MIPS Android Bopad Q720


MIPS系CPU Jz4760搭載の中華pad Bopad Q720 についていくつか情報が出てきた。

といっても、GPSありだよー、っていう話だけですが・・・

君正J4760B芯片(博派Q720平板)测评报告
全体的な話

博派Q720平板增加GPS导航功能
GPS搭載していることについての記事っぽい。
micdigiの英語記事 Should The Tablet PC Be Equipped With The GPS と同等?

CPU Jz4760 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 2GB
スクリーン 7インチ 800×480 感圧式
無線LAN あるようだが詳細不明
外部向け画面出力 なし
バッテリー 2200mAh? 3000mAh?
電源入力 不明
サイズ 不明

MIPS Androidについて


MIPS androidについてざらっと調べて出てきたものを並べてみる。
2011年7月現在、Jz4760系とAMT-7001系の2種類がある。
Jz4760系は、firmwareの基本部分は共通でMIPSの公開ソースをベースとしているようだ。そのベースに各社のハードウェアに合わせてドライバを追加しているような感じ。

・Velocity Micro: Cruz T301
アメリカで2010年秋ぐらいから販売中らしい。
2011年5月にAndroid 2.2へのアップデータがでた。

CPU Jz4760 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 2GB
スクリーン 7インチ 800×600 感圧式
無線LAN 802.11n
外部向け画面出力 不明
バッテリー 容量不明
電源入力 不明

・溶叡(ronzi): ronzi A3
2011年5月ぐらいから販売されている。
MID E430という名称で販売しているところもある模様。

CPU Jz4760 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 4GB
スクリーン 4.3インチ 480×272 感圧式
無線LAN 802.11b/g
外部向け画面出力 アナログ TV-OUTあり
バッテリー 容量不明
電源入力 5V

・溶叡(ronzi): ronzi A5
2011年5月ぐらいからメーカページには掲載されているが、一向に製品を見かけない5インチバージョン。
CPUがXburstとなっているが、Jz4760であるかどうかは確認が取れていない。

CPU Xburst 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 4GB
スクリーン 5インチ 800×480 感圧式
無線LAN 802.11b/g
外部向け画面出力 アナログ TV-OUTあり
バッテリー 容量不明
電源入力 5V

・歌美(gemei): HD8800 PRO
2011年7月現在、発売されているんだか、いないんだか、よくわからないモデル。
見た目はronzi A3との類似点が多いが、裏面のデザインが違う感じ。
HDMI出力もあるというし。
後述のHD8900-PROのCPUはAMT-7001らしいが、こちらについてはMIPS系であるという点以外には情報がまだない。
どうやらリリース中止になった模様。(2011/09)

CPU 不明 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 4GB
スクリーン 4.3インチ 480×272 感圧式
無線LAN 802.11n ?
外部向け画面出力 HDMIあり
バッテリー 容量不明
電源入力 5V
サイズ 114x75x12mm

・歌美(gemei): HD8900 PRO
2011年7月ぐらいから販売を開始したらしいモデル。
ただの5インチ版かと思ったら、解剖記事によれば炬力集成(Actions Semiconductor)製のAMT7001というCPUを使用しているようです。
firmware updateがある。(2011/09)

CPU AMT7001 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 8GB
スクリーン 5インチ 800×480 感圧式
無線LAN 802.11n ?
外部向け画面出力 HDMIあり
バッテリー 容量不明
電源入力 5V
サイズ 129x86x13mm

・怪しげなGSM携帯: P800
メーカページは見かけない。
xda-developerにP800 chinese dual sim Android ? upgrade to 2.2.1という記事があったりで、firmwareの入手とかは可能。
Z800というモデルもある模様。

CPU Jz4760 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 不明
スクリーン サイズ不明 感圧式
無線LAN あるようだが詳細不明
外部向け画面出力 なし
バッテリー 容量不明
電源入力 不明
サイズ 不明

・BOPAD Q720
いくつかの情報サイトに掲載されているがメーカページはよくわからない。

CPU Jz4760 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 2GB
スクリーン 7インチ 800×480 感圧式
無線LAN あるようだが詳細不明
外部向け画面出力 なし
バッテリー 2200mAh
電源入力 不明
サイズ 不明

MIPS android gemei HD8900 PRO


gemei(歌美)という会社から、HD8900 PROというMIPS Androidタブレットがでるらしい。

ネタ元: imp3.netの記事

CPU MIPS
RAM 256MB
内蔵ストレージ 8GB
5インチ 800×480
HDMI出力有り
価格 399元

触れ込みを見る限りでは、ronzi A5と同じものである可能性が高そうである。
というか、ronzi A3相当とおぼしきHD 8800PRO(imp3.netの記事)なんてものも、4G/299元って値段で販売するようです。

