小型デジタルトランシーバX1p


中華サイトを見ていたら、トランシーバーX1pというもの広告を見かけた。
広告

Hytera(英語)/海能达通信股份有限公司(中国語)という会社の「X1p(英語製品のページ)」というのだった。

アナログ&デジタル対応
デジタル側は「ETSI Digital Mobile Radio(DMR)準拠」で、AES暗号化対応
アナログ側は特に明記がないが「アナログからデジタルへのスムースなマイグレートを可能にする」といううたい文句があるため、「Analogue Private Mobile Radio(PMR)準拠」と思われる。

まぁ、ようは、デジタル特定小電力(特小)ってことですね。

で・・・これ、いくらなんだろ?と調べてみたら

1個、600ドルとかするらしい
想像以上に高くてびっくり。

よくよく調べてみると、本気の業務向けで、GPSを使った位置情報送信システムも組み込めるとか。

日本で、遊びとして使うには合わない感じですね。

IP67防水
耐環境性試験MIL-STD-810 C/D/E/F/G準拠
USBでfirmware書き換え可能
Bluetoothレシーバ対応
GPSモジュールの組み込み対応(オプション対応)
バイブレーション機能あり
7.4V 「1100mAh」か「1800mAh」のバッテリー搭載で、アナログ時12時間、デジタル時15時間の利用可
1100mAhバッテリーの場合は21mm厚で240g、1800mAhは26mm厚で280g
1.8インチ 160×128 TFT液晶搭載

対応周波数: VHF側 136~174MHz、UHF側は3種類「400~470MHz」「450~520MHz」「350~400MHz」
周波数ステップは25/20/12.5KHz
出力 VHF 5W/1W、UHF 4W/1W

対応電波形式
アナログFM
・11K0F3E @ 12.5KHz
・14K0F3E @ 20KHz
・16K0F3E @ 25KHz
デジタル 4FSK Digital Modulation
・12.5kHz Data Only: 7K60FXD
・12.5kHz Data & Voice: 7K60FXW

対応プロトコル
・ETSI-TS102 361-1, 2&3

MediaTek MT6592(Cortex-A7 8コア)のGPUはMali 4コアになる?


MediaTek/MTK MT6592が使用するGPUは、いままでMediaTekが採用してきたImagination PowerVR SGX554MPシリーズではなく、ARM Maliシリーズになる、という話が出ているようです。

ネタ元:MTK手机网「MT6592采用ARM MALI四核图形处理器

MT6592は、ARM Cortex-A7 8コアで、GPUはPowerVR SGX554MPだと従来言われてきました。
それが最近の情報では、ARM Mali 4コアに切り替わる、という話になっているようです。

もうすぐリリース、とか言われているこの状況で、ほんとにGPUが切り替わるのか、というのが謎ですが、もし、ホントであれば、なかなか面白い感じですね。

USB電力計 サンワサプライ TAP-TST10をLinuxで使ってみた


サンワサプライから発売された「ワットモニターUSB TAP-TST10」というUSB接続タイプの電力計をLinuxで使ってみた。

埜中公博さんの「SANWA SUPPLY TAP-TST10 control tool」を使ってデータ取得しました。
githubにある「taptst10ctl.py」をCentOS6で動作させてみました。
(2013/11/19: 公開場所が変わりました「https://github.com/nonakap/taptst10ctl」。USBのデバイスへのアクセス手法の違いで「taptst10ctl.py」と「taptst10ctl0.py」があります)

# python taptst10ctl.py
Traceback (most recent call last):
  File "taptst10ctl.py", line 42, in <module>
    import usb.core
ImportError: No module named usb.core
#

あー・・・pyusbが入ってないからか・・・
pyusb-1.0.0a2.zipをダウンロードしてきて「python setup.py install」

# python taptst10ctl.py
Traceback (most recent call last):
  File "taptst10ctl.py", line 60, in <module>
    dev.set_configuration()
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/core.py", line 547, in set_configuration
    self._ctx.managed_set_configuration(self, configuration)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/core.py", line 92, in managed_set_configuration
    self.backend.set_configuration(self.handle, cfg.bConfigurationValue)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 503, in set_configuration
    _check(_lib.libusb_set_configuration(dev_handle, config_value))
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 403, in _check
    raise USBError(_str_error[ret], ret, _libusb_errno[ret])
usb.core.USBError: [Errno 16] Resource busy
#

「Resource busy」と何か別のプログラムが使っているらしい。

USBRH driver for Linux を CentOS 5 で使う」で紹介されている手法、手動でusbhidの認識を解除してみる方法を行ってみた。

# cd /sys/bus/usb/drivers/usbhid
#  ls -l
lrwxrwxrwx 1 root root    0  7月 17 09:38 2013 4-2:1.0 -> ../../../../devices/pci0000:00/0000:00:12.1/usb4/4-2/4-2:1.0
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 bind
lrwxrwxrwx 1 root root    0  7月 17 09:25 2013 module -> ../../../../module/usbhid
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 new_id
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 remove_id
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 uevent
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 unbind
# echo "4-2:1.0" > unbind
# ls
bind  module  new_id  remove_id  uevent  unbind
#

これでusbhidを解除できたので、改めて実行。

# .taptst10ctl.py
No.,DateTime,Watt,kWh
1,2013/07/13 07:50,0.0,0.00
2,2013/07/13 08:00,47.0,0.00
3,2013/07/13 08:10,44.8,0.01
4,2013/07/13 08:20,18.5,0.01
5,2013/07/13 08:30,18.5,0.01
6,2013/07/13 08:40,18.1,0.02
<略>
637,2013/07/17 18:00,87.4,2.76
638,2013/07/17 18:10,83.8,2.78
639,2013/07/17 18:20,83.3,2.79
640,2013/07/17 18:30,82.8,2.80
641,2013/07/17 18:40,80.9,2.82
#

