ワコムタブレット採用の中華WindowsタブCube i7 Stylus

ワコムのペンタブレット採用の中華WindowsタブレットCube i7 StylusがGeekbuyingにてセール中。
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GeekbuyingでCube i7 stylusを探すと3種類出てくるけど、ペンとBluetoothキーボードがついてくるのは下記リンクだけ!
CUBE i7 Stylus Intel Core-M Quad Core 2.0GHz 4GB/64GB Tablet PC with Cube CDK02 Magnetic Bluetooth Keyboard and Cube CEP01 Electromagnetic WACOM Pen
「Specification」の項目の「Package Contents」に「Includes the WACOM pen」と書かれていることを確認すること。

現在、$429.99、のセール中。

この製品のすごいところ!

・メーカは中国のCubeだけど・・・
・10.6インチ 1920×1080のタブレット
・Windows 8.1搭載(つまりWindows10へのアップデートも可能)
・ワコムのペンタブ技術採用
・CPUはCore-M 4コア 2.0GHz
・GPUは内蔵Intel HD Graphic 5300
・RAMは4GB
・ディスクは64GB SSD
・背面500万画素、前面200万画素のカメラ付き
・Micro HDMIコネクタのよる外部出力あり
・バッテリー搭載なので持ち運び可能

日本メーカが出したら、いくらになることやら・・・

Elephone P6000初期ロットをAndroid 5.0にする(失敗

うちにあるElephone P6000は、2014年12月生産の初期ロット。
2015年3月ぐらいから出荷されているP6000のロット(P6000_2)ではいろいろ改良されているようで、バッテリーのもち具合とかが異なっている模様。

初期ロットのP6000に、SP Flash toolを使って、Android 5.0を焼いてみましたが、うまくいかず、Android 4.4に戻しました。

どんな感じで「うまくいかない」のかというと、下記の様な感じで実用に耐えない、というもの。
(SMSありのデータ通信用SIMを使用)

・Android 5.0の場合(Stock ROM for P6000_20150611)
 そもそもLTE/3G電波をつかまない
・Cynanogenmod 12.1の場合(p6000_CyanogenMod12.1_20150526 based on Android 5.1.1)
 SIM1であればLTE/3G電波をつかむ
 しかし頻繁に3Gに落ちる、どころか、3Gも切れやすい

Android 4.4に戻すと使えるので、何かが駄目っぽいんだけど、何なのかがよく分からないという状態。
もうしばらく様子を見てみるかなー

中華ペンタブメーカHUIONの液タブGT-220/GT-190/GT-185HD

下記の記事を書いたあと、実際にGT-185HDを購入しました。
購入し使ってみたことに関する記事はこちら→「HUIONの液晶ペンタブレットGT-185HDを使った!


Aliexpressを見ていたら、4インチのペンタブなるものを発見した。
HUIONというメーカのHUION 420らしい。
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送料込みで24.16ドル。

まぁ、そんなもんかというお値段。

ストアの名前を確認すると「Huion Animation Technology Co., Ltd. 」とメーカの公式っぽい雰囲気

で、いろいろ調べてみたことを下記にまとめる。

メーカ公式ページ「Shenzhen Huion Animation Technology Co., LTD(huion-tablet.com)」と「Huion(huiontablet.com)」がある
 huion-tablet.comのGT-185HDのページからBuyを選択するとhuiontablet.comに飛ぶので同じ会社の模様
メーカ公式の販売所:Aliexpress店「Huion Animation Technology Co., Ltd.
メーカ公式の販売所:日本のAmazon「HUION-JP
(ちなみにHUION-JPが公式であるってのは「公式blogの記事」より)

取扱商品
・薄型LEDライトのトレス台(LED Light Pad)
・絵描き用ペンタブレット(Graphic Tablet)
・サイン用ペンタブレット(Signature Pad)
・絵描き用液晶タブレット(Pen Display)

ペンタブの仕様
・ペンに電池が入っているタイプ
・2048レベル感知
・液晶タブレットは18.4インチ,18.9インチと21.5インチの3種類あるが、それぞれで仕様が違う
 詳細は後述
・ペンタブと液タブのペンは異なる。またWACOMのとは別物

購入手法について
・Aliexpress店では一部商品送料無料キャンペーンとクーポン割引を実施中。
 21.5インチ液タブのDHLによる送料が無料、とはなかなか思い切ったことをやっている。
 Amazonで買うより安いが、到着品が壊れていた場合の処理が面倒だと思われる
・日本のAmazonに公式ショップがあり、品物のよってはAmazonの倉庫に在庫がある。

例えば、H420だったらこんな感じ

サポートについて
・マニュアルは「Product Manual Download」から入手可能
・ドライバは「Driver Download」から入手可能
もしくは「http://www.huiontablet.com/support」からも入手可能

