Windows7でGet-AzureVM | Out-GridViewが動作しない

Azure環境をCLIで操作するためのMicrosoft Azure PowerShellですが、最近のバージョンでは、Windows 7 SP1のPowerShell 3.0では正常に動作しないコマンドがあるようです。

まず、現在のPower Shellのバージョンは「$PSversiontable」で確認できます。

PS C:\> $PSversiontable

Name                           Value
----                           -----
PSVersion                      3.0
WSManStackVersion              3.0
SerializationVersion           1.1.0.1
CLRVersion                     4.0.30319.34209
BuildVersion                   6.2.9200.16398
PSCompatibleVersions           {1.0, 2.0, 3.0}
PSRemotingProtocolVersion      2.2


PS C:\>

上記の「PSVersion」がPower Shellのバージョンになります。

次に、Azure Power Shellのバージョンは「(Get-Module Azure).version」で確認できます。

PS C:\> (Get-Module azure).version

Major  Minor  Build  Revision
-----  -----  -----  --------
0      9      2      -1

PS C:\>

上記の場合「0.9.2」です

この場合、「$vm = Get-AzureVM | Out-GridView -Title “Select a VM …” -PassThru」を実行すると、

PS C:\> $vm = Get-AzureVM | Out-GridView -Title "Select a VM ..." -PassThru
Get-AzureVM : パイプラインが停止されています。
発生場所 行:1 文字:7
+ $vm = Get-AzureVM | Out-GridView -Title "Select a VM ..." -PassThru
+       ~~~~~~~~~~~
    + CategoryInfo          : CloseError: (:) [Get-AzureVM]、PipelineStoppedException
    + FullyQualifiedErrorId : Microsoft.WindowsAzure.Commands.ServiceManagement.IaaS.GetAzureVMCommand

Out-GridView : インデックスが範囲を超えています。負でない値で、コレクションのサイズよりも小さくなければなりません。
パラメーター名:index
発生場所 行:1 文字:21
+ $vm = Get-AzureVM | Out-GridView -Title "Select a VM ..." -PassThru
+                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    + CategoryInfo          : NotSpecified: (:) [Out-GridView], ArgumentOutOfRangeException
    + FullyQualifiedErrorId : System.ArgumentOutOfRangeException,Microsoft.PowerShell.Commands.OutGridViewCommand

PS C:\>

Out-GridViewが「ArgumentOutOfRangeException」ということで実行できません。
(「(Get-AzureVM).Name | Out-GridView -PassThue」は実行できるんだけど、得られる出力では次の処理ができない)

この現象はMicrosoftがgithubに開設しているアカウントに報告されている。
Possible breaking change Get-AzureVM breaks pipeline with Out-Gridview (#3047) #13

これによると、どうやら、Power Shell 4.0が必要らしい。

Windows Management Framework 4.0」の一部としてPower Shell 4.0が配布されているので、こちらからダウンロードしてインストールする。
リンク先でダウンロードすると、いくつかのファイルがダウンロードできるが、Windows7の64bit環境で必要なものは「Windows6.1-KB2819745-x64-MultiPkg.msu」だけである。Windows7 32bitの場合は Windows6.1-KB2819745-x86.msu」

インストール&再起動後にPower Shellの状況を確認すると、以下のようになる。

PS C:\>  $PSversiontable

Name                           Value
----                           -----
PSVersion                      4.0
WSManStackVersion              3.0
SerializationVersion           1.1.0.1
CLRVersion                     4.0.30319.34209
BuildVersion                   6.3.9600.16406
PSCompatibleVersions           {1.0, 2.0, 3.0, 4.0}
PSRemotingProtocolVersion      2.2


PS C:\> (Get-Module azure).version

Major  Minor  Build  Revision
-----  -----  -----  --------
0      9      2      -1


PS C:\>

で・・改めて「$vm = Get-AzureVM | Out-GridView -Title “Select a VM …” -PassThru」を実行!

PS C:\> $vm = Get-AzureVM | Out-GridView -Title "Select a VM ..." -PassThru
Get-AzureVM : パイプラインが停止されています。発生場所 行:1 文字:7
+ $vm = Get-AzureVM | Out-GridView -Title "Select a VM ..." -PassThru
+       ~~~~~~~~~~~
    + CategoryInfo          : CloseError: (:) [Get-AzureVM]、PipelineStoppedException
    + FullyQualifiedErrorId : Microsoft.WindowsAzure.Commands.ServiceManagement.IaaS.GetAzureVMCommand

