Kickstarter案件つぶしのAllwinner H3搭載Orange pi PC $15


なんか、最近、いろんなKickstarter系案件にぶつけてくるような印象を受けるOrange piシリーズ。

5月末の「Lemon pi」対抗っぽい値下げ(参考記事)に続いて、今回は「CHIP」対抗っぽい新製品発売です。

えぇ、発表、ではなく、発売開始、です。

今回発売されたのはOrange pi PCというもの

スペックは既存モデルのOrange pi 2 / Orange pi 2 miniとほぼ同等。
大きな違いはWiFiの有無、とUSBポートの数、です。

そして、値段が$15。

CHIPは$9ですが、CPUは大幅に負け(Cortex-A8 1コア vs Cortex-A7 4コア)、RAMも少量(512MB vs 1GB)。内蔵ストレージ(4GB)のみ勝っている。
が・・・一番早く手に入る開発者向けで2015年9月<予定>。
それ以外は、2015年12月~2016年5月にかけて入手できる<予定>。
ただし、現状は、スケジュールが順調に遅れています。

それに対して、このOrange pi PCは、既に発売が開始されています。

どうなるのかわからないものより、いま、稼働機が手に入るOrange pi PCを買ってしまいましょう!

いまなら「単品 $18.15(送料込)」「ケースセット $22.56(送料込)」「ケース+USB給電ケーブルセット $23.82(送料込)」「ケース+ACアダプタセット $27.44(送料込)」で入手可能です。

怪しいACアダプタを使いたくない、という人は、5V2A以上でEIAJ#2のジャックを持つやつを用意しておいてください。


さて・・・Allwinner H3搭載のOrange piシリーズでは、どのようなことが出来るのか?

Allwinner H3搭載のOrange piシリーズは現状下記の4機種あります。
・Orange pi Plus (WiFi搭載,SATAコネクタ搭載,内蔵ストレージ8GB) 送料込 $42.41
・Orange pi 2 (WiFi搭載) 送料込 $31.96
・Orange pi mini 2(WiFiなし) 送料込 $26.96
・Orange pi PC(WiFiなし) 送料込 $18.15

Orage pi 2 / Orange pi mini 2 / Orange pi PCは、3つとも、基本構成が同じであるため、同じOSイメージが使用できます。
Orange pi plusのみストレージ構成が大きく異なるため取り扱いが違います。

使用できるOSイメージは
・Linux
・Android
の2種類があります。

Linuxは、Allwinnerが提供しているLinux SDKベースに作成されており、Kernelは、Allwinner Linux SDKベースのバージョンを使っています。
それ以外のソフトウェア部分は、Raspberry pi用に提供されているソフトウェアレポジトリから持ってきているので、多くの用途には問題はないかと思います。

ただ、1つ、多大な問題点があります。それは、Linux Kernelの更新が提供されにくい、というところです。
いまのところ、LinuxのメインカーネルにAllwinner H3向けのものが取り込まれていないので、更新が遅いです・・・というか、提供されていない・・・
そこが一番のネックです。

Androidの場合
これもやはりAllwinner提供のAndroid SDKベースに作成されています。
標準ではGoogleアプリが導入されていないので、使い勝手は非常に微妙です。

Transmartというベンダから同じAllwinner H3搭載のAndroid STBが発売されているので、そちらのイメージをぱくってくるとうまく動くのかもしれません・・・(未検証)


下記は似たような感じのプロダクトを並べて見ました。

商品名SoCSoCスペックRAMストレージWiFiLANUSBSATA
Raspberry Pi Model B+Broadcom BCM2835ARM1176JZF-S 1コア / 700MHz512MBMicroSDなし1USB 2.0*4なし
Raspberry Pi 2Broadcom BCM2836Cortex-A7 4コア / 900MHz1GBMicroSDなし1USB 2.0*4なし
Banana Pi BPi-M1+Allwinner A20Cortex-A7 2コア / 1GHz1GBMicroSDb/g/nG*1USB2.0*2 + USB2.0 OTG*1あり
Banana Pi BPi-M2Allwinner A31SCortex-A7 4コア / 1GHz1GBMicroSDなしG*1USB2.0*2 + USB2.0 OTG*1なし
Banana Pi BPi-M3Allwinner A83TCortex-A7 8コア / ?GHz2GBeMMC + MicroSDなしG*1USB2.0*2 + USB2.0 OTG*1あり
Orange Pi PlusAllwinner H3Cortex-A7 4コア / 1.6GHz1GBeMMC8GB + MicroSDb/g/nG*1USB2.0*4 + USB2.0 OTG*1あり
Orange Pi 2Allwinner H3Cortex-A7 4コア / 1.6GHz1GBMicroSDb/g/n1USB2.0*4 + USB2.0 OTG*1なし
Orange pi Mini 2Allwinner H3Cortex-A7 4コア / 1.6GHz1GBMicroSDなし1USB2.0*4 + USB2.0 OTG*1なし
Orange pi PCAllwinner H3Cortex-A7 4コア / 1.6GHz1GBMicroSDなし1USB2.0*3 + USB2.0 OTG*1なし
Lemon PiActions Semicon S500Cortex-A9 4コア / ?GHz512MB MicroSDwifi1 ?USB3.0*1 + USB2.0*2なし
CHIPAllwinner R8(A13相当)Cortex-A8 1コア/ 1.0GHz512MBeMMC4GB + MicroSDwifi1 ?USB2.0*?なし

