MTK手机网のMTK採用端末リストforMT6752/MT6732/MT6595/MT6592/MT6582


中国の「MTK手机网」はMediaTek端末についてのニュースサイトみたいなところで、MediaTek端末リストを作成している。

ただ、新着から消えてしまうと、どこにあるのかが探しにくい。
このため、メモ書きとして、URLを書いておく。

64位MTK MT6752八核手机有哪些
  64bitのCortex-A53 8コア 2.0GHzのMT6752を採用した端末リスト
  MT6592の後継SoCで、GPUはMali-T760を採用している
64位MTK MT6732手机有哪些
  64bitのCortex-A53 4コア 1.5GHzのMT6732を採用した端末リスト
  8コアのMT6752のローコスト版で、コア数が少ない以外にもクロックが低い
MTK MT6595手机有哪些
  Cortex-A7 4コア+Cortex-A17 4コア 2.5GHzのBIG.LITTLE構成のMT6595を採用した端末リスト
  GPUはPowerVR G5200(IMG G6200)を採用している。
  MT6592/MT6582とは異なりLTEモデムが組み込まれてるSoC
MTK6592八核手机有哪些 MT6592手机汇总
  Cortex-A7 8コア 2.0GHzのMT6592を採用した端末リスト
  GPUはMali-450MP4を採用している。
  LTE対応は外付けにMT6590をつけて行う
MTK6582手机有哪些 搭载MT6582四核芯片手机汇总
  Cortex-A7 4コア 1.3GHzのMT6582を採用した端末リスト
  GPUはMali-400MPを採用している。
  旧モデルのMT6589と比較し、低消費電力高性能になっている
  LTE対応は外付けにMT6590をつけて行う

リストをみる際に役立つ単語帳
厂商: メーカ名
屏幕:LCD
内存:内蔵ストレージ
电池:電池
摄像头:カメラの画素数
网络:電波規格
售价:価格
上市:発売中
近期:近日発売
移动4G:中国移動(China Mobile)のLTE。TDD-LTE 1900(B39)/2300(B40),FDD-LTE 2600(B7)
联通4G:中国聯通(China Unicom)のLTE。TDD-LTE 2500(B41)
5模:5種類のLTE対応。FDD-LTE 1800(B3)/2600(B7), TDD-LTE 1900(B39)/2300(B40)/2500(B41)
TDD-LTE 2500(B41)の中にTDD-LTE 2600(B38)が入っているが、国際的に使える方はB39=IMT-Eの方になる。日本のXGPはB41相当。
実際に使う周波数としてはB41は2496~2690MHz、B38は2570~2620MHz。

メーカ名の中国表記
联想:Lenovo
中兴:ZTE
华为:Huawei
酷派:Coolpad
佳域:JIAYU
凯派:Carpad
酷比:koobee
魅族:MEIZU
卓普:ZOPO
大可乐:dakele
金立:Gionee

MT6595搭載のリファレンス機がLenovo VIBE X2


9月に「MediaTek Labs」というサイトがオープンしていた。

そこでは、現在以下のものが提供されている

・ウェアラブルデバイス向けSoc MediaTek Aster (MT2502)用にLinkIt OSというOSと開発環境
・MediaTek SoCのAndroid機特有の機能を使うための MediaTek SDK for Android

MediaTek SDK for Androidでは、Dual SIM環境を含めたテストが行えるように改造されたAndroidエミュレータ環境も提供されている、という点が面白い。

で・・・エミュレータでの動作確認が済んだ、としたら、次は実機テスト
というわけで、公式には、何がリファレンス機として書かれているのかと確認。

Reference Android Phones

MT6595搭載の「Lenovo VIBE X2
lenovo-smartphone-ideaphone-vibe-x2-main

国際版のスペックとしては以下になっている。
CPU MT6595m 2.0GHz
RAM 2GB
ROM 32GB
Android 4.4
カメラ 1300万画素/500万画素
5.0インチ 1920×1080液晶

ネットワーク対応については、何種類かある模様。

4Gネットワーク 「FDD Band1/3/7(2100/1800/2600MHz)+TDD Band40(2300MHz)」or「FDD Band1/3/7/30(2100/1800/2600/2350MHz)」
3Gネットワーク 「WCDMA 2100/900MHz(Band1/8)」or「WCDMA 2100/900/850MHz(Band 1/5/8)」
2Gネットワーク 「GSM 850/900/1800/1900MHz」

fastcardtechでもLenovo VIBE X2は取り扱っているんだけど、中国国内モデルのようで、対応周波数帯がGSM+TD-SCMDA+TDD-LTEとなっている。

4Gネットワーク 「TDD-LTE 2496-2690/1880-1920/2300-2400MHz(Band 41/39/40)」
3Gネットワーク 「TD-SCDMA 1880-1920/2010-2025MHz(Band 39/34)」
2Gネットワーク 「GSM 850/900/1800/1900MHz」

