MIPS Androidについて


MIPS androidについてざらっと調べて出てきたものを並べてみる。
2011年7月現在、Jz4760系とAMT-7001系の2種類がある。
Jz4760系は、firmwareの基本部分は共通でMIPSの公開ソースをベースとしているようだ。そのベースに各社のハードウェアに合わせてドライバを追加しているような感じ。

・Velocity Micro: Cruz T301
アメリカで2010年秋ぐらいから販売中らしい。
2011年5月にAndroid 2.2へのアップデータがでた。

CPU Jz4760 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 2GB
スクリーン 7インチ 800×600 感圧式
無線LAN 802.11n
外部向け画面出力 不明
バッテリー 容量不明
電源入力 不明

・溶叡(ronzi): ronzi A3
2011年5月ぐらいから販売されている。
MID E430という名称で販売しているところもある模様。

CPU Jz4760 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 4GB
スクリーン 4.3インチ 480×272 感圧式
無線LAN 802.11b/g
外部向け画面出力 アナログ TV-OUTあり
バッテリー 容量不明
電源入力 5V

・溶叡(ronzi): ronzi A5
2011年5月ぐらいからメーカページには掲載されているが、一向に製品を見かけない5インチバージョン。
CPUがXburstとなっているが、Jz4760であるかどうかは確認が取れていない。

CPU Xburst 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 4GB
スクリーン 5インチ 800×480 感圧式
無線LAN 802.11b/g
外部向け画面出力 アナログ TV-OUTあり
バッテリー 容量不明
電源入力 5V

・歌美(gemei): HD8800 PRO
2011年7月現在、発売されているんだか、いないんだか、よくわからないモデル。
見た目はronzi A3との類似点が多いが、裏面のデザインが違う感じ。
HDMI出力もあるというし。
後述のHD8900-PROのCPUはAMT-7001らしいが、こちらについてはMIPS系であるという点以外には情報がまだない。
どうやらリリース中止になった模様。(2011/09)

CPU 不明 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 4GB
スクリーン 4.3インチ 480×272 感圧式
無線LAN 802.11n ?
外部向け画面出力 HDMIあり
バッテリー 容量不明
電源入力 5V
サイズ 114x75x12mm

・歌美(gemei): HD8900 PRO
2011年7月ぐらいから販売を開始したらしいモデル。
ただの5インチ版かと思ったら、解剖記事によれば炬力集成(Actions Semiconductor)製のAMT7001というCPUを使用しているようです。
firmware updateがある。(2011/09)

CPU AMT7001 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 8GB
スクリーン 5インチ 800×480 感圧式
無線LAN 802.11n ?
外部向け画面出力 HDMIあり
バッテリー 容量不明
電源入力 5V
サイズ 129x86x13mm

・怪しげなGSM携帯: P800
メーカページは見かけない。
xda-developerにP800 chinese dual sim Android ? upgrade to 2.2.1という記事があったりで、firmwareの入手とかは可能。
Z800というモデルもある模様。

CPU Jz4760 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 不明
スクリーン サイズ不明 感圧式
無線LAN あるようだが詳細不明
外部向け画面出力 なし
バッテリー 容量不明
電源入力 不明
サイズ 不明

・BOPAD Q720
いくつかの情報サイトに掲載されているがメーカページはよくわからない。

CPU Jz4760 600MHz
RAM 256MB
内蔵ストレージ 2GB
スクリーン 7インチ 800×480 感圧式
無線LAN あるようだが詳細不明
外部向け画面出力 なし
バッテリー 2200mAh
電源入力 不明
サイズ 不明

SideBySide のエラー イベントID 33


Windows2008とかWindows7のアプリケーションログに「SideBySide のエラー イベントID 33」がでるという現象が発生。

ソース: SideBySide
イベントID: 33
レベル: エラー
ユーザ: N/A

"C:\Windows\system32\conhost.exe" のアクティブ化コンテキストの生成に失敗しました。 従属アセンブリ Microsoft.Windows.SystemCompatible,processorArchitecture="amd64",publicKeyToken="6595b64144ccf1df",type="win32",version="6.0.7600.16823" が見つかりませんでした。 詳細な診断を行うには sxstrace.exe を実行してください。

いろいろ調査してみるとMicrosoft Windows Server TechCenterのWindowsServer ForumsのGeneralにあるSideBySide Error EventID 33 on conhost.exeが該当している模様。

状況を整理すると・・・

・SP1を適用していないWindows Server 2008R2かWindows 7で発生する
・2011年7月のWindows Updateで配布されたKB2507938にてconhost.exeが更新された
・上記のconhost.exeが呼び出すdllが存在していないのでエラーとなる
・呼び出すdllは、hotfix 977648で提供されている
・ただ、hotfix 977648を適用するとconhost.exeが古いバージョンとなるのでKB2507938の再適用が必要

というわけで、解決方法は

1. 現在あたっているKB2507938をアンインストールする
2. hotfix 977648にて「View and request hotfix downloads」をクリックしてhotfixのダウンロード要求を出す
3. しばらくすると、メールアドレスにURLが送られてくるのでダウンロードする
4. ダウンロードしたhotfix 977648を適用する
5. KB2507938を再適用する
6. 再起動

ということになるらしい。

なお、この件に関して質問をされても、当方では回答できませんので、質問はしないでください。
(2011/08/02: hotfix入手方法がわかりにくかったようなので、手順を修正)

Dalvik turboはいつくるだろう?


