HUIONの液晶タブレットのまとめ 2015年夏ベース


HUIONの液晶タブレットが話題なようで・・・

うちでは、2015年夏にGT-185HDを導入してみましたが、いろいろありました。
blog記事では、使い始めた、までしかはっきりとしたものを残していませんでしたが
最終的には他の人に譲渡しました。(ちなみに譲渡が決まるまで3箇所に貸し出しました)
このため、最近の状況についてはわかりませんが、いままで集まっている情報をベースに解説します。

まず、この製品を使ってみよう、という人に対しては2つの言葉を贈ります。

ワコム製品とは別物である
筆圧の動作の感じがワコムと異なる点を割り切ること

ワコムユーザは、これまでと同じタブレットだと思って使うとツライです。
頭を切り換える必要があります。

逆に、これからタブレットを使う、という人は気にならない可能性が高いです。

また、コミックスタジオ/CLIP STUDIOユーザは、ソフト側の設定で
筆圧動作を調整できるので、ワコムからの乗り換えでもなんとかなる可能性が高いです。
(話題になってる人も、クリスタユーザです。またクリスタがHUIONで動かないというのは意味がちゃんと読み取れない人によるデマです)
SAI ver1ユーザは、やめといた方がいいと思います。

では、広告のあとに詳細を・・・・


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HUION液晶タブレット製品の仕様関連

機種名 GT-185HD GT-220 GT-190
Aliexpress価格 $599 $799 $449
日本Amazon
解像度 1920×1080 1440×900
液晶の種類 IPS 18.4″ IPS 21.5″ TFT 18.9″
表示領域 408.96 mm × 230.04 mm 476.64 mm x 268.11 mm 409.8 mm x 230.4 mm
1pxの大きさ 0.213mm x 0.213mm 0.2485mm x 0.2485mm 0.3mm x 0.2mm
インタフェース VGA DVI HDMI VGA DVI
消費電力 DC12V 3Aアダプタ使用 36W以下 DC12V 4Aアダプタ使用 36W以下
外寸 485mm x 45mm x 296mm 520mm x 40mm x 320mm 454.4mm x 60mm x 361.8mm
重量 3.1kg 5.42kg 4.3kg

・GT-190/GT-190S(18.9インチ)は1世代前のもので解像度低い+HDMI無し
・GT-220(21.5インチ)とGT-185HD(18.4インチ)は解像度1920×1080でHDMIあり
・GT-185HDだけ、液晶の横にショートカット用の追加ボタンが搭載されている
・「GT-185」と「GT-185HD」があるが、「GT-185」は古いので買わないこと

・使えるペンはHUIONの液晶タブレット向けのもの(HUIONペンタブレット向けは使えない)
 GT-190/GT-220/GT-185HD共通で使える、とのこと
・液晶タブレット向けのペンは、USBで充電するタイプと、単4乾電池タイプの2つがある
 通常は充電タイプの方が入っていて、2種類入っているというのは基本無いはず・・・
・ペン自体の重さはワコムペンと大差はない。充電タイプだと、むしろワコムより軽い
・充電ケーブルはHUION純正以外は発見できなかった
 コネクタ自体は、汎用品っぽいのだが、秋葉原の部品屋を巡ったが、
 お店で売ってるコネクタの一番細いものより、さらにHUIONの充電端子の方が細く
 使えるものを発見できなかった
・使用中バッテリー切れを気にしたことは無い
 寝る時に充電しとけば問題ない感じだったし、3日ぐらいは大丈夫だった
 (どこまでいけるかチャレンジは、やらなかったので不明)
・ペン先は削れやすい
 製品に予備が8本ついていますが、結構削れやすいので
 しばらく使って問題ないようなら予備を買っておきましょう
 ペン先の構造が単純ではないので自作は難しいでしょう

・液晶本体の電源ケーブルの添付状況が若干怪しい
 良くあるパソコン用の電源ケーブルであるのだが
 海外仕様だったり、アース付きだったり、と製品や購入時期によってバラバラ

・接続ケーブルは汎用品が使える
 ペンの充電ケーブルだけ秋葉原で入手できませんでしたが
 それ以外のケーブル(電源、ディスプレイ、USB)は全て汎用品が使えます。

・画面保護シートは付けましょう
 製品に添付されてますが、結構傷つきやすいです。
 保護シートなしで使うのはお薦めしない感じです。
 1mm厚のプラ板置いてもペンがちゃんと動作したので、画面サイズさえ合えば何でも使えると思います