Out-GridView : インデックスが範囲を超えています。負でない値で、コレクションのサイズよりも小さくなければなりません。
パラメーター名:index発生場所 行:1 文字:21
+ $vm = Get-AzureVM | Out-GridView -Title "Select a VM ..." -PassThru
+                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    + CategoryInfo          : NotSpecified: (:) [Out-GridView], ArgumentOutOfRangeException
    + FullyQualifiedErrorId : System.ArgumentOutOfRangeException,Microsoft.PowerShell.Commands.OutGridViewCommand

PS C:\>

・・・あの・・・?

というわけで、当初もくろんでいたPower Shellを4.0にすることで対処できる、というわけではなく
アップデートしても、なんともならない、という救いようのない状態に・・・・

う~ん・・・


2015/07/21追記

githubのissue」にコメントが付いた

It’s a bug in PS 3.0 and 4.0 in that it fails to load the object and/or type info, if TableControl is not correctly configured.

This will be patched on our end for 3.0/4.0 in the incoming release. Stay tune. Thanks.

PowerShell 3.0と4.0におけるバグで、今度のリリースで修正される、とのこと。

Azure上の仮想ディスクを拡張する

このページの内容は「Azure上の仮想マシンのディスク拡張手法 2016年1月版」に置き換わりました。


Azure上にある仮想マシンで使用しているディスクの残り容量が減ってきた。
拡張するための手順を確認すると、一度VHDをダウンロードし、ローカルで拡張操作をした後に、再アップロードする、といったものが出てくる。

そんなバカな、と調べてみたところ、現在はそんなことをしなくてもいようだ。

Resizing Data Disks in the Cloud on Microsoft Azure with Windows PowerShell

Azure Power Shellモジュールのversion 0.8.15.1以降であれば、「Update-AzureDisk」のオプションとして「-ResizedSizeInGB」が追加されており、それを使用することで拡張することができる、とのこと。

ただ、2015/06/01現在、Azureのドキュメントの「Update-AzureDisk」は、version 0.8.10準拠ということで、このオプションが載っておらず、半ば隠しオプションとなってしまっている。

いや・・・ちゃんとしてくれよ・・・

しかも、Windows7で試したところ、Azure PowerShellモジュールを2015/06/01時点での最新ver 0.9.2にしても、このページ記載のコマンドが実行できないという事態も発覚。

「$vm = Get-AzureVM | Out-Gridview -PassThru」が失敗するという・・・

下記の問題と同様のようだ。
Possible breaking change Get-AzureVM breaks pipeline with Out-Gridview (#3047) #13

どうやらPower Shell 3.0では、動かず、Power Shell 4.0にする必要があるらしい。

そして、Power Shellは、Windows Management Framework 4.0に含まれるため
Windows Management Framework 4.0」を導入する必要がある、とのこと。

めんどくさいなぁ・・・・

pcsensor-1.0.3 for TEMPerV1.2/TEMPerV2 with multi device and multi sensor support

昨日、TEMPerV2を使っているユーザから、「githubであなたが改造したpcsensorに対してTERMPerV2対応を加えたものを公開してる人がいる」、ということを教えてもらった。

修正版:https://github.com/waja/pcsensors/blob/master/debian/patches/multiple_temerature_readings

ソースをみてもどういう修正なのかがわからなかったので、教えてくれた人に尋ねた。
TEMPerV2は、温度センサーを2つ持っているが、pcsensor.cの1.0.2では、1つ目の温度センサーの情報しか取得できない。
2つ目の温度センサーからも温度が取得できるようにした修正であるとのこと。

というわけで、自分のところのソース修正を開始

・センサーが2個である、という決め打ち修正はよくないのでMAX_SENSORで定義し
 それ以上の個数がある場合でも容易に対応ができるように変更
・センサーが1個しかないTEMPerV1.2で、2個分取得しようとすると異常な値になるので
 waja’s pcsensor.cの修正だけでは駄目なので、修正