超小型 3G対応 2.4インチAndroid Melrose S9


iPhoneっぽい雰囲気の外観を持つ超小型のAndroid端末「Melrose S9」というのを入手しました。
IMG_5405s

どれくらい小さいかというと、5.5インチのAndroid端末の上に載せるとこんな感じになるというぐらい。
CM_2CnOUsAAAIht

これまでも似たようなサイズの携帯が出ていましたが、初期はMTK OSと呼ばれるガラケー、ここ2年ぐらいに出たやつだとGSMのみ対応のAndroid 2.3携帯。もうちょっと進むとGSMのみ対応のAndroid 4.2携帯、でした。

そして、5月に発表され、7月から販売が開始されたのが、今回入手した「Melrose S9」です。
この製品で初となるトピックは、2つ!

「WCDMA 2100MHz対応」
「Android 4.4搭載」

いままでは、使っているSoCの問題や、RAM/ストレージを極限まで減らす(Android搭載だとRAM 256MB/ROM 512MBが標準だった)、ということから実現できてなかったことが、ついに実現されました。

さて、そんなMelrose S9ですが、メーカは香港の「Melrose / 美蘭(HK)有限公司 」社。
これまでも、小型携帯をいろいろ販売してきている会社です。
「MP3プレイヤー」の次に使ってもらう端末を心がけているようで、「终结者」という名前のブランドを掲げています。

実績がある会社が出した端末ということもあり、そこそこなものに出来上がっています。

製品ページ:「终结者智能 S9
スペック
MicroSIMスロット
WCDMA 2100MHzのみ(GSMは850/900/1800/1900対応)
2.4インチ 432*240液晶
CPU MediaTek MT6572 2コア1.2GHz
RAM 512MB / ROM 8GB or 16GB
電池 1050mAh
背面カメラ200万画素
86mm x 43mm x 8.8mm

購入については、Aliexpressの「2015 Original Melrose S9 Ultra-thin Pocket Card phones Mini 3G Smartphone 2.4 Inch Android 4.4 MTK6572 Dual Core 1.2Ghz WIFI FM」で行いました。
なお、配送指定は「DHL」を選択したところ、実際にはe-EMSで発送され、8日で到着しました。
+3ドルぐらいでe-EMSとなるのであれば、非常にお得なので、ぜひとも選びましょう。(追加料金無しのシンガポールPostに比べて2週間ぐらい早く届くと思います)

で・・・実際に使ってみて判明したことを書いていきます。

SIMは、SMS無しのデータSIMでも使用できます。
実際、IIJmioのデータSIMを使って通信ができることを確認しました。
APN登録はされてないので、手動で入力する必要があります。

電池については、画面表示しない状態はで、3G接続+Bluetooth接続でWX01TJの待ちうけを行わせた状態で36時間ぐらい放置できます。
ただ、バッテリー残量計算が狂ってるようで、45%~0%までは直角に近い勢いで、スコーン、と、あっという間に減ります。

画面つけっぱなしで3G接続+BluetoothでWX01TJの待ちうけ放置、だと5時間ぐらいですかね。
画面の消費電力がかなり大きい模様。

中のアプリは中華系の怪しいものはなく、素のAndroidに、iPhoneっぽい雰囲気のホーム画面をつけただけです。
Google Playストアが導入されているため、普通にアプリをインストールすることができます。
mel-001
mel-002
(1個ある「S」アイコンのやつは、中国向けのIMEです)

