MIPS JZ4775搭載のGEAK WatchというAndroid搭載腕時計


GEAK Watchという名前でMIPSコアのJZ4774搭載でAndroid OSの腕時計が発売されるようです。
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販売メーカ:GEAK/上海果壳电子有限公司
製品ページ:GEAK Watch(GEAK手表)
元ネタ: edgadget china「盛大 GEAK 推出可獨立運作的智慧型手表 GEAK Watch,使用 Android 4.1 系統及強大的硬體配備
およびMIPS公式twitter

CPUについては上記のMIPS公式twitterではIngenic Semiconductor(北京君正集成电路)のJz4774を使っている、と書いてありますが、GEAK Watch製品ページのスペックには「JZ4775 1G主频 M IPS架构 超低功耗」と記載されています。
まぁ、IngenicにはJz4775に関する情報はあってもJz4774についての情報は見当たらないので、おそらくはJz4775なんでしょうね。
・Ingenic「Jz4775に関するリリースニュース
・Ingenic「JZ4775製品情報

Jz4775は、2012年にリリースしたJz4770から、CPUコア数などは増やさず1コアのまま、3D関連の機能を削減し、そして省電力にして、組み込みしやすくしたもののようです。
なので、これに搭載されているAndroid上で日本語IMEを使いたいのであれば、うちで配布している「MIPS Android(JZ4760)用nicoWnnG version 2012.1107-1/2012.1120-1 独自ビルド版」を使えばいいんじゃないかと思います。

なお、GEEK Watchの全体スペックとしては以下となっています。

CPU Jz4775 1.0GHz
RAM 512MB
ROM 4GB
1.55インチ 240×240液晶、マルチタッチ対応
Android 4.1
WiFi 802.11 b/g/n
Bluetooth 4.0
NFCあり
FMラジオあり
GPS/重力センサー/ジャイロ(陀螺仪)/地磁気センサーあり
電池 500mAh
生活防水あり

・・・一言でいえば、スペックアップしたMOTOACTVですよね。これ

MIPS系CPUのIngenic Jz4780がようやく正式発表に


2012年9月に発表されるという噂、がありながらも、6月頃を最後にずっと音沙汰が無かったIngenic Jz4780ですが、ようやくCES2013において発表される、という公式情報がありました。

MIPS社プレスリリース:Highly-Integrated MIPS-Based™ SoC from Ingenic Sets New Performance Point for Power-Efficient and Affordable Devices
Ingenicの製品ページ:Jz4780

スペックは、噂にあったとおりの

Jz4780 40nmプロセス
Dual core 1.5GHz
GPU: SGX540

というところですね。
MIPSのリリースには「1.3GHz+ SoC」とありますが、Ingenic側は「1.5GHz」としているので、それに従っています。

JZ4780 Diagram(1)

・・・ここまで遅れといて、そのスペックで大丈夫か?と心配になるレベル。

MIPSのリリースには、Alter-semiconductorのLTEチップFOURGEEと組み合わせたMIPSベースのタブレットも出展するそうなんですが、果たしてどうなることやら・・・

ActionSemiconductor ACT-AMT7029?


AinolからNOVOタブレットの新製品群が出るという話があるようです(juggly.cn:「中国 Ainol、NOVOタブレット新作 Dragon、Venus、Fame II、Legend、Dream、Hero、Hero II、Captainの製品情報を公開」)

その中で

CPU: ACT-ATM7029 Cortex-A9クアッドコア
GPU: GC1000

というスペックが掲載されているようです。

ACT-AMT7029とは、おそらく、ActionSemiconductor(炬力集成)のAMTプロセッサシリーズの製品のことだと想定されます。

しかしながら、ActionSemiconductorのページは全然製品について更新されないページなのです。

トップページのニュースを見ると英語版の最終更新は2011年4月、中国語版は2011年12月ぐらいな模様ですが、その時点でリリースされていたはずの、AMT-7001という製品について、記載がありません。

1つ前の製品である「AMT-7001」というのは、どういう製品であったのかと言えば、MIPS32 74Kfコア採用のプロセッサです。

CPU: MIPS32 74Kf(浮動小数点演算機能つき)ベース 1.3GHz
GPU: GC800 / OpenGL ES2.0対応
メモリ: DDR3
HDMI 1.3対応
(参考1:2011/11/15作成「AMT-7001とJz4770/Jz4760の違い?」)
(参考2:2011/11/05プレスリリース「ミップス・テクノロジーズとActionsc Semiconductor社、Android「Honeycomb」をタブレット向けの新しい1.3GHzチップに搭載するために協力」)

AMT-7029は、GPUについては引き続きVivante社のGCシリーズのGC1000というのは、非常に順当な進化と言えます。

しかしながら、CPUコアがARM系Cortex-A9ベースに変わる、というのは、非常に驚いた選択です。

とはいえ、MIPSコアのAMT-7001搭載の製品は少なく、同業でMIPS系CPUを出しているIngenic(北京君正)も、夏に出す予定だった次世代製品Jz4780が、音信不通になってる現状からすると、MIPS系CPUに見切りをつけてしまった可能性が高いような気もします。