修正したものを「https://github.com/osakanataro/pcsensor」にて公開しました。

また、「http://blog.osakana.net/sw/pcsensor/pcsensor-1.0.3.tar.gz」にtar.gzを置いています。

・マルチデバイス時にデバイス名を出力するオプション “-d”

# ./pcsensor -d
2014/07/11 10:42:13 Bus 002 Device 003 Temperature0 88.47F 31.38C
2014/07/11 10:42:13 Bus 003 Device 003 Temperature0 74.30F 23.50C
#

・接続されているTEMPerのリスト表示 “-D”

# ./pcsensor -D
0 is Bus 002 Device 003
1 is Bus 003 Device 003
#

・接続されているTEMPerの個別表示 “-D番号”

# ./pcsensor -D0
2014/07/11 10:43:48 Temperature0 88.47F 31.38C
# ./pcsensor -D1
2014/07/11 10:44:16 Temperature0 74.30F 23.50C
#

・摂氏/華氏表示の同時指定を可能にした

# ./pcsensor -c
2014/07/11 10:44:49 Temperature0 31.38C
2014/07/11 10:44:49 Temperature0 23.50C
# ./pcsensor -f
2014/07/11 10:44:53 Temperature0 88.47F
2014/07/11 10:44:53 Temperature0 74.30F
# ./pcsensor -f -c
2014/07/11 10:45:02 Temperature0 88.47F 31.38C
2014/07/11 10:45:02 Temperature0 74.30F 23.50C
#

・1つのデバイスに2個の温度センサーがついている場合

# ./pcsensor -c -n2
2014/07/11 10:44:49 Temperature0 31.38C
2014/07/11 10:44:49 Temperature1 23.50C
#

なお、センサーが1つしかないもので、-n2指定すると以下の様な異常値になります。

# ./pcsensor -c -n2
2014/07/11 11:09:41 Temperature0 214.60F 101.45C
2014/07/11 11:09:41 Temperature1 32.00F 0.00C
#

Windowsバッチファイルでping応答の違いで動作をかえる

Windowsバッチファイルで、指定IPアドレスから応答がなくなったら次の作業を実施する、という処理をやりたかったので作った。

普通にping実行時のERRORLEVELを見ればいいか、と思っていたが、試験した環境では応答があってもなくてもERRORLEVEL0だったので判別ができなかった・・・

調べたところ「otnx.jpのコマンド別/ping」に調査した結果と回避方法があったのでそれを使った。

ちなみにotnx.jpではfindで「bytes=32」を引っかけていたが、日本語環境だと「 バイト数 =32」になってしまう。しかし、バッチには日本語文字列を書きたくなかったので、その後ろにある「ms TTL=」の方を引っかけるようにした。

・停止待ちバッチファイル

応答がなかったら終了。
応答があったら3回繰り返す

@echo off

set COUNT=0

:error
set /a COUNT=COUNT+1
echo %COUNT%
if "%COUNT%" == "3" goto errorout
ping -n 1 IPアドレス | find "ms TTL=" > NUL
if ERRORLEVEL 1 goto notrespond
timeout /t 5  > nul
goto error

:notrespond
echo host stopped
goto end

:errorout
echo host not stop

:end

・起動待ちバッチファイル

ping応答があるまで待機する
3回繰り返してもping応答がなければ諦める

@echo off

set COUNT=0

:error
set /a COUNT=COUNT+1
if "%COUNT%" == "3" goto errorout
ping -n 1 IPアドレス | find "ms TTL=" > NUL
if ERRORLEVEL 1 goto error

echo host working
goto end

:errorout
echo host not working

:end

Windows上でperlを使って日本語ファイル名を操作する(メモ

slashdot.jpの「Perlはゾンビだ」に、日本語Windows環境において、perlを使って日本語ファイル名を操作する時の注意点がまとめられていたので、引用&備忘録化。

過去にperlスクリプトを作る際、ファイル内に書かれた日本語の操作に関することはWindows/Linuxで動作が共通化できたものの、「日本語ファイル名の取り扱い」について、Windows上での動作がいまいち分からず、面倒になり、NASに該当ファイル群を置き、Linuxで処理する、ということをしたことがある。