まぁ・・・画面が小さいために、インストール前のアカウント情報入力に非常に手間取りますけどね・・・・
IMG_5407s

言語設定に日本語がないので、まずは、PlayStoreで「MoreLocal2」を探してインストールしてください。
(もしくは開発者のサイト「MoreLocale 2」からダウンロードして、インストールでも良い)

melroses9-002

MoreLocale2を起動すると画面が小さすぎて変な感じになってますが、設定はできます。
melroses9-003

ただ、アプリだけでは設定できず、別途、Android SDKをインストールしたパソコンにつないで、pmコマンドで言語変更を有効化する必要があります。

設定すれば下記のように日本語表示になります。
melroses9-005

ここからはいくつかのアプリでの動作状況をご紹介。

Google 日本語入力を使って、twitter webから発言しようとすると、こんな感じです。
twitter
入力するにはつらい感じです。

画面サイズに合わせたレイアウトを適切におこなってくれるものでないと悲惨です。

たとえばIngress
ingress
ゲーム開始時のどっちの陣営に所属するかを選ぶところで、「レジスタンス」を選ぶためのアイコンしか表示されません。
まぁ、そもそも、画面にメッセージがぜんぜん収まっていませんけどね。

torne mobile
torne
「次へ」というアイコンが表示されているもの、クリックしても反応がない。

WX01TJ用アプリ
wx01tj
一見普通そうですが、本来はテンキーの上側に入力した電話番号を表示するための欄があります。

ちなみに、WX01TJと並べてみるとこんな感じになって面白いです。
wx01tj-gaikan

問題なく動いたアプリ例

スクールガールストライカーズ
すくすと
スクリーンキャプチャだと結構まともそうですが、実際の画面でみると、文字が小さすぎるというところはありますが、問題点はそれぐらいです。

動作風景を撮った動画

まぁ、スクストは、同じSoC採用のJIAYU F1で普通に動いていたから、動き自体は大丈夫だってわかっていたんですが、まさか、QVGA画面にまで対応しているとは思わなかったという感じです。

そんな感じで、おもしろ端末としては、十分すぎるほどの性能は持っているかと思います。

なお、「超小型Android Melrose S9(旧版記事)」には、CPU-Zの結果、dfの結果、default.prop/build.propの内容も掲載しています。
必要な人は合わせてみていってください。

RHEL/CentOS6でSolarisみたいなsyslog出力を行う


Solarisからの移行ユーザからこんなことを言われた。

Solarisだとログ出力にFacitilyとPriorityがあるのに、Linuxはなんで無いの?

Solarisの例

Aug 21 18:30:26 solaris hme: [ID 517527 kern.info] SUNW,hme0 : Internal Transceiver Selected.
Aug 21 18:30:26 solaris hme: [ID 517527 kern.info] SUNW,hme0 :   100 Mbps Full-Duplex Link Up
Aug 21 18:30:54 solaris savecore: [ID 570001 auth.error] reboot after panic: [AFT1] errID 0x00090886.6bd9286c UE Error(s)
Aug 21 18:30:54 solaris     See previous message(s) for details
Aug 21 18:30:54 solaris ntpdate[175]: [ID 558275 daemon.notice] adjust time server 158.211.134.200 offset 0.350887 sec
Aug 21 18:30:58 solaris xntpd[186]: [ID 702911 daemon.notice] xntpd 3-5.93e Mon Sep 20 15:47:11 PDT 1999 (1)
Aug 21 18:30:58 solaris xntpd[186]: [ID 301315 daemon.notice] tickadj = 5, tick = 10000, tvu_maxslew = 495, est. hz = 100
Aug 21 18:30:59 solaris xntpd[186]: [ID 798731 daemon.notice] using kernel phase-lock loop 0041
Aug 21 18:30:59 solaris last message repeated 1 time
Aug 21 18:31:09 solaris pseudo: [ID 129642 kern.info] pseudo-device: tod0
Aug 21 18:31:09 solaris genunix: [ID 936769 kern.info] tod0 is /pseudo/tod@0

Linuxの例

Aug 26 17:11:52 centos6 postfix/postfix-script[32480]: stopping the Postfix mail system
Aug 26 17:11:52 centos6 postfix/master[32414]: terminating on signal 15
Aug 26 17:11:52 centos6 postfix/postfix-script[32552]: starting the Postfix mail system
Aug 26 17:11:52 centos6 postfix/master[32553]: daemon started -- version 2.6.6, configuration /etc/postfix

ふむ・・・確かに

/etc/rsyslog.confを編集して実現してみた。
参考資料
・Red Hat Enterprise Linux 6導入ガイド :「第20章 ログファイルの表示と管理

さすがにデフォルト出力を変えてしまうと、Linux側のツールでsyslogを処理した場合に問題が生じるので
Solaris互換のログファイルは別ファイルで出力させることにした。

設定を行った「/etc/rsyslog.conf」のサンプルは以下。

$template FacilityTmpl,"%timereported% %HOSTNAME% %syslogtag% [ID %MSGID% %syslogfacility-text%.%syslogseverity-text%]%msg:::sp-if-no-1st-sp%%msg:::drop-last-lf%\n"
mail.*                                         /var/log/solaris-compati.log;FacilityTmpl

その出力例

Aug 26 17:11:52 centos6 postfix/postfix-script[32480]: [ID - mail.info] stopping the Postfix mail system
Aug 26 17:11:52 centos6 postfix/master[32414]: [ID - mail.info] terminating on signal 15
Aug 26 17:11:52 centos6 postfix/postfix-script[32552]: [ID - mail.info] starting the Postfix mail system
Aug 26 17:11:52 centos6 postfix/master[32553]: [ID - mail.info] daemon started -- version 2.6.6, configuration /etc/postfix

「%MSGID%」に具体的な値が出力されず、「-」になってしまうというのは、Linux側の仕様なのかどうなのか???