MIPSのAndroid on MIPS Source Codeのページに気になる記述が増えていたりします。

Dalvik turbo
MIPS has an optimized port of Myriad Dalvik turbo available for Android. This version of the Dalvik virtual machine is many times faster than the stock version of Dalvik that is available with the Android source code. Details will be posted shortly on download and installed of Dalvik Turbo.

Androidのアプリケーションを動かしているVM、Dalvik VMの高速化を図っているMyriad Dalvik TurboのMIPS移植版を提供します。という話。

ARM版は商用提供のようですが、ほんとにMIPS版は一般公開してくれるんだろうか?
そして「etails will be posted shortly」とはどれくらいの時間を指しているんだろうか?(とりあえず、この記述を確認してから2週間ぐらいは経ってます。)

これがリリースされてくれれば、ronzi A3の動作状況も変わるんだろうか?
それとも、メモリが256MBじゃ小さすぎて、かえって悪影響が出たりするのか・・・

MIPS android gemei HD8900 PRO


gemei(歌美)という会社から、HD8900 PROというMIPS Androidタブレットがでるらしい。

ネタ元: imp3.netの記事

CPU MIPS
RAM 256MB
内蔵ストレージ 8GB
5インチ 800×480
HDMI出力有り
価格 399元

触れ込みを見る限りでは、ronzi A5と同じものである可能性が高そうである。
というか、ronzi A3相当とおぼしきHD 8800PRO(imp3.netの記事)なんてものも、4G/299元って値段で販売するようです。

HD8900PROとHD8800PROの比較記事(imp3.netの記事)にある写真を見る限りでは、筐体は同一ではないものの、配置とかは同じような感じですし。

メーカの製品紹介HD8900 PROはいいのですが、下の方に気になるものも・・・
HD8900LEとかHD8800LEってものが・・・
HD8800LEは、4.3インチ液晶のronzi A3相当の大きさだけど、物理的なボリュームボタンがあったりとか、HDMI出力があったりとか、だいぶ違う模様。

詳しく調べてみると、ハードウェア的には「PRO」と「LE」はハードウェア的に別物で、また、OSも違うようです。

とりあえず、gemei HD8800 PROのfirmwareを探してみるかな

— 2011/07/20 14:00 訂正 —
すzのAspireOne:JZ4760 Android MIDのコメント欄にてriverRunnerさんの書き込みがありまして、
HD8900PROの分解記事のリンクとともに、CPUはATM7001である、とのことでした。
炬力集成(Actions Semiconductor)の製品だと思われるのですがATM7001という製品についての記載が見当たらないという・・・
しかし、Ingenicと同様に「ミップス・テクノロジーズとActionsc Semiconductor社、
Android™ 「Honeycomb」をタブレット向けの新しい1.3GHzチップに搭載するために協力
」というプレスリリースを出しているので、MIPS Androidはやっているようです。

vSphere Storage Appliance 1.0について調べた


2020/03/18追記

vSphere Storage ApplianceはvSphere 5.5の「vSphere Storage Appliance 5.5.6」が最終バージョンとなりました。

代替はvSANとなります。

vSANへの移行手法について「Migration from vSphere Storage Appliance (VSA) to VMware vSAN (2068923)」にて説明されています。

注意点:VSAは2台構成可能。vSANは最低3台構成からとなるので移行できない場合がある。


vSphere5で登場したストレージアプライアンス vSphere Storage Appliance 1.0について調べた。

・物理的な共有ディスク無しで共有を作るアプライアンス
・各ESXからは、NFS共有として見える
・実体はESXの上で動く仮想マシン(以下, VSA)
・動かすには最低2台のESXで、VSAを動かす必要がある
・VSA3台構成(ESX 3台の上で1つずつ動かす)まで可能
・各VSA間でデータミラーを行う
 (2VSAなら相互ミラー、3VSAはA:B,B:C,C:Aという感じで)
・Datastoreとしては、各VSAが別個のものとして見える
 (2VSAならDatastoreは2つ、3VSAならDatastoreは3つ)
 (3台分の容量を合わせて大きなボリュームは作れない)
・VSAの管理は、vSphere標準画面に統合される
・VSAで作ったDatastoreには、25VM~35VMぐらいを載せられる
・Storage vMotionやDRSと一緒に使うこともできる

各VSA間でRAIDが組める、的な記述を見かけたので、RAID5みたいなこともできるのか?と感じたのですが、そのようなことはできずに、単純なミラーの実現だけのようです。
特に各VSAの領域をまとめて1つとすることができない、というのが、ちょっと残念です。