Jz4760はdual core?


検索ワードを見ていたら「Jz4760 デュアルコア」なんてのがちらほらと・・・

実質としてはJz4760はシングルCPUですよ!

正確には「Xburst」というコアが2つ積まれています。
そのうちの1つをCPU用に、もう1つをVPU(video processing unit)用に使用している、というところです。
なので、「Xburst dual core」という表記も、間違いではありませんが、「CPUがdual core」ではありません。
また、Xburstコア自体は600MHzで動作していますが、Xburstコアが2つあるので600MHz+600MHzで「1.2GHz」だ!とか無茶を言ってるスペック表もあったりするので、注意してください。

ちなみに、後継のJz4770では、VPU用のXburstは完全にVPUに特化してしまったようで、XburstコアはCPUの1つないような感じに変わっているようです。

Xperia X10 mini proのカスタムROM事情 2011/10/27版


この記事は「Xperia X10 mini proのカスタムROM事情 2012/04/23版」で置き換えられています。
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最近のXperia X10 mini proのカスタムROM事情

Android 2.3ベースのカスタムROMが主流となっています。
また、kernel部分については、標準kernelもしくはZombie Panic Kernelという2択です。
Zombie Panic Kernelの導入方法についてはXperia X10 mini proのkernelを書き換えるを参照してください。

Android 2.3ベースのカスタムROMは、おもに4種類、とその亜種2つ、という感じです。
・Ginger DX Pro
・Flame.E
・GinTonic SE
・MiniCM7 pro
この4種類のどれかを使っておけば、無難といったところでしょう。

なお、ドコモユーザは現状リリースされているカスタムROMを使う際は十分に注意が必要です。
ドコモSIMが入っていると、APNとしてmopera.netを問答無用で選択した状態で、なおかつ、データ通信が有効になっているため、初回起動時に「FOMAパケット通信料[一般]」扱いのパケット通信が発生してしまいます。最短で手順を進めたとしても30円程度の料金がかかりますので注意してください。
回避するには、初回起動時はSIMを抜き、「データ通信を有効にする」のチェックをはずした状態で電源を切り、SIMを指し、設定を行ってください。

GingerDX pro
Eyama氏がdoixanh氏のGinder DXをX10 mini proに移植したもの。
Zombie Panic kernelを使用すること前提のパッケージ内容。
標準kernel(stock kernel)を使用するには同時配布のモジュール集も追加でインストールする必要がある。

Flame.E
Eyama氏がいままで他のカスタムROMに携わった経験を活かして組み上げたもの。
Zombie Panic kernelを使用すること前提のパッケージ内容。
標準kernel(stock kernel)を使用するには同時配布のモジュール集も追加でインストールする必要がある。

GinTonic.SE
slade87氏がdoixanh氏のGinderDXをベースにX10 mini proに移植したもの。
Eyama氏のGingerDXより後発ではあるが、カスタムkernel作者が作っているということもあり、期待が大きいもの。
ただ、癖は強いかもしれない。
Zombie Panic kernelを使用すること前提のパッケージ内容。
標準kernel(stock kernel)を使用するには同時配布のモジュール集も追加でインストールする必要がある。
また、X10 mini proのfirmwareで、2.1.1.A.0.6と2.1.1.C.0.0とで無線部分の動作の違いが発見されたため、2.1.1.C.0.0ユーザ向けに追加モジュールもでている。
なお、この変更の話は、他のカスタムROMに派生する可能性があるので、今後の動向に注意。

MiniCM7 Pro
paul-xxx氏がnobodyAtall氏のMiniCM7をX10 mini proに移植したもの。
元のMiniCM7はFreeXperiaProjectの一部になり、CyanogenMod7をカスタマイズしたもの、という位置づけになっている。
MiniCM7 proは、標準kernel(stock kernel)向け、しかも2.1.1.A.0.6向けとして作成されている。
2.1.1.C.0.0には対応していないので注意。
最近、開発停止宣言を出しているので、今後の動向が注目されるところ。

以下の2つは亜種、という感じのものです。

MiniCM7 SonyStyle
paul-xxx氏のMiniCM7 proをソニエリ純正のような感じで使えるようにカスタマイズしたもの。
4コーナーランチャーなど搭載。
純正の雰囲気が好きな人にお勧め。
MiniCM7 proと同様に、標準kernel(stock kernel)向け、しかも2.1.1.A.0.6向けとして作成されている。

ArcMini
Pranav110089氏がGingerDX ProをベースにXperia Arcっぽい雰囲気に改造しているもの。
機能的にはGingerDX Proと同じなので、カスタムkernel向け。

番外
CM7.1.0 – FreeXperia Project
FreeXperiaProject作の、ほぼオフィシャルのCM7.1。
なんだけど、2011/10/27時点で最新のFXP043aでも実用に耐えない。
しかも、開発中止的は話をしている。

