AndroidでXMDF書籍を読む(Kinoppyの活用法)

俗に言うガラケー時代、XMDF書籍を中央公論新社で30冊ほど買ってました。
そんなわけで手元には拡張子がzbfのXMDF書籍が転がっているのですが、Androidで簡単に見る方法というのがありませんでした。

GALAPAGOSSリーダでどーのこーのすると、読める
とか
パブリで立ち読み登録したあと、app-private領域を漁って該当するzbfファイルを見つけて、それを差し替える
とか、姑息なことをすれば読めていました。

で、紀伊國屋書店のKinoppyです。
これで読む方法は非常に簡単。

1. Android端末のSDカード内のDownloadフォルダ(/mnt/sdcard/Download)にzbfファイルを置く
 Downloadフォルダ直下のみ有効です。
 サブフォルダを作ってもその中は読み込みません。
 Kinoppy(/mnt/sdcard/Kinoppy)も対象だそうです。

2. Kinoppyを起動して、「設定」を選択

3. 「追加コンテンツの検出」を選択

4. Downloadフォルダに置いたzbfファイルの数だけ以下のような登録画面がでる

 Downloadフォルダ内にあるファイル全てに対してウィンドウを出してくるので
 不要なファイルがある場合はあらかじめ削除したり、
 登録画面でキャンセルしたり、してください。

5. こんな感じで一段目の本棚に全部登録される

6. 適当に並び替えてみる

以前はKinoppyのバグがあって連続登録すると↓の赤枠で囲んだ4冊のような感じで、表紙の検出がうまくいかない、というものがありました。

ちなみに一度登録した書籍は、編集モードにしてから書籍を1タッチすると出てくるメニューから削除できます。

あと、中央公論新社の電子書籍についてのクレーム・・・
上の書籍一覧を見るとわかるように途中から表紙の絵が無くなっています。
表紙の絵だけ存在を消され、表紙以外の絵は残っている、という意味がわからない仕様です。

表紙に絵があると誤動作する端末があるため、表紙の絵を消した、なんて説明をされたのですが、だったら、表紙としては簡素なものにして、その次のページに表紙を持ってくればいいだけなのに・・・

ちなみに、表紙の絵がないことは、ユーザに対する告知は無しでした。

中華なAndroidベースのカスタムOSのメモ書き 2012/03/27版

中国産のAndroidベースのカスタムOSがいろいろあるのでメモ書き。
ただし、通信会社と組んでるやつは除外。(OPhoneとか点心OS/Tapas OSとか楽OS/Le OSとか)

MIUI
ベンダ:北京小米科技
小米手机(オフィシャル端末)
SAMSUNG Nexus S
SAMSUNG I9100
SAMSUNG Galaxy Nexus
SAMSUNG I9000
SAMSUNG T959
SAMSUNG I897
HTC Sensation G14(G18)
HTC Desire G7
HTC HD2
HTC Desire HD
HTC Desire Z
HTC Incredible S
HTC Desire S
Nexus One G5
Huawei Honor(U8860)
MOTO Milestone
MOTO Defy
LG P990

LiGux
ベンダ:Coopoud Inc
公式対応機種:たくさんある。でも、どれがいまも生きてるのかよく分からない
ざっとみた感じだとZTE V880, Huawei U8650あたりっぽい

JOYOS
ベンダ:よくわからない
公式対応機種:
Nexus S
Huawei C8650
ZTE V880
HTC Desire HD(G10)

LEZO ROM(乐众ROM)
ベンダ:关于盛大(Shanda Interactive Entertainment Limited )?
公式対応機種:
Huawei U8800/U8800 Pro
HTC Desire Z
SAMSUNG GT-I9000
HTC Incredible S(G11)
HTC Desire HD(G10)
LG P990
ZTE V880
Nexus One(N1)
SAMSUNG Nexus S
HTC Desire(G7)

Lewa OS(乐蛙OS)
ベンダ:乐蛙科技
公式対応機種:
ZTE V880/V880+
Huawei U8500
Huawei C8650/C8650+
Huawei U8800(Ideos X5)
ZTE U880(ZTE Blade)
SAMSUNG S5830/S5838

— 2012/04/05 追加 —
魔趣OS (MoKee OS)
まったくもって、利点がよくわからない・・・
ベンダ: MoKee Tek
公式対応機種
ZTE V880
Huawei U8800/U8800+
Huawei U8860
Motorola MileStone2
Motorola Defy
Motorola Defy+
Motrol Atrix

