freetel FT132Aでrootを取得する


freetel FT132Aでrootを取得してみた。
なお、手順を誤ると起動しなくなる可能性があるので、十分注意して行うこと。
いまのところ、誤った場合の復帰方法を見いだせていない・・・(←最後で手順を誤った愚か者

ロシアの「Восстановление,прошивание,создание бекапа,пака,CWMR,рут 」で紹介されているものを使った。

注意:この手順をやるとAndroid側のGoogleログイン設定が初期化されるようで、再ログインが必要になりました。
(インストール情報やアプリの状態はそのままでした)

(1) freetel側で準備の設定
freetelの[設定]-[セキュリティ]-[提供元不明のアプリ]にチェックを入れる
続いて[設定]-[開発者向けオプション]-[USBデバッグ]にチェックを入れる

(2) Windows側で準備の設定
freetelをUSB接続し、デバイスを認識させる。

私の場合、以下の2点を実施した。
「VID_1782&PID_5D04&MI_01」に対して「Android ADB Interface」の割り当て(VID_1782&PID_5D03&MI_01ではない)
adb_usb.iniに「0×1782」を追加

ロシアのフォーラムの記述によれば「http://ge.tt/api/1/files/8hWh71S/0/blob?download. 」のドライバを使うと、関連デバイスドライバがセットアップされるらしいが、うちの環境ではインストールに失敗した
Win8.1環境だといろいろめんどくさいが、win7であれば、インストール中に何回か下記ダイアログが表示されるがインストールは完了した。
ドライバーインストール
ドライバーインストール1
ドライバがインストールされると、以下のような感じで認識される。
ドライバーインストール2
SPRD Android COM Enumerator1と2に「!」がついてるのは、ドライバのデジタル署名に問題があるから。
ドライバーインストール3

(3) Windows側にアプリインストール
Восстановление,прошивание,создание бекапа,пака,CWMR,рут 」で紹介されている「VRoot_1.7.0.3825.rar」を使った。
ロシアのフォーラムは会員登録しないとファイルダウンロードできないかも?(私的なコピー)
(2013/12/11 追記: 配布元を発見。「ROOT大师」です)

(4) アプリを起動
起動してちょっと待つと、以下のような画面になる
無題
右下のとこのチェックを入れて「一鍵ROOT」をクリックすると処理が開始される。

無題2
ROOT取得処理中・・・

無題3
「完了」をクリックすると、freetelが再起動。

再起動後はrootが使える様になります。

C:\android\sdk\platform-tools>adb shell
* daemon not running. starting it now on port 5037 *
* daemon started successfully *
shell@android:/ $ su
su
shell@android:/ # exit
exit
shell@android:/ $ exit
exit

C:\android\sdk\platform-tools>

(5) freetel側でSuperUserアプリをインストール
よくよく考えてみたら、上記のVRootでSuperUserアプリ「授权管理」がインストールされていました。
中国語なので、ちょっとわかりにくいですが、下手に切り替えようとすると、失敗してしまうので、我慢して使ったほうがいいと思います。
アプリからroot権限を使う場合、通常、SuperUser管理のアプリを入れます。
老舗ChainsDDのSuperuser
ChainfireのSuperSu
ClockworkMod のSuperUser

私はClockworkModのSuperUserを使いました。
なお、suバイナリの更新で「HTCのリカバリモード」を選択しないでください。
キャンセルしようとして間違えて押してしまったら、そのまま実行されてしまい、まともに起動しなくなりました・・・

(6) Android側の設定を戻します。
freetelの[設定]-[セキュリティ]-[提供元不明のアプリ]のチェックをはずす
続いて[設定]-[開発者向けオプション]-[USBデバッグ]のチェックをはずす

freetel FT132Aのfirmware updateに関して


freetel FT132Aの設定画面を探索・・・

device-2013-11-21-010810
「Wireless update」?

とりあえず選択してみると以下のような画面に。
device-2013-11-21-010818

そう、OTAでfirmwareがアップデートできるようなのです。

現行のfirmwareは「MocorDroid4.1_3.0_13A_W13.45 | 11-05-2013 19:26:01 | w206_bl_japan-user」のようですが、更新がないかを「Check for update」ボタンをクリックして確認・・・
device-2013-11-21-010829

device-2013-11-21-010908
新しいのは無かった模様。

更新に関する設定を見てみると、標準設定では週1回チェックにしにいくようだ。
device-2013-11-21-010926

どんな感じでアップデートがされるのか、ちょっと楽しみです。

Spreadtrum SC7710搭載のfreetel FT132Aを借りた


Spreadtrum社 SC7710を搭載したAndroidスマートフォンとして、おおっぴらに市販されるものとしては、世界最速の可能性があるプラスワン・マーケティング社の「freetel FT132A」を借りました。