Xperia2011年モデル bootloader unlock無しでのroot取得に成功


ついXperia 2011年モデル、つまりXperia Play,Arc,Arc S,Acro,Mini,Mini Pro,Active,Pro,Neo,Neo Vでbootloader unlockをしなくても、root取得ができるようになったようです。

Revolutionary – zergRush local root 2.2/2.3にて公開された「zergRush」という技を使い、XperiaもしくはSumsung端末のAndroid 2.2/2.3でrootを取得する方法です。
(Android 3.0では使用できません。)
2010年のXperia X10でも使用できるようです。

上記のURLで公開されているものは、ほんとにzergRushのみで、その他にいろいろ必要なapkとかがあります。
それらを含めて手順化したのが、 [HOW-TO] Root Xperia PLAY (& many more phones) v2.2+ (zergRush Method)です。

といっても、やっぱりめんどうなのは変わらず、zergRushとsu、SuperUser.apkを持ってきて以下の手順で転送&実行する、というものです。

> adb shell mkdir /data/local/tmp
> adb push zergRush /data/local/tmp
> adb chmod 755 /data/local/tmp/zergRush
> adb shell
$ cd /data/local/tmp/
$ ./zergRush
>adb remount
>adb push su /system/bin
> adb push su /system/xbin
# chmod 4755 /system/bin/su
# chmod 4755 /system/xbin/su
# exit
> adb install Superuser.apk

で、もっと簡略化されたもの、ということで、[ROOTING] Xperia 2011 Easy Rooting Toolkit [v1.0](zergRush Exploit)という手順が出てきました。

上記の手順を全てバッチで処理してくれる、というものです。

DooMLoRD_v1_ROOT-zergRush-busybox-su.zipをダウンロードして、中にある「runme.bat」を実行するだけ!

というところまで手順が簡略化されています。

この手順では、Busyboxもインストールされ、いろんなコマンドを実行しやすい環境をさらに整えています。

このzergRushがいつ対策されるかわかりませんが、それまでは簡単にroot取得できそうですね。

Sony Reader PRS-T1英語版をAndroid化する話


Sony Reader PRS-T1英語版のAndroidハックの手法が公開されていたのでご紹介。

ネタ元: THE ELECTRONIC BOOK(ロシア語サイト):PRS-T1 Android rooting (packages)
 上記のGoogle Translateによる翻訳

関連フォーラム: mobileread(英語サイト)のフォーラム:PRS-T1 Rooted: Installation packages

必要なもの
・Minimal Root Set
 AndroidアプリとしてはAWDLauncherEx, SuperUser, Dropbox, AnySoftKeyboard, CoolReader, ColorDict3, Terminal, RootExplorer, Gallery3D, ColorPicker, PackageInstaller, Calculator などが含まれています。
・Rescue Set
 元に戻すために使うそうです。

手順
1. Minimal Root Setを展開
2. Sony Readerをデータ転送モードでPCに接続
3. PC側でflash_reader.batを実行
4. 「Agree」する
5. 待つ
6. 15~20分待てば使えるようになる

また、Sony Readerをadb接続するにはadb接続用のドライバのinfファイル「android_winusb.inf」に対して、「USB\VID_054C&PID_05C2&MI_01」用の登録を追加すれば良いそうです。

なお、実機を持っていたり、しばらく購入予定はないので、あくまで紹介、です。

/data/appと/system/appの動作の違い


「/data/app /system/app 違い」で検索してきた人がいたので、書いてみる。

・端末初期化時の動作の違い
 /data/appは端末を初期化すると消える。
 /system/appは残る。

・インストール処理の違い
 /system/appにあるものは、初回起動時にインストール処理が行われる。
 /data/appにあるものは、インストール処理が行われない。
 インストール時に/data/data/パッケージ名/ディレクトリ内にファイルを
 作成するという動作をする様な場合、支障が生じる可能性がある。

・アンインストールできるかどうか?
 /system/appにあるものはアンインストールできない
 また、/system/appにあるものに対してアップデートがでた場合は
 /data/appにアップデート版が配置されることになる。

・なんで/system/appにアプリケーションを追加するのか?
 →/dataパーテーションの空き容量確保のため
  ただしアップデートが頻繁に行われるようなアプリケーションでは意味が無い

・/system/appのアプリを消したいんだけど
 →通常の手段では無理
  

# mount -o rw,remount / /system
  # cd /system/app
  # rm ~.apk
  #

  とかで強制的に削除することはできる。
  また、pmコマンドでdisableとすることでアプリを起動させないことも可能である。
  

# pm disable パッケージ名
  #

  上記で指定するパッケージ名はapkのファイル名ではないので注意。
  「pm list packages」でパッケージ名を確認すること。
  なお、無効にしたものは「pm enable パッケージ名」で有効に戻すことができる。