国際版も入荷しないかなー


国際版が入荷した。

白色

Network Band: GSM 850/900/1800/1900MHz + WCDMA B1/B2/B5(2100/900/1700MHz) + TD-SCDMA B34/B39MHz + FDD-LTE B3/B7MHz

金色

どちらも、ネットワークは下記のようになっており、FDD-LTE 2100(Band1)が無いので、高速用途ではあまり活用できなさそうな雰囲気です。
4Gネットワーク 「FDD-LTE 1700/2600(Band 3/7)」「TDD-LTE 2496-2690/1880-1920/2300-2400MHz(Band 41/39/40)」
3Gネットワーク 「WCDMA 2100/900/1700(Band 1/2/5)」+「TD-SCDMA 1880-1920/2010-2025MHz(Band 39/34)」
2Gネットワーク 「GSM 850/900/1800/1900MHz」

ちょっと残念です

MediaTekのスマートフォン向け3G/4G対応SoC一覧(2014/10/24)


MediaTekの「Smartphone products」の製品一覧が誤解を招く表記になってるw

・MT6572 Dual-core platform with HSPA+
・MT6573 Quad-band HSPA platform
・MT6575 Dual-SIM HSDPA platform
・MT6577 Dual-core dual-SIM HSPA platform
・MT6589 Quad-core dual-SIM HSPA platform
・MT6592 Octa-core HSPA+ platform
・MT6595 Octa-core LTE platform
・MT6732 64-bit Quad-core LTE platform
・MT6795 64bit LTE Octa-core platform

この並びでみると、「MT6572 Dual」より「MT6573 Quad」の方が性能良さそうに見えちゃうじゃんw

性能順で正しく並べると、以下の様な感じですかね?

・MT6573 Quad-band HSPA platform
  ARMv11 650MHz
  PowerVR Seriase5 SGX
  MediaTekのスマホ向けチップとして初めてのWCDMA対応製品

・MT6575 Dual-SIM HSDPA platform
  Cortex-A9 1GHz
  PowerVR Seriase5 SGX
  そこそこ使えるようになってきたのがここら辺から

・MT6577 Dual-core dual-SIM HSPA platform
  Cortex-A9 1GHz 2コア
  PowerVR Seriese5 SGX
  日本にも搭載製品が入ってきたのは、ここから。
  安いけど悪くはない、という感じではあったのだが、
  2013年夏ぐらいまでが戦えてた時期かな、と

・MT6572 Dual-core platform with HSPA+
  Cortex-A7 1.2GHz 2コア
  GPU Mali400-MP1
  下にあるMT6589より後に登場した製品
  いままで外付けで必要としていたチップを統合した製品であるため
  バッテリーの持ちとかもいい感じになっている。
  MT6572でRAM 1GBあったら、2014年10月の時点でもそこそこ使えるんじゃないかな?
  MT6572Mは廉価版で若干スペックが低い

・MT6589 Quad-core dual-SIM HSPA platform
  Cortex-A7 1GHz 4コア
  PowerVR Seriese5XT
  日本には入ってきていない(はず)
  MT6589搭載機とMT6582搭載機があったら、基本的にMT6582の方が良いものになる。

・MT6582
  Cortex-A7 1.2GHz 4コア
  GPU Mali400-MP2
  なぜか公式ページにないが、存在している製品
  MT6589では外付けしていたチップを、統合した製品で
  MT6572(2コア)とMT6582(4コア)は兄弟と言える。
  このチップを使用して「LTE対応」と書いてある場合、それは
  外付けのLTEチップを使い対応している、という意味となる。
  MT6582Mは廉価版で若干スペックが低い

・MT6592 Octa-core HSPA+ platform
  Cortex-A7 1.7GHz/2.0GHz 8コア
  ARM Mali450-MP4
  MediaTek初の8コアなんだけど、8コアが有効に働いてないという噂(最近のfirmwareなら大丈夫みたい)
  このチップを使用して「LTE対応」と書いてある場合、それは
  外付けのLTEチップを使い対応している、という意味となる。

・MT6595 Octa-core LTE platform
  Cortex-A17 4コア+Cortex-A7 4コア
  PowerVR Seriese6
  LTE対応
  まだ、製品が出始めたばかりで、謎が多い。
  いまんとこ2種類のコアがうまいこと使えてない感あり

・MT6732 64-bit Quad-core LTE platform
  64bit Cortex-A53 1.5GHz 4コア
  ARM Mali-T760
  LTE対応
  まだ、これから製品が出てくるもので、謎が多いが
  ARMからいろいろ提供を受けて実装している模様

・MT6795 64bit LTE Octa-core platform
  64bit ARMコア 2.2GHz 8コア(Cortex系ではなく独自?)
  GPU 不詳
  LTE対応
  まだ、これから製品が出てくるもので、謎が多いが
  MediaTek独自でいろいろ設計している模様