HD8900PROとHD8800PROの比較記事(imp3.netの記事)にある写真を見る限りでは、筐体は同一ではないものの、配置とかは同じような感じですし。

メーカの製品紹介HD8900 PROはいいのですが、下の方に気になるものも・・・
HD8900LEとかHD8800LEってものが・・・
HD8800LEは、4.3インチ液晶のronzi A3相当の大きさだけど、物理的なボリュームボタンがあったりとか、HDMI出力があったりとか、だいぶ違う模様。

詳しく調べてみると、ハードウェア的には「PRO」と「LE」はハードウェア的に別物で、また、OSも違うようです。

とりあえず、gemei HD8800 PROのfirmwareを探してみるかな

— 2011/07/20 14:00 訂正 —
すzのAspireOne:JZ4760 Android MIDのコメント欄にてriverRunnerさんの書き込みがありまして、
HD8900PROの分解記事のリンクとともに、CPUはATM7001である、とのことでした。
炬力集成(Actions Semiconductor)の製品だと思われるのですがATM7001という製品についての記載が見当たらないという・・・
しかし、Ingenicと同様に「ミップス・テクノロジーズとActionsc Semiconductor社、
Android™ 「Honeycomb」をタブレット向けの新しい1.3GHzチップに搭載するために協力
」というプレスリリースを出しているので、MIPS Androidはやっているようです。

中華padのCPUスペック その2


micdigiのThe Tests Of Haipad M8という記事の中で、ベンチマーク結果がいくつか掲載されていた。

中華padでよく使われているCPUのnbench結果

CPU名称 CPUスペック メモリ 整数 浮動小数点
Vimicro(中星微) VC882 Cortex-A8 1GHz 2.889 4.038 0.759
AMLogic AML8726-M Cortex-A9 800MHz 2.255 3.006 0.916
SAMSUNG(三星) S5PC110 Cortex-A8 1GHz 2.947 4.017 0.771
Rockchip(瑞芯微電子) RK2918 Cortex-A8 800MHz 2.377 3.28 0.627
Rockchip(瑞芯微電子) RK2918 Cortex-A8 1GHz 2.599 3.591 0.636
Telechips TCC8803 Cortex-A8 1GHz 2.84 3.662 0.703

この調子で他のベンチマークソフトの結果も比較して欲しかったところですが、残念ながら、これ以降はHaipad M8(VC882搭載)とAinol NOVO 8(AML8726-M搭載)の比較結果のみでした。

とはいえ、VC882に搭載されているGPU Vivante GC400と、AML8726-MのGPU ARM Mali-400の比較は重要です。

項目 Hipad M8
VC882
NOVO 8
AML8726-M
GPU 開発元 Vivante ARM
型番 GC400(40nmモデル) Mali-400(1core)
トライアングル数 14M tri/s 25M tri/s
ピクセル数 280Mpix/s 250Mpix/s
Neocore フレームレート 13.6fps 25.1fps
NenaMark1 フレームレート 9.1fps 計測できず
NenaMark2 フレームレート 8.0fps 12.4fps
GLBenchmark 2.0 Egypt High 4.0fps 11.8fps
Egypt Standard 5.4fps 12.5fps
Pro High 12.1fps 22.9fps
Pro Standard 15.3fps 23.9fps(?)

ARM Mali-400のが性能が高いようですね。

ちなみに、VianteのGPUは、IngenicのJZ4770にも搭載されているとのことで、中華padでの採用例が増えてくるんでしょうね。

でも、JZ4770に搭載されるのは、何相当の機能なんだろうか?
Vivanteの製品ページにある内容と、JZ4770のデータシート(pdf)の記述を比較すると・・・

データシート上にあるGPUスペックに関する内容
・2D Graphic – Pixel rate up to 200M pix/s
・3D Graphic – Geometry rate up to 20M tri/s
・3D Graphic – Pixel rate up to 200M pix/s

これを満たせそうなものとなると、GC400かGC500、というあたりの模様。
そうなると、JZ4770での性能はあまり期待できなさげな感じです・・・

なお、その1は中華padでよく使われるCPUについてのメモです。

Zii ZMS-08搭載の中華pad NK970-2E


Creative傘下のZiiが作ったマルチメディア系CPU ZMS-08を搭載した中華padが出てくるそうですね。

ネタ元: micdigiのThe NK970-2E Based On iPadZMS-08 processor

機種名: NK970-2E
CPU ZMS-08(Cortex-A8) 1GHz
RAM 512MB
内蔵ストレージ 8GB
9.7インチ 静電式マルチタッチ対応スクリーン
3G あり(Qualcomm QSC6270使用なのでHSDPA対応のはず)
Android 2.3

ツラが思いっきりiPad 1しているのがあれですけど・・・

まぁ、Creative ZiiO 10インチが進化した形の中華padだと思えばよさそうです。
(ZiiO 10インチは感圧式で3G通信はありません)