・ワコムドライバとHUIONドライバは共存できず、HUIONを使うにはワコムドライバを
 アンインストールする必要がある。
 このため、使い比べようとすると、ちょっとめんどくさい
・HUIONタブレットは、ワコム互換のWinTab APIと、タブレットPCのTablet APIの2つをサポート
・古いソフトはWinTAB APIのみサポートだが、HUIONではWinTAB APIの動作が少し微妙なところがある
  例: SAI ver1, PhotoShop CS4まで
・最近のソフトはWinTAB APIとTablet APIの両方をサポート
  例: SAI ver2, PhotoShop CS5から, コミックスタジオ, CLIP STUDIO
・標準設定で動きがおかしい場合は、HUIONドライバの設定で
 「タブレットPCサポート」にチェックを入れたり、
 各ソフトでTablet APIを使用するモードにしてみると改善されることがある
 WinTABのみ対応ソフトの場合は諦めるしかないかも・・・

HUION液晶タブレットの使用感について

・最終的に4人に使ってもらい、この製品で良い、と評価したのは1人だった
・ワコム製品に慣れ親しんでいる人ほど、きつい
 違うものを使っていると、割り切れるかが重要
・特にペン先の動作の違いが悩みの種
・微妙な強弱(筆圧)がつけづらい
・HUIONドライバの設定ツールで筆圧設定があるが
 それほど使用感が変わらない程度の変化しか感じられない
・コミックスタジオ/CLIP STUDIO利用者の評判が良いのは、ソフト側で
 ペン先に加わる圧力の変化を、どのようにソフト上で反映させるかの設定を
 自在に操れるから、という点にある。
 つまり、そのような設定が無いソフトでは結構つらい
 海外の利用者事例をみるとManaga Studio(英語版コミスタ)が多い、というのも
 同じ理由だと推測している

・時々ペンが動かなくなることがある
 その場合は、USBケーブルを抜き差しすれば、たいてい直る

・GT-185HDだと、なぜか1920×1080の全域にペンが届かない。だいたい1900×1000ぐらいの範囲
 具体的にはフル画面でアプリを表示させたときに、アプリを閉じれないぐらいの状況
 メーカに聞いたら仕様だそうで・・・
 twitterで見かけた他のユーザに聞いてみたら、同じだとか
 GT-190だとそんなことは無いようだ


2016/11/08追記

いままではHUION純正しか選択肢になかった液晶保護シートが、サードパーティーから3種類発売されました。

ペーパーライク
反射防止
ブルーライトカット
指紋防止
反射防止
抗菌
気泡レス
キズが付きにくい!
強化ガラス同等の高硬度
9Hフィルム
GT-156HD
GT-185 / GT-185HD
GT-220
GT-190

おざなりダンジョンのクラウドファンディングプロジェクト「おざなりダンジョン クラウドパンゲア」


学研から発売されていたマンガ雑誌「コミック NORA」、ここに1987年から連載されていた「おざなりダンジョン」というマンガがあります。
もか

いま現在、ファンタジー世界を舞台にしたマンガ、といった場合に出てくるマンガの形態の初期作品とも言える作品だと思います。
(ちなみに、ファミコン版ドラゴンクエストとD&Dルールによるロードス島戦記リプレイが1986年、ファミコン版ドラゴンクエスト2とファイナルファンタジーが1987年、富士見書房の雑誌ドラゴンマガジンの創刊とソードワールドリプレイ第1部連載開始は1988年、フォーチュンクエストとスレイヤーズが1989年です。)

おざなりダンジョンシリーズは、途中休止を挟みつつも、下記の4作品が刊行されています。
「おざなりダンジョン 1987/11~1996/11」
「なりゆきダンジョン 1997/2~1998/9」
「なおざりダンジョン 2004年~2010/2」
「おざなりダンジョンTACTICS 2010/4~2013」

TACTICSは、ひとまず話としては完結しているものの
いままで明らかになっていない謎な部分があったりもします。

そんなわけで、この度、続編を描くべく、クラウドファンディングプロジェクトが立ち上がりました!