特にMIPS系で独占販売をしていたAinolがすでにARM系でばりばり売ってしまっている現状から考えても、MIPS系Androidの将来は結構つらいのかもしれません・・・

MIPS版Jelly Bean(Android 4.1.1)も出ているのに

MIPS系Jz4770搭載のポータブルゲーム機GCW-Zero発売日決定


MIPS系Jz4770搭載のポータブルゲーム機GCW-Zero」という記事を書いたあと、NEOGEO Xがエミュレータベースというがっかりニュースが飛び込んできたりしたのに触発されてなのか、GCW-Zero 発売日が決定した模様。

2012年10月1日に出荷開始で、10月13日にアメリカのアイオワ州Ottumwaで開催される「Grassroots Gaming Expo 2012」というイベントに出展する、とのこと。

発売日決定にともない、なのか、購入のリンクが消えていますが、Blogの記述によれば「GCW Zero Standard Edition $120.00」で、メールで問い合わせをすれば、まだ購入可能かどうかを連絡してくれるようです。

スペック概要としては・・・

CPUにIngenic Jz4770 1GHzを採用し、3.5インチ 320×240液晶を搭載
RAMは256MB、mini HDMI 1.3出力あり
Wifi通信サポート
インタフェースの言語対応:English/Russian/Japanese/Spanish

Sneak Peek at GCW-Zeroに開発中の筐体写真が掲載されている。

ここの写真を見ると交換できない場所にmicroSDカードが見える。
つまりは内蔵ストレージ、とあるものは結局のところmicroSDなようで、Special Editionの16GBというのは、ここのmicroSDを交換したバージョンであるようだ。

類似のサイズでLinuxベースの他機種と比較した写真があった。

上から、「GCW」「Gemei A330」「(たぶん)Gemei A330時尚版」「Gamei A320」という感じです。

えーと・・・なんとなくGemeiとして、こういった商品が売れなくなってきたので、スピンアウトした、という感じがしなくもないのは気のせいでしょうか・・・

スペック一覧

CPU: Ingenic Jz4770 1GHz Processor
GPU: 496MHz Vivante GC860 1080p video decoding and OpenGL ES 2.0 and OpenVG 1.1
DISPLAY: 3.5″ LCD 4:3 (320X240 pixels)
OS: Linux 2.6 working on Open Dingux
Memory: DDR2 256MB
Internal Storage: 4GB
External storage: via micro SD Up to 32GB possibly 64GB not tested at present.

Mini USB 2.0 OTG
Mini HDMI 1.3 Out
3.5mm earphone/mic/Stereo Speakers
G-Sensor/VibroShock
Wi-Fi 802.11 b/g and Wireless Multiplayer

** Media & Entertainment **
Video: MPEG4/H.264/H.263/MPEG2/MPEG4/WMV/FLV/3GP/AVI/MKV/MOV/VOB/RMVB
Audio: Mp3/Wav/Wma/Flac/Ogg/M4a/Acc
Emulation: PS1/CPS1/CPS2/NEOGEO/GBA/SFC/MD/FC/GBC/SMS/GG/GB
Images: JPG/JPEG/PNG/BMP/GIF
EBook: txt/epub/html/pdf/doc

** Basic Parameters: **
Dimensions: 143*70*18mm
Weight: 8oz
Battery: 2800mAh
Languages: English/Russian/Japanese/Spanish

MIPS系Jz4770搭載のポータブルゲーム機GCW-Zero


6月にすzのAspireOne研究のところでGCW Zeroというのが紹介されていた

そろそろ出てきたかなぁ?と確認してみたら、公式Webが整備されていた。
GCW Game Consoles Worldwide

スペック概要としては・・・

CPUにIngenic Jz4770 1GHzを採用し、3.5インチ 320×240液晶を搭載
RAMは256MB、mini HDMI 1.3出力あり
Wifi通信サポート
インタフェースの言語対応:English/Russian/Japanese/Spanish

Sneak Peek at GCW-Zeroに開発中の筐体写真が掲載されている。

ここの写真を見ると交換できない場所にmicroSDカードが見える。
つまりは内蔵ストレージ、とあるものは結局のところmicroSDなようで、Special Editionの16GBというのは、ここのmicroSDを交換したバージョンであるようだ。

類似のサイズでLinuxベースの他機種と比較した写真があった。

上から、「GCW」「Gemei A330」「(たぶん)Gemei A330時尚版」「Gamei A320」という感じです。

えーと・・・なんとなくGemeiとして、こういった商品が売れなくなってきたので、スピンアウトした、という感じがしなくもないのは気のせいでしょうか・・・

まぁ、GCWの現品が出てこないことにはなんとも言えませんけどね。