9月の発表があった時に貸し出し依頼をしたりして、ようやくいま実機が到着したというところです。

外箱はこんな感じ。
IMG_1847s
まぁ、最近の標準的な梱包方法と言ったところ。

中身は・・・
IMG_1849s

公式サイトのスペックにある付属品「ACアダプタ、イヤフォン、USBケーブル、ユーザーマニュアル、保証書、端末カバー、保護フィルム」の他に、バッテリーの裏蓋が開けにくいので、それを補助するということで、プラスチックサポート具が添付されています。
端末にはCLASS 10のmicroSDカード 8GBが入っていて、ちょっとびっくりしました。

裏蓋を開けるとこんな感じです。
IMG_1851s
Dual SIMですが、日本で使用できるのは上側のスロットのみです。

ちなみに、裏蓋は、確かにちょっと開けにくい感じですね。

バッテリーとIIJMIO SIMを入れて電源ON!
IMG_1854s
freetelロゴがしばらく表示されます。

起動が終わると・・・
device-2013-11-20-233844

ロックを外して中に入りましょう。
device-2013-11-20-234206

まぁ、普通のAndroidですね。

標準で入っているアプリは・・・
device-2013-11-20-234502
device-2013-11-20-234508
2画面分でした。

日本語入力用にGoogle IMEが入っているのと、メモリマネージメントとして「Memory Booster」が入っている、というところが変わっているあたりでしょうか?

SIMの設定は、モバイルネットワークから入るわけですが、この機種の場合、下記のようなSIM選択画面が入るというところがちょっと違います。
device-2013-11-20-235129
SIM選択後の画面でも「UPLMN setting」なる他では見ない表示がありますしね。
device-2013-11-20-235137

「アクセスポイント名」では、ドコモMNVO系の各種定義が入っていました。
device-2013-11-20-235145
device-2013-11-20-235156
device-2013-11-20-235206
多くの場合で、これらの中から選べばよい、ということになるでしょうね。

定番Antutu Benckmarkを実行
device-2013-11-21-001224
device-2013-11-21-001306

All: 4424
UX Android 4.1.2
・Multitask: 778
・Dalvik: 283
CPU
・CPU integer: 340
・CPU float-point: 184
RAM 263.8/486.9MB
・RAM Operation: 198
・RAM Speed: 285
GPU Mali-300
・2D graphics: [320×480] 411
・3D graphics: [320×480] 1284
IO 58.1/220.0MB
・Storage I/O: 256
・Database I/O: 405

その他、AnTuTu BenckmarkのDevice Infoで表示される内容

Basic Information
・Brand: FREETEL
・Model: FT132A
・OS: 4.1.2
・CPU Model: SC8810
・GPU Renderer: Mali-300
・Resolution: 320×480
・Rear Camera: 3.1 mega pixel, 2048×1536
Storage
・Memory: 63.0/220.0MB
・RAM: 257.7/486.9MB
・Internal SD Card: ~
CPU
・Model: SC8810
・Cores: 1
Display
・Renderer: Mali-300
・Vender: ARM
・GPU Version: OpenGL ES 2.0 Spreadtrum Build
・Resolution: 320×480
・Density: 160dpi
・Multi-touch: Support
Camera
・Rear Camera: 3.1mega pixel 2048×1536
・Front-facing Camera: 1.9mega pixel 1600×1200
OS
・Android Version: 4.1.2
・Android SDK Version: 16 (Android 4.1.x)
・Kernel: Linux version 3.0.8(ctl004@ctl004-desktop) (gcc version 4.6.x-google 20120106 (prerelease) (GCC))#2 PREEMPT Tue Nov 5 16:38:13 CST 2013
Others
・Direction Sensor: Not Supported
・G-Sensor: Not Supported
・Proximity Sensor: Support
・Light Sensor: Support
・E-Compass: Not supported
・Distance Sensor: Support
・Gyro Sensor: Not Supported
・Temperature Sensor: Not Supported
・Pressure Sensor: Not Supported
・Ambient Temperature Sensor: Not Supported
・Relative Humidity Sensor: Not Supported
・Linear Accleration Sensor: Not Supported
・Rotation Vector Sensor: Not Supported

CPUの認識が、TD-SCDMAのSC8810として表示される、というのは予想外でした。

さて・・・とりあえず、少し使ってみて感じたこと。

・手のひらに収まる小型サイズは、なかなか良い

・とはいえ、やっぱり画面解像度が低いので、入力時の表示がキツイ
device-2013-11-20-235102
例えば、GoogleIMEで入力すると、これくらいの面積を占めてしまう。

・ブラウザの標準文字が小さすぎて読めないことがある
device-2013-11-21-010005

・Angry Bird程度を動かすには十分。
 パズドラはインストールでエラーがでた。

明日は1日使ってみたいと思います。


adbデバッグ接続用メモ

・「VID_1782&PID_5D04&MI_01」に対して「Android ADB Interface」の割り当て
 (VID_1782&PID_5D03&MI_01ではない)
・adb_usb.iniに「0x1782」を追加