DiskSuiteでシステムのミラーリング

DiskSuiteって知ってます?Solaris上でソフトウェアでRAID機能を実現するプログラムで、RAID5,ミラーリング(RAID1)、ストライピング(RAID0)を接続されている普通のHDDを使って実現できます。こいつはシステムのパーテーション、rootや/usr,swapをもミラーリングできてしまうという機能を持っています。
さて、本題。システムをミラーリングする場合の手順についてちょと記載。


まずは/etc/opt/SUNWmd/md.tabを書くのだ!標準で用意されているのがあるけど、それはrenameして新しくつくろう!
/dev/md/dsk/d10  1  1  /dev/dsk/c0t0d0s0
/dev/md/dsk/d0 -m d10
/dev/md/dsk/d20 1 1 /dev/dsk/c1t0d0s0
/dev/md/dsk/d11 1 1 /dev/dsk/c0t0d0s1
/dev/md/dsk/d1 -m d11
/dev/md/dsk/d21 1 1 /dev/dsk/c1t0d0s1

続いて、この記述にしたがってmetainitを実行するのだ!今回はrootもswapもumountできないので強制施行オプションをつけるのだ!
# metainit d20
# metainit -f d10
# metainit d0 d10
# metainit d21
# metainit -f d11
# metainit d1 d11

rootのデバイスがミラーになるので特別なコマンドを打ってシステムを変更する。
# metaroot d0

swapもミラーになりデバイス名が変わるので/etc/vfstabを書き換える。(rootはmetarootコマンドで書き変わっている)
/dev/md/dsk/d1 – – swap – no –

そして再起動。
# reboot

さっきのmetainitではミラーの片方しか登録していないので、もう片方を登録し、ディスク内データの同期を取る。
# metattach d0 d20
# metattach d1 d21

metastatコマンドで同期の状況を確認する。すべてstatusがOkeyになれば終了。

てな感じでDiskSuite4.xによるシステムのミラーはできますよ。

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