— 2012/04/17 追加 —
tita OS
ベンダ: 腾讯公司(Tencent)
公式対応機種:
Samsung Nexus S

Rstream A1類似機種海外のフォーラム便り 2012/03/27版

海外フォーラムに新しいカスタムROMがいくつかあがってきたので紹介。
ベースとなっているのが中国系のやつが多いですけど。

[ROM CM7.2] ROM CM7.2 RC1 “KANG” 2.3.7+kernel PlayOSS v6.4 [Build 25-03-2012]
droidsans.comでは、CM7.2ベースのROMが精力的に開発されている。
1~2週間に1回ぐらいのペースで更新されている。
現状はAndroid Open KANG ProjectのCM7.2RC1ベースで開発しているようだ。

うちではBuild 20-03-2012を使ってるけど、Build 25-03-2012がでてたのか・・・
ちなみに添付のkernel PlayOSS v6.3だとフロントキーの動きがおかしいものになるので、afnfベースkenrelに置き換えている。

最新のBuild 25-03-2012のChangelogに「fix wifi scan error」というのがあるので、ちょっと気になるところ。
(2012/03/30追記: 25-03-2012版はwifiがうまく使えなかった)

也来弄个MIUI的ROM让大家玩玩
JOYOSやLEZO ROMのz71移植版を作ってる人が、Android 2.3.7ベースでiOS風のMIUIを載せたもの。
2012/03/21リリース。

MIUI OS based on [MOD] Cyanogenmod 7.1 aPT v2 preview
CyanogenMod 7.1 aPT v2 previewにiOS風のMIUIを載せたもの・・・なんだけど、iOSっぽさは薄い感じがある。
バッテリーアイコンが表示されないバグとかがあるようだ。
droidsans.comにもスレッドがある。

[2.3.7] Hfbvm_v1.1
CM7ベースで、いろんなROMからいろんな要素を持ってきてごった煮な感じのROM。

LeWa OS based on [MOD] Cyanogenmod 7.1 aPT v2 preview
cipinet11さんが、Cyanogenmod 7.1 aPT v2 previewにLeWa OSのUIを載せたもの。
htcmaniaにもスレッドがある。
↓のardXさん版の方ができが良さそうに見える。

[ROM] LEWA ROM for z71 variant
andro-id.netは会員登録をしないと見れないので注意。
乐蛙OS(lawaos)をardXさんが移植したもの。
ardXさんはICSの移植とかも行ってる人なので、全体を見た感じでの移植なのかなぁ、と思ってます。
公式の説明書きをみると、蛙がテーマなようでライトな雰囲気そうなのが興味深い。

上海問屋のワンセグチューナーのOEM元?

上海問屋で販売している↓のワンセグチューナー

これと同じのをAmazon.comにて発見。

まぁ、上海問屋版のが安いですけどね^^;;
そして、Amazon.comのはOEM元、というわけでもなさそう。

その他に、ブラジルワンセグ対応であれば、amazon.comでMyGica S119なんてのも販売中。

そして、非常に怪しいポータブルプレイヤーの「MP6 Player with 3.5 Inch LCD Screen + ISDB-T Digital TV (8GB)」

設定にある言語設定が「English, Portuguese(=ブラジル), Japanese」という3種類、というあたりが日本のワンセグ対応に期待を持たせる感じ

SEG CLIP mobileを起点にブラジル地デジ(ISDB-TB)関連機器を調べてみたらおもしろかった

うちの風呂にはアナログ液晶TVがついている給湯器なんですが、映り具合が大変悲惨な感じになってきた。(デジアナ変換前からですが)
試しにauのAndroid端末 IS01のワンセグが風呂で使えるかを試してみたところ、チャンネルによっては映ることがある、という程度の電波状況だった。

じゃぁ、ということで代替策探し。

IO DATAのSEG CLIP mobile (GV-SC500/AI)ってどんな感じだろう?と調べていると、興味深い記述をいろいろ発見。

まぁ、iPhone向けのGV-SC500/IPレビューなんですが「AmazonのVG-SC500/IPのレビューに「2台必要だったので、SEG CLIP mobileとeSeg TVを買ってみたら、中身同じっぽい。しかもeSeg TVのが感度がいいんだけど(内容の要約)」といった記述を発見。

へ~、と思って、eSeg TV関連を調べてみる。
bitbay.comのeSeg TVが製品ページ。

現状の価格をAmazonで比較すると、「VG-SC500/IP : 6044円(iPhone用)GV-SC500/AI : 6631円(iPhone/Android用)BIT-ESEGTV : 8708円(iPhone/PC用)といった感じ。

eSeg TVのページに掲載されているマニュアルを読むと興味深い。

iPhone上のアプリのスクリーンキャプチャと、それに帯する説明書きの記述が異なっている。

Wi-Fiのアクセスポイント名: 「iSEExxxxxxxxx」と「eSEGxxxxxxxxx」
アプリのアイコン名: 「iSeePlus」と「eSeg TV」
 (ちなみに他にインストールされているアプリのアイコン表記が中国語)
TVチャンネルスキャン時の例:「CH16 Globo 1Seg」
EPG(番組表)のチャンネル名: 「TV GLOBINHO」「GLOBO ESPORTE」とか
PC用アプリの設定画面で選択されている国名: 「Brazil」

