パソコンやスマホにHDMI入力をつけてビデオカメラの生中継に使う方法


注意:下記は情報のメモであり、私が実際にやった結果ではありません。


ビデオカメラで撮ったものをHDMIを通して、パソコンやスマホに入力し、中継アプリに取り込む・・・なんてことができるらしい。
それが「USB 2.0 FEBON168 UVC USB HDMI Grabber」です。

HDMI入力をUSB接続でパソコン、スマホに取り込めるようにする機械なのですが、USB汎用のUVC(USB Video Class)であるため、OS標準のドライバで認識してくれる、という優れものです。

実はこの製品だけでなく、全部で4種類の製品があります。
詳しくは「比較表」を見てもらうと分かりますが

USB2.0、安い、簡単、画質低め(1280x720p 30fps)、遅延がちょっと大きめ:USB 2.0 FEBON168 UVC USB HDMI Grabber 在庫切れ?
USB3.0、高画質(1920x1080p 60fps)、制約がキツイ:USB3.0 FEOBN198 UVC HDMI GRABBER CARD $149
USB3.0、簡単、そこそこ高画質(1920x1080p 30fps)、遅延が少ない:USB3.0 FEBON169 UVC HDMI Grabber card $179

という感じのようです。

アプリは、Androidだと「CameraFi Live」が薦められています。
他のアプリで本体内蔵以外のカメラが認識されるのかは、ちょっと分からない感じです。
なので、Androidのニコ生でライブができるか、というのは、未確認事項です。


2017/09/25 追記

 

Windows向けにでているWebCAMを、microUSB変換をかけてスマホにつないで、「CameraFi Live」を起動してみると、カメラとして選択できる、ということを確認
たしかに、汎用ビデオデバイスとして認識しているものであれば、使えそうですね


2021/04/07追記

Notice on USB Camera Connection Support in Android OS 10

Android 10でUSB接続のUSB Video Classカメラを認識しないようなサイレント変更がされ、Android 11で再度使える様になった、という問題があるようです。

Android 10では、Android API Level 27以下向けに作られたCameraFi Liveアプリを使うか、Android 10がアップデートされるか、になるようです。

超小型40×35.4mmのAllwinner H3搭載ボードNanoPi NEOが$7.99で登場



(2016/07/13 販売開始を確認したので内容修正)

cnxsoftwareにNanoPiシリーズの新製品情報が掲載されている。
Smaller & Faster than Raspberry Pi Zero: Meet NanoPi NEO ARM Linux Development Board
NanoPi_NEO

ラズパイZeroが65x30mmというサイズのところ、40×35.4mmというサイズに、Allinner H3を突っ込んだボードが出てきました。
しかし、その代償として・・・

・USBコネクタが1つのみ。その他に2つUSB信号を取り出せる端子を用意(半田付け工作必須)
・画面出力を無しに(HDMI出力もなし)
・GPIO端子は24ピンで、さらにコネクタは実装されていない(半田付け工作必須)
・オーディオ出力も端子はなしだが、信号を取り出せる端子を用意(半田付け工作必須)

といったものがあります。
ここまでするんだったら、RJ45端子は大きすぎるんで排除すればいいのに・・・と思わなくもない感じです。

現状はFriendryARM社のwikiに「中国語版のNanoPi NEO情報」しか掲載されておらず
現時点では価格は不明です。

果たしてどれくらいの価格になることやら?

2016/07/12に「NanoPi NEO製品ページ」が登場しました。
価格はRAM256MBモデルが$7.99、RAM512MBモデルが$9.99、送料は$10、となっています。
送料込みの価格では、Orange Pi One / Liteの方がちょっと安い感じですね。
基板サイズの小型具合をどの程度見込むのか?というところですね。

Friendlyarm wikiにも「NanoPi NEO情報(英語版)」が掲載されました。
また、「githubのfriendlyarmのAllwinner H3用カーネルツリー」もNanoPi NEO対応が取り込まれました。


Allwinner H3搭載ボード系のリスト

(表へのリンク)


指定WiFi APの電波状況を監視し、問題があったら電源をoff/onする装置WiReboot



cnx-softwareの記事で「WiReboot is a Watchdog Device Rebooting Your Router if the WiFi Connection is Lost (Crowdfunding)」というのがあった。

kickstarter案件で「WiReboot-Keep your Wifi on 24/7. Automatically reboot router」というプロジェクトの紹介。

どういうものなのか?

WiFi APの電源ケーブルに割り込ませる機械。
wireboot1

WiRebooterの監視対象としているWiFi APの電波が無くなった場合に、WiFi APの電源ケーブルを抜き挿しして、電源を入れ直す、という動作をします。

これが日本への送料込みで23ドル、という安い値段。
(「$18 CAD」の意味が最初分からなかったが「18カナダドル」でした)

基本機能に加え、3種類のオプションが用意されています。
・温度検知機能(Temperature add-on)
  熱暴走とかの検知
・湿度検知機能(Temperature and Humidity Add-on)
  水濡れを検知
・無線制御機器のon/off昨日(433 transmitter add-on)
  315MHz/433MHz帯を使うリモコンスイッチ機能を持つ機器のリモコン代替機能

wireboot2

で・・・この機械
オープンソースということなので、WiFiじゃなくても、指定IPアドレスからの応答がない場合、とかに改造することも可能なんでしょう。
つまりは、ラズパイが死んだ時に再起動、とかね
まぁ、現場にWiFi APが必要ではありますけどね

いろいろ使えそうなアイテムです

注意1:現時点では使用するESP8266が技適マークが取得されている個体を使用するのか不明
   ESP-WROOM-02 Wi-Fiモジュールで使われているSoCもESP8266シリーズで、こちらは技適取得済みです
   しかしWiRebootのサンプル写真に写っているESP8266はAI-Thinkerという3rdパーティ製で
   FCC以外の取得状況が不明です。
   参考情報:Wikipedia「ESP8266」に種類の違いがあり

注意2:WiReboot側のコネクタはUSBコネクタを電源コネクタ扱いで使っているため
   誤ってさしてしまい、壊す、という事故が起こりかねないので
   使う場合は接続先を間違えないよう、十分に注意してください。