新章突入!『おざなりダンジョン クラウドパンゲア』執筆支援プロジェクト

端的に言えば、「230万円あれば、続編描きます!」という話ですね。

開始の経緯やいままでに公開されたラフ画などに関しては下記のtwitterまとめにまとめてあります。
こやま基夫先生クラウドファンディング 応援・団結!トークイベント

2016/06/13 14:00現在、138万円(60%)で、締め切りまで残り15日、という状態。
達成できるかどうかが、若干微妙なラインです・・・

投資コースは下記の5つ
・5,000円:pdfデータ
・10,000円:↑+冊子
・20,000円:↑+色紙
・100,000円:↑+キャラクター秘密ブック+完成記念オフ会参加権
・300,000円:↑+3Dおもちゃ箱

開始時の予想としては「作品が見れる5000円コース」と「サインがもらえる20000円コース」が多いのかなぁ?と思ってましたが、
現時点での状況を見ると、「実物がある10000円コース」と「サインがもらえる20000円コース」の人気が高い、という感じになっています。

いまなら、まだ、どのコースも空きがあります!
投資しましょう!!!

Amazon版TopGearことThe Grand Tourのキャンペーン


いろいろあって、Amazon Prime Videoに移籍したTopGearトリオの新番組「The Grand Tour」のキャンペーンが開始された。

“The Grand Tour goes to Johannesburg” Competition

The Grand Tourの最初の企画は南アフリカのヨハネスブルグまでの旅
それを7月17日に現地で出迎えよう!、的な企画。

応募期間は6月2日~6月8日。
応募方法はTwitterでハッシュタグ「#TheGrandTourJoburg」で、いままで最もスゴイ場所に設営したテントの写真かビデオを投稿する。
応募は1アカウント1回のみ有効(恐らく複数投稿したら失格)
ビデオの場合、英語で30秒~90秒、ファイルサイズは500MB以下で製作すること。キャプション/字幕/クレジット/音楽などは含めないこと。

応募の中からTop10が決定され、それらはThe Grand Tourのトップページで使用される。
また、おそらくTop10の中から、ジェレミー、リチャード、ジェームスの3人が選んだもの(つまり計3枚)、ヨハネスブルグでの企画に招待される。

招待券を得た人は、もう1人をつれて参加できる。
最寄りの国際空港からヨハネスブルグまでのエコノミークラスの航空券が支給される
現地での3泊し、ホテルは4つ☆級を用意する
空港・ホテル・撮影スタジオ間の移動費用は支給
食事代相当として300ドルを支給(1人でも2人でも300ドルだけ)

全世界で3組・・・ちょっと無理そうですね^^;;;

Cavium社のサーバ向け64bit ARM CPU「ThunderX2」


台湾で開催中のCOMPUTEXにて、サーバ向け64bit ARM CPUというのが発表された。

プレスリリース「64-bit Arm Cpus
Cavium Announces ThunderX2™

ThunderX2™ ARM Processors」という製品ページも公開されている。

ざらっと読んでの特徴

・自社開発のARMコアを使用(Cortexシリーズを使っていない)
・アーキテクチャはARMv8
・2.5GHzで動作する24コア~48コアのCPU
・2CPU構成も可
・DDR3/DDR4のメモリを1TB以上も対応可能(まずは1TBまでサポートらしい)
・10Gb/40GbのEthernet、SATA v3インタフェース、PCIeインタフェースを多数対応可
・用途に応じた4種類のラインナップも用意
 それぞれ、各用途に応じたオフロード処理機構的なものを組み込んでいる
 ・ThunderX2 CP: ComPute prosessorsでクラウドコンピューティング向けで仮想処理とか特化
 ・ThunderX2 ST: STorage processorsでNASヘッド/ストレージヘッド向け
 ・ThunderX2 SC: SeCure processorsで暗号化処理が絡むセキュリティ機器/Firewall/ロードバランサなど向け
 ・ThunderX2 NT: NeTwork Centric Workload Optimized processorsなんだがCPシリーズとの差がよく分からない
・対応OSは、Ubuntu 16.04 LTS以降、SUSE SLES SP2以降、CentOS 7.2以降、FreeBSD 11.0以降
・RedHatは「RedHat Early Access for ARMv8」にて対応

おそらく、GigabytesのServer Barebone一覧にあるThunderX搭載の「2U 12-bay Cavium ARM Rackmount Server R270-T60 (rev. 100)」と「2U 24-bay Cavium ARM Rackmount Server R270-T61 (rev. 100)」などを置き換えていくのだと想定されます。