Broadcom BCM23550チップ採用のAndroid機種のメモ書き


Covia CP-F03aで採用しているSoCはBroadcomのBCM23550である。
これを採用している他のAndroidについてのメモ書き。
中華なあやしいベンダのものは除外している。

・「Xolo Q1000 Opus
インドのXoloという携帯電話会社から販売中の5.0インチAndroid。
BCM23550チップの製品ページでも紹介(11/18/13 – XOLO Leverages Broadcom Smartphone Platform to Power New Q1000 Opus)されている。

Software support pageに、2014/03/02提供開始のfirmwareがある。
(ちなみにXolo Q1000はMediaTek MT6589採用らしい)

Xolo Q1000 Opusのroot取得方法で検索すると「How to root Xolo Q1000 Opus」という記事が見付かるが、当blogで紹介している手法(Covia FleaPhone CP-F03aをroot化)と同じく中国の「一键ROOT工具 ROOT大师」を使用していた。

・「HTC Desire 6160
HTCが中国で販売している4.5インチAndroid。
このモデルもBroadcomページで紹介(Broadcom Quad-Core Baseband and Connectivity Platform to Power New HTC Android Smartphone)されている。
こっちの機種の情報は案外少なくて驚いた。

・「Cherry Mobile Sonic 2.0」
フィリピンのCherry Mobileという携帯電話会社の「Sonic 2.0」がBCM23550採用機種らしい。
らしい、というのはTeknoGadyet:「Cherry Mobile Sonic 2.0 Preview」とかいくつかのサイトで開梱記事が公開されているものの公式ページが見付からないので・・・
(注:Cherry Mobile SonicはAndroid2.3の旧機種です)

TeknoGadyet:「Cherry Mobile Sonic 2.0 Unboxing」では3999ペソで買ってきて開梱する、という記事があり、スペックも紹介されている。
4.0インチ(800×480)で2点認識の液晶と、低価格路線ながら、RAMは1GBあるらしい。
そこはちょっとウラヤマシイ。

・「Micromax Canvas A94 MAd
インドの携帯電話会社MicromaxのMicromax Canvas A94 MAdがBCM23550採用。
4.5インチ(854×480)でRAM 512MB。

Covia FleaPhone CP-F03aの/data領域が不当に一杯になる件


Covia FleaPhone CP-F03aなんですが、いつのまには/data領域が圧迫されている、ということがあります。
アプリ一覧を見ても、そんなに大量に使っているものはないはずなのに、空き容量がない、のです。

「CP CRASH」が原因です。
DVC00101.JPG
CP CRASHの時に表示されるメッセージには「Please wait for dump to finish」とあります。
そう、このときに/data領域に対してdumpファイルが書き込まれているのです。

具体的には「/data/dontpanic」に対して、2ファイルが書き込まれます。
・cp_crash_ddmmyy_HHMMSS.bin 23068672bytes
・console_ddmmyy_HHMMSS 最大524288bytes
(dd=日付、mm=月、yy=西暦、HH=時間、MM=分、SS=秒)

で・・・このファイル、どうやら、上限数無く、作られ続けるようです。
CP CRASHの発生回数が多いと、とんでもないことになってしまいます。

というかうちの場合、500MB食われてました。(25個あった)

一番やっかいな点は/data/dontpanic領域は、rootを取らないとアクセス出来ない、というところでしょうか。
なので、現状、一般的なユーザがこの問題に対処するには、端末初期化しかない、という状況じゃないかと思います。
この件は、Coviaに連絡してあり、現在、対処策を検討中とのこと。
もし、現段階でこの状況になっていたら、Coviaのサポートに問い合わせてみてください。

で・・・CP CRASHなんですが
うちは、「2014.3.17 CP-F03aのファームウェアアップデートのお知らせ」にある「一部のSIMで通信中に「CP CRASH」と表示され、再起動する現象。」の該当ユーザ(報告者の1人)です。

SIMは、IIJmioが2012年03月にサービス開始したときのデータ通信onlyの通常サイズのものを使っています。
3/17のfirmwareアップデート前は、1日に5回とか再起動していて大変でした。