で、特に面白そうとおもったのは「液晶タブレット(Pen Display)」

現在、サイズ違いで3種類ある。
18.4インチ GT-185HD
21.5インチ GT-220
18.9インチ GT-190

GT-185HDが最新モデルで、GT-190が一番古いモデルとなる。
GT-185HDとGT-220の違いは、液晶の物理サイズ(解像度は同じ)と、物理ボタンの有無。
ペンの仕様は3つとも同じで、製品添付は充電式電池使用。普通の単4乾電池を使うペンもあるようだ。

GT-185HDは、Cintiq22HDを意識したモデルなのかな?という感じがある。

機種名 GT-185HD GT-220 GT-190
Aliexpress価格 $599 $799 $449
日本Amazon
解像度 1920×1080 1440×900
液晶の種類 IPS 18.4″ IPS 21.5″ TFT 18.9″
表示領域 408.96 mm × 230.04 mm 476.64 mm x 268.11 mm 409.8 mm x 230.4 mm
1pxの大きさ 0.213mm x 0.213mm 0.2485mm x 0.2485mm 0.3mm x 0.2mm
インタフェース VGA DVI HDMI VGA DVI
消費電力 DC12V 3Aアダプタ使用 36W以下 DC12V 4Aアダプタ使用 36W以下
外寸 485mm x 45mm x 296mm 520mm x 40mm x 320mm 454.4mm x 60mm x 361.8mm
重量 3.1kg 5.42kg 4.3kg

GT-185HDは、某W社のみたいにボタンがいくつかついている模様。


2015/07/30追記

HUION GT-185HDをAmazonで買いました。
以下に関連記事を書いています。
購入方法について
開梱や設置について
使用について


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スマホの急速充電規格Qualcomm Quick Charge2.0とMediaTek Pump Express Plus

2016/05/30追記: 最新のPump Express 3.0についての記事があります→「MediaTekの急速充電規格PumpExpress 3.0登場。USB-C専用&充電時に本体を発熱させない方式


スマホに対して急速充電するための規格として、QualcommがQuick Chargeというものを用意した。

現段階では、Quick Charge 2.0という規格になっている。
Qualcomm Quick Charge紹介ページ

quick-charge-black-logo

この規格はQualcommの出しているSoC Snapdragonの持っている機能の1つ、的な位置づけになっている。
このため、他社SoCで採用しているものはない。

MediaTekでは対抗して急速充電規格を策定した。
それが「Pump Express plus」である。

pumpexpress

どちらもやってることは同じ。

通常であれば、「5Vで2A以下」というのがUSB充電のお約束であるところ、急速充電するためにそれ以上を供給できるようにするというもの。

でも互換性はない。

Quick ChargeもPump Express Plusも「5V」ではなく「5.0~12V」の範囲で供給電圧を上げてしまうというものになる。
供給電圧として何Vを出すか、というあたりを調整する必要があるため、ACアダプタ側もそれなりにインテリジェントである必要がある。(つまりコストアップ)

どちらの規格もULに登録されており、下記に資料が掲載されている。

Qualcomm Quick Charge 2.0
MediaTek Pump Express / Pump Express Plus Certification Program
Pump Expressプレゼン資料

ちなみにQuick Charge側はラップトップ向けに20V供給もできる「Quick Charge 2.0 Class B」というものを用意。

Pump Express側は逆に腕時計など小電力機器向けに電圧を下げる「Pump Express」というものを用意。

下記の4種類が存在していることになる。

・Quick Charge 2.0 Class A :5/9/12V
・Quick Charge 2.0 Class B :5/9/12/20V
・Pump Express Plus :5/7/9/12V
・Pump Express :3.6~5.0V(0.2V間隔)

まぁ、メインはスマホ向けになるだろうから「Quick Charge 2.0 Class A」と「Pump Express Plus」の戦いになるんでしょうけど、果たして、どれくらい広まっていくことになるのか!?


2015/07/14追記

充電器で使用するICチップを出しているメーカのページを見つけた。

dialog Semiconductor社のiWattチップAD/DC ConvertersにQuick Charge用のとPump Express用のを発見。

Qualcomm Quick Charge2.0用は2チップ構成で、現状、以下の3種類の組み合わせがとれるようだ。
・第1世代制御チップ「iW620」+第2世代ClassA(5V/9V/12V)用出力段チップ「iW626
・第2世代制御チップ「iW1780」+第2世代ClassA(5V/9V/12V)用出力段チップ「iW626
・第2世代制御チップ「iW1780」+第2世代ClassA(5V/9V)用出力段チップ「iW629

MediaTek Pump Express用は1チップ構成
・制御チップ「iW1788

iW1780の説明には、40Wまでサポートと記載
iW1788の説明には、24Wまでサポートと記載

回路図の構成をみると、Pump Express plusのiW1788の方は、普通の充電器の構造をそのまま流用できるような感じになっている。
逆にQuick Chargeの方は構成要素が多いため、コストアップの要因が見られる。


