアアップデートのお知らせ」にある「一部のSIMで通信中に「CP CRASH」と表示され、再起動する現象。」の該当ユーザ(報告者の1人)です。

SIMは、IIJmioが2012年03月にサービス開始したときのデータ通信onlyの通常サイズのものを使っています。
3/17のfirmwareアップデート前は、1日に5回とか再起動していて大変でした。

その後、IIJmioのSMS対応のnanoSIMにmicroSIMアダプタをつけて2枚差しでの利用に変えています。
しばらくは順調に動いていたのですが、ここんところ再起動発生頻度があがって大変でした。

動作を観察していて感じたCP CRASHによる再起動の仮説

1. SIMを使ってデータ通信をする
2. 応答がこない時間が一定時間続く
3. ハードウェア側で強制再起動(CP CRASH)させる

で、発生頻度が上がったことについての仮説

1. いろいろ使って/data領域の空きが50MBを切った
2. 空きが少ないことで全体的に処理遅延
3. そんな状況でSIMを使った通信を行うと、応答が来ない時間が増える
4. ハードウェア側で強制再起動(CP CRASH)させる

なんて感じじゃないかと推測しています。

実は、500MBもあった/data/dontpanicのCP CRASH関連ファイルを削除したら、再起動がほとんどなくなったんですよね

はたしてほんとの原因は如何に!?

googlevideo.comの運用が始まったせいでyoutubeの動画が再生できない

Windows8.1のファミリーセーフティー機能を使って、子供用アカウントのコンテンツアクセス制限をかけている。

ファミリーセーフティー側はyoutube.comを許可し、コンテンツの内容についてはyoutube設定の方で制御していた。

2月末ぐらいからYoutubeの動画が再生できない、とクレームが・・・
原因がわからずGoogle Chromeを使って再生させる、という運用回避策を実施。

で・・・、昨日、OSの再インストールを実施。
その直後から現象は発生。

さすがにおかしいと思い詳細を調査。

その結果、Youtubeの動画部分のURLが「googlevideo.com」に切り替わっていることが判明。
googlevideo.comを許可リストに追加することで動画再生ができるようになりました。

・・・Youtubeの動画が再生できない、というFAQの中に「googlevideo.com」なんてドメイン出てこないんですけど!!!!

パソコンのファイアウォールが原因で YouTube 動画がブロックされて再生できない場合があります。ファイアウォールの設定で、www.youtube.com を信頼済みサイトとして設定し、他のアプリケーション(QuickTime、RealPlayer、Windows Media Player など)をデフォルトのストリーミング アプリケーションに設定しないように調整します。ファイアウォール設定の確認方法は次のとおりです。