その後、IIJmioのSMS対応のnanoSIMにmicroSIMアダプタをつけて2枚差しでの利用に変えています。
しばらくは順調に動いていたのですが、ここんところ再起動発生頻度があがって大変でした。

動作を観察していて感じたCP CRASHによる再起動の仮説

1. SIMを使ってデータ通信をする
2. 応答がこない時間が一定時間続く
3. ハードウェア側で強制再起動(CP CRASH)させる

で、発生頻度が上がったことについての仮説

1. いろいろ使って/data領域の空きが50MBを切った
2. 空きが少ないことで全体的に処理遅延
3. そんな状況でSIMを使った通信を行うと、応答が来ない時間が増える
4. ハードウェア側で強制再起動(CP CRASH)させる

なんて感じじゃないかと推測しています。

実は、500MBもあった/data/dontpanicのCP CRASH関連ファイルを削除したら、再起動がほとんどなくなったんですよね

はたしてほんとの原因は如何に!?

Covia FleaPhone CP-F03aで3G SIMを2枚入れてみた


Covia FleaPhone CP-F03aで3G SIMを2枚入れたらどうなるのか確認した。

手元に、IIJmioの980円プランの通常SIMと、IIJmioのファミリープランのnanoSIMがあったので、それをそれぞれさしてみた。

sim002
アンテナが立つのはSIM1側だけでした。

次にSIM1/2切り替えを行ってみます。
sim006

SIM1/SIM2ともアンテナが立たない状態から、しばらく待つと、以下のようにSIM2側だけでアンテナが立ちます。
sim008

で・・・再度、SIM1/2切り替え
sim009
メニューから選んで・・・

しばらく待つと、SIM1側だけアンテナが立つ。
sim011

・・・と、いうわけで、日本国内において、2つのSIMを同時に使うことはできない、というのが実地でも確認できました。

Covia FleaPhone CP-F03aをroot化


Covia FleaPhone CP-F03aにroot化を行ってみました。

(2014/06/06追記:Android 4.4版ではこの手順が使えません)

とりあえず、freetel FT132Aのときに使った中国の「一键ROOT工具 ROOT大师」が使えるのかな?と試してみました。

ROOT大师をインストールして、起動。
CP-F03aを接続。
root01

ちゃんと認識されていることを確認し、実行。

root02

処理中。

root03

完了。
端末が自動的に再起動されます。

で・・・・Titanium Backupを起動してみると、ちゃんと使える。
いとも簡単にroot化が完了してしまいました。

なお、このROOT大师を使った場合の問題点は、アプリが中国語、というあたりです。
Android端末にはroot化とともに、root権限管理アプリ「授权管理」、と、オリジナルのアプリストア「应用酷」がインストールされています。
オリジナルアプリストア「应用酷」のほうは、入れたままにしておくと、中国で配布されている改造版のアプリを入れられちゃう可能性がありますので、削除しておくことを推奨します。

なお、「授权管理」の方は、アプリのアップデートを行うと「ROOT大师」という名称に変更されます。
アップデートをした場合は、なくなった、とあわてないでください。

Covia FleaPhone CP-F03aのハードウェア周りについて


Covia FleaPhone CP-F03aのハードウェア周りについて書いてなかったので、つらつらっと書いてみる。

CPU Broadcom 23550 Quad-core 1.2GHz Cortex-A7 CPU
GPU Broadcom VideoCore IV HW
RAM 512MB
/data 1GB
内蔵SD扱いのストレージ 1.68GB
外カメラ 最大2560x1920px
内カメラ 最大640×480
LCD解像度 960×540
センサー系:加速度、照度計、近接センサーあり
(重力センサー、ジャイロセンサー、地磁気計、回転ベクトルセンサー、気圧計、温度センサー、歩数計無し)
NFC対応 ISO-DEP, NDEF, NFC-A, NFC-B, NFC-F, NFC-V, TYPE_KOVIO, Android Beam対応
Bluetooth BLEは非サポート
Wifi Direct対応
USBホスト機能対応
USBアクセサリ機能対応

GPSについては、みちびきは取ってくれないっぽい?

とりあえずは、そんな感じです。