ちなみに、時々、以下のような感じで実行に失敗します。
その場合は、再実行すれば、だいたい大丈夫です。

# ./taptst10ctl.py
Traceback (most recent call last):
  File "./taptst10ctl.py", line 92, in <module>
    data = dev.read(ENDPOINT, 17, intf, 1000)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/core.py", line 654, in read
    self.__get_timeout(timeout)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 559, in intr_read
    timeout)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 641, in __read
    timeout))
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 403, in _check
    raise USBError(_str_error[ret], ret, _libusb_errno[ret])
usb.core.USBError: [Errno 110] Operation timed out
#

USB電力計 サンワサプライ TAP-TST10を分解してみた


サンワサプライから発売された「ワットモニターUSB TAP-TST10」というUSB接続タイプの電力計っぽいのの情報を調べようとしていたが行き詰まった。
仕方が無いので、分解してみることにした。

ごく細のトルクスねじを4本外すと、こんな感じで2つに割れます。
IMG_0199s

液晶を外すとこんな感じです。
IMG_0200s

液晶と基盤を結ぶ端子とかケーブルが見当たらないのですが、どうやって接続されているのかよくわかりません・・・

基盤の下はこんな感じ
IMG_0202

IMG_0205

こんな感じで、基板上には「Prodigit」というチップがいくつか載っていました。

その他、基板上にあるシルク印刷

基板:「P/N 652205901 rE」

AC入力のあたりに以下の記載
F2=15A/250V/99C
E310726
CH-D
94V-0

重要そうなチップ表面
・PRODIGIT IC045
・ATMLH216
・PRODIGIT IC031

ここらへんから情報を調べてみると、博計電子(Prodigit Electronics)というものが出てくる。

ここの製品一覧をみるとサンワサプライ TAP-TST5にそっくりな2000MS12 100V / 50Hz ( Japan Type)とかがある。

アメリカ法人のPower Monitor製品一覧にもTAP-TST5相当の「8-in-1 Precision e Power Monitor ( Model 2000M Plug-in Power Monitor )」のページがある。

よって、おそらく、このTAP-TST10もProdigit社開発だと思われるが、同等製品は見当たらなかった。

USB電力計 サンワサプライ TAP-TST10のWindowsでの利用方法



サンワサプライから発売された「ワットモニターUSB TAP-TST10」というUSB接続タイプの電力計っぽいのをAmazonで購入した。

Windowsで使う場合の話を書くのを忘れていた。

TAP-TST10をWindowsにつなぐと以下の様な感じで認識される。

devman-001
devman-003
devman-002

そう、特殊なドライバ無しに、認識される。

では、どうやって、計測したデータを取り出すのか?

専用のアプリケーションを使って、計測データを取り出すことになる。
gra-40days

↑は、2日ちょっといろいろ通電させてみた後に、アプリで計測データを拾ってみたところ。
「計測データ」ボタンを押すと、TAP-TAT10内に保存されている計測済みのデータを収集し、このようなグラフにしてくれるのはいいのですが、横軸(X-Axis)が「40日」で、縦軸(Y-Axis)が「1500ワット」なんて設定になっているところに、「3日」と「100ワット以内の消費電力」なもんだから、小さくてよく分からない。

gra-7days

「7日」「300ワット」にすると↑のような感じになります。

上記のインタフェースを見ればわかるように、基本的には「計測済みデータの表示」用のアプリケーションです。

「いま使っている消費電力は、ずばりいくら!?」

という疑問には答えられないものになっています。

このアプリのスゴイところは、なんと、このご時世にVisual Basic 6.0で作成されているということ。
なので、アプリのインストーラがVB6.0関連DLLをインストールしてきます。

いやー、2013年にもなってそんなソフトがあるとは思いませんでしたよ。
appli
しかも、今時、program files以下に、収集したデータをMDB形式で保存ですよ!

まとめ
・Windows上ではHIDデバイス認識となり、特殊なドライバは不要
・特殊なアプリを使わないと収集したデータを取り出すことはできない
・アプリに、リアルタイム表示機能は搭載されていない
・データ収集間隔は「10分」。変更できるかどうかは不明
・初回電源オン時から強制的に10分カウントが開始される模様
・専用アプリはVB6.0で作られてる

参考:csv出力の内容

No.,DateTime,Watt,kWh
    1,2013/07/13-06:37:11,0,0
    2,2013/07/13-06:47:11,47,0
    3,2013/07/13-06:57:11,44.8,0.01
    4,2013/07/13-07:07:11,18.5,0.01
    5,2013/07/13-07:17:11,18.5,0.01
    6,2013/07/13-07:27:11,18.1,0.02
    7,2013/07/13-07:37:11,18.5,0.02
    8,2013/07/13-07:47:11,18.7,0.02
    9,2013/07/13-07:57:11,17.9,0.03
<略>
  486,2013/07/16-15:27:11,59.6,0.78
  487,2013/07/16-15:37:11,60.3,0.79
  488,2013/07/16-15:47:11,59.5,0.8
  489,2013/07/16-15:57:11,60.1,0.81
  490,2013/07/16-16:07:11,59.6,0.82
  491,2013/07/16-16:17:11,60.1,0.83
  492,2013/07/16-16:27:11,61.1,0.84
  493,2013/07/16-16:37:11,59.9,0.85
  494,2013/07/16-16:47:11,60.2,0.86
  495,2013/07/16-16:57:11,60.5,0.87
  496,2013/07/16-17:07:11,60.5,0.88
  497,2013/07/16-17:17:11,61.5,0.89