TV GLOBINHOはブラジルのテレビ局のようですし、ブラジル(=ISDB-TB/SBTVD)向け製品の日本対応みたいですね。

過去のブラジル地デジ関連記事: ワンセグ対応の中華padについて(2011/07/06) Ginga-NCLとGinga-J(2011/11/14)

ちなみにSEG CLIP mobileのマニュアルのスクリーンキャプチャは非実在TV局に置き換えられていました。
・MGL携帯2
・MGL携帯H
・桜田テレビ
・示野放送
・香林坊テレビ
・東山ワンセグ
って^^;;;

で、OEM元は何なのかを捜索。

ebayで「SBTVD」とか「ISDB-TB」などを検索すると、いくつかブラジル地デジ関連のものが出てくる。

例えば、「ISDB-T ISDB-TB Brazil HDTV Tuner Mini USB TV Dongle New」とか

メーカと型番: Mygica S119
InputTerminal: 75OhmIECConnector
ReceiveFrequency: TV48.25~863.25MHz
FullyISDB-T1SegCompliant
Guardinterval: 1/4,1/8(Mode2);1/4,1/8,1/16(mode3)
Encodingandcodingrate: 1/2,2/3(QPSK);1/2(16QAM)
Interleave: 2,4,and8(Mode2);1,2and4(Mode3)
Bandwidth: 6MHz
Engine: Software
Streamcapture: PES&TS
A/VFormat
VideoFormat:mpg-IIMainProfile&MainLevel/H.264
AudioFormat:mpg-IIAudioLayerI&II/AAC

書いてあるスペック的には大変興味深い。

「It supports both windows and Linux driver.」なんて記述もあるし。

「Mygica S119」といワードで探すと、「MyGica S119 ISDB-T」というページが出てきて、そこのリンクからMyGica公式に到達。

MyGica自体はDVB-T(欧米地デジ)と、ISDB-T(日ブラジル地デジ)の両方販売しているようだ。

メーカ公式のMyGica S119のスペックを見ると、さらに興味深い。
「It supports both windows and Linux driver. Linux driver available, Android 2.2 driver coming soon ! 」
Android 2.2用ドライバというのは、おそらく同社のAndroid TV Box向けなんだろうな、と想定。

実際、関連を調べていくと、Geniatchという会社でpcok.tvというドメインにあるAndroid TVのページに以下の記述があり、デジタルTVがAndroid TV box上で試聴できることがうたわれていた。

Digtal TV receiver
Geniatech is the first company who provides HD Digital TV on an Android embedded system.
The Android TV box (will) supports DVB-T / ISDB-T / DMB-TH / ATSC / DVB-S / DVB-S2 / DVB-T2 digital TV1.

Geniatech Enjoy TV Plus ATV2000 」のページを見ると「Build in TV tuner for free to air digital TV receiving ( DVB-T / ATSC / ISDB-T / DVB-S2), support Live TV PVR.」なんて記載があるので、チューナー内蔵!?と思ってしまったのだけど、TV用のアンテナ端子っぽいのがない(WiFi用のアンテナはある)から、TV tuner用ソフトの準備がある、というだけなのかな?
(2012/03/13追記: pcok.tvのandroid tvページ内の「Model」をクリックしたら、ATV2000T:DVB-T、ATV2000S: ISDB-T、ATV2000D: DMB-THとモデルが分かれてるらしいし、「Features」をクリックしたら「Build in digital TV tuner for digital receiving (only ATV 2000, 4000)」とあるしで、内蔵している可能性が高いのかも)

まぁ、そんな感じなので、Android 2.2用ドライバが出れば、ワンセグレベルであれば見れたりするのかなーと淡い期待を抱いてみたりする。

とはいえ、GeniatchのページからLinux用ドライバがダウンロードできるとはいえ、Android 2.2用ドライバが出てもダウンロードできるようになるのかは、問い合わせないと駄目そうですが・・・

ちなみに、Linux用については、Linux TVのwikiにISDB-T Devicesという項目である程度使えそうなものが書かれている。
ただし、B-CASが絡むものについては難しいようだ。

というところで、第一弾調査は終わり。
次はどういったあたりを探すかな・・・

え?SEG CLIP mobileのOEMはどうしたんだって?
いまんとこ不明ですな^^;;;;