その時に受けた感じからすると、以下の解説は非常に納得がいくモノだった。

Anonymous Coward の書き込み (#2628619) 」より

コマンドラインからの引数取得とかファイル操作とかのたびに
@ARGV = map { decode(‘cp932’, $_) } @ARGV; とか
open my $fh, ”, encode(‘cp932’, $filename) or die $!; とか
@files = map { decode(‘cp932’, $_) } readdir($d); とか
if (-f encode(‘cp932’, $filename)) とか
mkdir encode(‘cp932’, $filename); とかソース全体にわたって書かなければならないこと。

これが面倒だと思わない奴はWindows上でPerlを本気で使ったことがないとしか思えない。少なくとも小飼弾はMac使っているようだし。つーか面倒だと思わないならそもそもどうして開祖が「怠惰はプログラマの美徳」とか言ってる言語なんか使ってるの?

56億7千万歩ほど譲ってこれは面倒ではないということにしても、Windows以外の環境への移植性がまったくない。Windows上でシステムロケールを変えただけで動作がおかしくなる。当然どんな環境で動くかわからないモジュール内では使えない。
まあいちおうこれには対処の方法があって、
use Encode::Locale;
@ARGV = map { decode(locale, $_) } @ARGV; とか
open my $fh, ”, encode(locale_fs, $filename) or die $!; とか
@files = map { decode(locale_fs, $_) } readdir($d); とか
if (-f encode(locale_fs, $filename)) とか
mkdir encode(locale_fs, $filename); とかさらに呪文を積み増しすればいいらしい。
MacやLinuxでこんなことわざわざしてる奴いないと思うけど。つーか忘れてもたいてい問題なく動くからWindows以外の環境で正しく書くのが超困難。だから結局Windowsに移植する奴が貧乏クジを引かされる。Windows上ですら、localeとlocal_fsが違う環境があるというバグを知らずに踏んでも気づかない。

しかし実はEncode::Locale;使ってもまだ不十分で、システムロケール(日本語版ならシフトJIS)で表せない文字を含んだファイル名が扱えない。いちおうWin32::Unicode::Fileというモジュールがあるようだが、ファイル読み書きをモジュール内で独自に行なっているので信じられないほど遅くて捨てた。Win32::Longnameというモジュールがちょっとはマシなようだが、どちらにしてもまたも移植性がなくなる。

自分で書くコードは上記の面倒じゃないことにした書き換えを「するだけで」済むとしても、File::compareのような超基本的モジュールすらいまだに非対応。

Perlでこのへんが改善される見込みはまったくなさそうなので、自分はPythonの勉強を始めた。

そして、(#2630401) より

> ・PerlをUTF-8ベース(CP65001)でPerlを動かす
> ことだと思います。

Console CPはファイル名で使われるコードページにはまったく影響を与えない。Encode::Localeでもlocale_fsとconsole_inとconsole_outが別々に定義されている(そう、APIレベルではコンソール入力と出力さえ異なる可能性がある)。Perlの仕様をまともにするためにあなたのような知ったかぶりバカをマサカリで殴って回るよりコストがかからないに違いないからPythonの勉強を始めたの。

> 普通のコマンドプロンプト(SJIS)ベースでは不可能。

Windowsにはコンソール入出力にもワイド文字APIがあり、それを使えば可能(リダイレクトやパイプが絡むとこっちの都合だけでエンコーディングを決められないけどそれはCygwinでも同じだし)。もちろん今あるPerlでは不可能だがそれは実装の手抜きにすぎない。そもそもCygwinはどうやってUTF-8文字を受け付けるコンソールを実現してると思ってるの?

> ・UTF-8 な cygwin の環境を構築し、その上で Perl を使う

Cygwinはパスの扱いが特殊すぎて、結局普通のアプリとパス名をやりとりする際にパスの変換/逆変換が必要なので、面倒だとか移植性ゼロだとかいう問題は何も解決しない。Perlがmsvcrt使うのやめて、UTF-8←→UTF-16LE変換を行ってワイド文字API呼び出して、Encode::LocaleはあたかもロケールがUTF-8であるかのようにふるまってくれるのが一番いいのだが、それを実現するために投入するコストを考えるとすでにまともな処理している言語の乗り換えにコストを振り向けたほうがどう考えても省エネ。

> ・@ARGVやファイル名を、スクリプト本体内のデータ処理と混ぜない

それを面倒と思わないなら以下略