まぁ、とりあえず、おおむね実現できたのでよしとした。

Win7 32bitをWin10 64bitにしたメモ


中古でWindows 7 32bitのパソコンを入手した。

まぁ、状態がよくわからんし、メモリを4GB以上にしたいから、64bitに入れ替えたいけど、Win7 64bitメディアもってないしなー、ということで、Windows10 64bitにしてみることにした。
なお、Win7 32bit上のデータは全て捨てた。

手順
1. Windows 7 32bitを起動
2. Windows 7のライセンス認証が通ってることを確認
3. 「Windows 10 のダウンロード」で32bitバージョンのツールをダウンロード
4. まずは「他のPC用にインストールメディアを作る」を選んで「アーキテクチャ 64ビット」用のメディアを作成
5. もう1回ツールを起動し「このPCを今すぐアップデートする」を実施
6. 2時間弱待つ
7. Windows10 32bitが起動してくる
8. Windows10のライセンス認証が通っていることを確認
9. シャットダウン
10. 4で作成したメディアで起動
11. Windows10 64のインストールを行う
12. 途中2回あるライセンス入力は「スキップ」を選択 ← <超重要>
13. 1時間強待つ
14. Windows10 64bitが起動してくる
15. Windows10のライセンス認証が通っていることを確認

BLUBOO X550を使った感想


BLUBOO X550を使っていて感じたことのメモ書き

BLUBOO X550- 64bit 4G LTE MTK6735 Quad Core 2G 16GB 5.5 HD IPS Screen 5300mAh Android 5.1 Phone
BLUBOO X550- 64bit 4G LTE MTK6735 Quad Core 2G 16GB 5.5 HD IPS Screen 5300mAh Android 5.1 Phone

・バッテリーはすごい持つ
さすが5300mAh

・SIMスロットの動作について
SIM slot1:標準SIM
SIM slot2:MicroSIM

WCDMA/LTEが使用できるのは片方のみ。
どちらのslotでも良いが、明示的に切り替える必要がある。

なお、firmwareが150602版はバグでSIM slot2(MicroSIMスロット側)がGSMしか使えない。
150616版にアップデートすると、SIM slot2でもWCDMA/LTEが使用できるようになる。

・firmwareアップデートについて
OTAでアップデートできる、ということになっているのだが、うちの環境ではOTAで150602版から150616版へのアップデートを行うことはできなかった。
MediaTekのfirmware書き換えツールSP Flashを使用して、端末初期化&firmware書き込みを行いアップデートした。

・root権限について
標準では使えない。
探せばなんとかなるのかもしれないが、個人的には不要なので探していない。

・パズドラ、torne mobile、huluなどのうるさいアプリの動作
特に問題なく動作している。

・急速充電について
MediaTek Pump Express plusという急速充電規格に対応している、という話で、
ACアダプタも対応しているような雰囲気なのだが、添付のUSBケーブルを使ってつないでも、特に急速充電されているような雰囲気が見当たらない・・・

なお、5V 2A以上供給できるアダプタを使うと、1時間に25%ぐらいの勢いで充電できる。

・使用できるSIMについて
SMS対応のSIMではなくても、使える。
(データ通信のみもokということ)
SIM slotのピンはボールタイプのものなので、SIM変換アダプタを使った場合のトラブルがおきにくいようにはなっている。

・Mineo SIMでの利用について
LTE B1(2100MHz)のみなので、都市部ならそれなりに使える。
郊外に出て行くとつらいと思う。
標準の設定画面だけでは、どうしても3Gを見に行ってしまうようでアンテナが立たない。
MTK Engineering Modeに入り設定を行う必要がある。
詳細は「MediaTek SoCのLTE端末でmineo SIMを使うには?」を参照のこと。

・APN設定をしてもデータ通信ができない
おそらく「設定」の「Data Usage/データ通信量」のところにある「モバイルデータ」設定がoffになっているため。
以前は「モバイルネットワーク」設定にあったが、Android 5.0から移動したので注意が必要。

・無線LAN 802.11aに対応しているのかどうかが微妙
箱の記述がマジックで消されていた。
家の802.11aアクセスポイントが認識できなかった