LTE対応MediaTek MT6595のスペックと細かい型番バリエーション


MediaTek初のLTE対応SoC、MT6595の詳細について、徐々に出てきている。

MTK手机网「MTK MT6595可支持eMMC 5.0与USB3.0标准」より

MT6595 – Applications Sub-System
・AP MCU subsystem
 - Quad-core ARM Cortex-A7 1.7GHz, 512KB L2 cache
 - Quad-core ARM Cortex-A15 2.1GHz, 2MB L2 cache
 - NEON multimedia processing engine with SIMDv2/VFPv4 ISA support
 - 32KB L1 I-cache and 32KB L1 D-cache
 - DVFS technology with adaptive operating voltage from 0.9V to 1.15V
・External DRAM interface
 - Supports LPDDR2/3 up to 4GB
 - Dual channel, each with 32-bit data bus width
 - Memory clock up to 933MHz
・Security
 - ARM TrustZone Security
・Applications Interfaces
 - eMMC 5.0 interface
 - Dedicated x2 SDIO interfaces
 - SuperSpeed USB / USB2.0 + OTG
 - USB2.0 high-speed Host (IC-USB)x1
 - MIPI DSI 4+4 lanes
 - MIPI CSI 4+4+2 lanes
 - UART x 4
 - DPI interface
 - Dedicated x1 SPI interface
 - Dedicated x4 + Mux.x1 I2C interfaces
 - Dedicated x2 + Mux.x1 I2S interfaces
 - Dedicated connectivity interface (SDIOx1, PCMx1, UARTx2)
 - SIM x2 interfaces
 - AuxADC x3
 - (Pin Mux.) PWM x7 channels
 - (Pin Mux.) IrDA FIR/MIR/SIR

そして、動作クロックおよび対応周波数帯によるバリエーションモデルリスト

Part Number MT6595 Turbo
(2.4~2.5GHz)
MT6595
(2.1~2.2GHz)
MT6595M
(2GHz)
CMCC 4G(5m) MT6595W/K MT6595W/L MT6595W/M
CU 4G(4M)
(w/o TDS)
MT6595W/N MT6595W/O MT6595W/P
CMCC 4G(3M)
(TD-LTE/TDS/2G)
MT6595W/B MT6595W/C MT6595W/D
3G world phone
(FDD/TDD/2G)
MT6595W/G MT6595W/H MT6595W/I
CMCC 3G
(TDS/2G)
MT6595W/S MT6595W/T MT6595W/U

上記表の見方
CMCC 4G(5M)=中国の携帯電話会社China mobileの4G対応(5種類全て)=FDD-LTE,TDD-LTE,WCDMA,TD-SCDMA,GSM対応
CU 4G(4M)(w/o TDS)=中国の携帯電話会社China Unicomの4G(4種類)対応 (TD-SCDMA以外)=FDD-LTE,TDD-LTE,WCDMA,GSM対応
CMCC 4G(3M)=中国の携帯電話会社China mobileの4G対応(3種類)=TDD-LTE,TD-SCDMA,GSM対応
3G world phone=一般的な3G対応=FDD-LTE,TDD-LTE,WCDMA,GSM対応
CMCC 3G=中国の携帯電話会社China mobile 3Gのみ=TD-SCDMA,GSM対応

つまり、日本で使える可能性があるのはFDD-LTEとWCDMA対応のものになるので、
CMCC 4G(5M)対応の「MT6595W/K」「MT6595W/L」「MT6595W/M」
CU 4G(4M)対応の「MT6595W/N」「MT6595W/O」「MT6595W/P」
3G world phoneの「MT6595W/G」「MT6595W/H」「MT6595W/I」
ということになります。

MediaTekからLTE対応8コア(Cortex-A17*4+Cortex-A7*4)CPU MT6595発表


前々から噂されていたMediaTekのLTE対応チップが、正式に発表されました。

MediaTek Announces MT6595, World’s First 4G LTE Octa-Core Smartphone SOC with ARM Cortex-A17 and Ultra HD H.265 Codec Support

・LTE対応(TDD-LTE, FDD-LTE両対応)
・8コア、ただしCortex-A17 4コア+Cortex-A7 4コアの合計8コア(big.LITTLE対応)
・GPU PowerVR Series 6
・2000万画素カメラ対応
・WQXGA(2560×1600)出力対応
・WiFi 802.11ac対応
・各種衛星位置情報取得システム対応(GPS, GLONASS, Beidou, Galileo, QZSS)
・H.265 codec対応

2014年前半にチップはリリースされ、後半には搭載製品が出てくる予定とのこと。

なぜかGPUがPowerVRに戻っています。

・・・で、同時にARM社の方でも1つリリースが出ています。
ARM Enhances IP Suite for 2015 Mid-Range Mobile and Consumer Markets

こっちは2015年登場予定らしいのですが
・Cortex-A17コア
・GPU Mali-T720 / Mali-V500
というものが出てくるらしいです。

これは、GPUがMaliです。

MediaTekが全部自前でやろうとすると、PowerVRになる、って感じなんでしょうかねぇ・・・

まぁ、どちらにしろ、製品登場が楽しみです。