2015/07/16追記

もう1社みつけた

Fairchild Semiconductorから2チップ構成のものが出ている。
1段目は、「FAN501A オフライン DCM/CCM フライバックPWMコントローラー 充電アプリケーション向け」で共通。

2段目が分かれている。
FAN6100M MediaTek Pump Express™ Plusと互換性のある二次側定電圧定電流コントローラ
FAN6100HM
MediATek Pump Express™ Plusと互換性のある二次側定電圧定電流コントローラ
」(6100Mより大電流対応)
FAN6100Q Qualcomm® Quick Charge 2.0と互換性のある二次側定電圧定電流コントローラー

FAN6100MとFAN6100HMの説明には「SUpport MediaTek Pump Express Plus and Fairchild’s FCP-Single Communication Protocol Specifications」とあり、「Fairchild’s FCP-Single Communication Protocol」なるものがある、ということが伺えるが、採用製品らしきものが見当たらず、詳細は不明。

いい感じのLTE対応廉価中華Android機紹介(2015/07/08)

最近、注目しているいい感じのLTE対応でMediaTekの64bit系SoC(MT67xx)を積んだ中華Android機について紹介。

ここでいう「いい感じ」とは、「価格」と「対応周波数」、そして、「特筆す機能」の3点。

価格は$200以下で探したので、MT6735搭載機ばかりになった。
この価格帯だと中国国内向け機種が結構出てくるが、その多くはLTE B1(2100MHz)に非対応であるため、対象外としている。(大抵はWCDMA 2100MHzであれば対応しているので使えなくもないけど…)

なお、対象周波数のスペック表示で「WCDMA 800MHz」「LTE B20(800MHz)」というのがあるが、これはEU圏で使用できるもので、日本やアメリカの800MHz/850MHz帯とは別物であるので注意のこと。

・価格最優先Bluboo C100
製品ページはまだない。
MT6735搭載の低コスト機。メーカ定価で$99。
同じ価格帯のElephone G9はLTE B1(2100MHz)が使えないが、こちらは使用できる。
Blubooは中華系メーカとしては珍しく公式フォーラムがないのが残念なところ。

リリース告知:「$99 Bluboo C100 announced 64bit, Lollipop 5.1, LTE」(2015/04/29)

CPU: MT6535
RAM: 1GB
ROM: 8GB
液晶 5.0インチ 1280×720
バッテリー: 2000mAh
カメラ:前面200万画素、背面500万画素

・バッテリーお化け Bluboo X550
大容量5300mAhバッテリーを搭載しているMT6735P搭載機。
似たようなものでバッテリーモンスターElephone P4000(4600mAh)というのもあるがあちらはLTE B1(2100MHz)に非対応なため、実用性がいまいち。
Doogee S6000(6000mAh)はまだ未発売。Gionee M5(6020mAh)は価格が高めなので、Bluboo X550を選択。
カメラが背面800万画素と貧弱なのが弱点。

メーカページ:BLUBOO X550製品ページ

CPU: MT6535P
RAM: 2GB
ROM: 16GB
液晶 5.5インチ 1280×720
バッテリー: 5300mAh
カメラ:前面200万画素、背面500万画素

・丸い感じのDOOGEE VALENCIA2 Y100 Pro
ソニーの1300万画素CMOSカメラを使っているのが売りのモデル。
最近、ソニーのCMOSカメラがiPhoneにとられて供給難というニュースがあったが、確かに、一時期1300万画素カメラ搭載というとソニー、という風にうたっていたが、最近はSamsungとなっている場合も増えてきている。
同ランク帯にあるJIAYU S3もSony 1300万画素カメラだが、LTE B1(2100Mhz)非対応なので推奨しない。

DOOGEEはちょっと古めの機種に対しても継続的にアップデートを提供してくれたりする。

なお、Nova Y100Xというちょっと似た機種のモデルはSoCがMT6582搭載の下位モデルなので注意。

メーカページ:「Valencia2 Y100 Pro製品ページ

CPU: MT6535
RAM: 2GB
ROM: 16GB
液晶 5.0インチ 1280×720
バッテリー: 2500mAh
カメラ:前面500万画素、背面1300万画素(ソニーCMOS)

・背面デザイン Elephone S2/S2 Plus
背面がガラスカット風にデザインされているのが特徴の、比較的薄型(6.8mm)のAndroid。
液晶以外はスペック共通で、5.0インチのS2と、5.5インチのS2 Plus、がある。
iPhone6っぽい感じもある。

Elephoneは公式サポートの結構ゆるく、公式フォーラムでいろいろやり取りがある。
公式サポートの面子が、Cynanogenmodイメージの配布とかしてくるのは予想外だったよ。

メーカページ:「Elephone S2」「Elephone S2 Plus

CPU: MT6535
RAM: 2GB
ROM: 16GB
液晶 5.0インチ 1280×720 / 5.5インチ 1280×720
バッテリー: 2100mAh / 2600mAh
カメラ:前面200万画素、背面1300万画素