Android携帯をBluetooth接続のGPSアダプタに見せるソフト

Android携帯のGPS/3Gネットワークによる現在位置検出機能を他の機器にもBluetooth接続で利用できるようにするソフトがあります。
Bluetooth GPS Output
10分間だけ使える体験版。
$1.99のBluetooth GPS Licenseを買うと制限が解除される。

Network/Bluetooth GPS
こっちは$1.99で販売しているアプリ。
Bluetooth接続とTCP/IP接続に対応している。
同じ作者のSolidSync Trip Tracker($1.99)で保存した移動ログを指定すると、実際には移動していないのに移動しているかのように機器に移動情報が送れるという機能があるので、GPS関連ソフトのデバグにも有用。

ReadyNASのCPUがMarvell Kirkwoodに

うちにはInfrant社のReadyNAS 600がある。
当時、4ドライブ搭載可能で、しかも、ドライブを大容量のものに交換すると、中のデータを保持したまま、RAIDを再構築してくれる、という製品は、これしかなかった。
しかも、(ドライブ抜きだけど)10万円を切っていた。
その当時のReadyNASは、CPUアーキテクチャにSPARCを採用した独自のものを使っていた。
その後、ReadyNAS X6、ReadyNAS NVになり、そして、InfrantがNETGEARに買収され、
また、CPUアーキテクチャがIntel ATOMベースに変わりReadyNAS NV+が出たりした。

そして、昨日、新製品、ReadyNAS NV+ v2とReadyNAS Duo v2が出た。
プレスリリース: NETGEAR Redefines Home and Small Business Storageと、紹介ページ

なんでも、CPUアーキテクチャがARM系のMarvell Kirkwood 6282 に切り替わったらしい。
それに伴い、NAS OSのRAIDiatorも、ARM版が出てくるんだと思われますが、どれくらい変わるのかはまだ不明。
特に、SPARC→Intelの時は、ディスクの引き継ぎが出来たけど、今度も可能なのかというところが気にかかります。

2ドライブのDuo v2が$199、4ドライブのNV+ v2が$399 と、値段的にはそんなものかな、といったところ。

とはいえ、Marvell Kirkwood 6282といえば、Synology社のNAS DS111/DS211/DS411とかQNAP社のTS-119P+/TS-219P+/TS-419P+ Turbo NASとか、いろいろで採用されているやつです。
競合他社がひしめく中、どれだけの優位性を出せるのかが気になるところです。

なお、QNAP社のMarvellチップ搭載のNASについて、どんなスペックなのか、Debianを移植したDebian on QNAP Turbo NASのページで一覧かされているので紹介しておきます。

republic wireless

アメリカでrepublic wirelessという会社が、Android携帯本体を$199で買うと、それ以降の月々料金は$19だ、といってるサービスが始まったらしい。

Android携帯はLG Optimus で、Android 2.3での提供だとか。(ここの下のほうに記載あり)

売り文句は、$19/月。
wifiと3Gネットワークを、まるでハイブリッド自動車のように切り替えて使うから、安いんだ、と。

WHAT IS COST?を見ると、
・Unlimited minutes, data, & text (無制限の通話、データ通信、SMS)
・No contracts or early termination fees (長期契約や解約手数料無し)
・No overages, ever! (追加コストはない)
なんて、威勢のいい言葉が・・・

3G回線を使っても無制限で、$19っておかしいなぁ、と思っていたんですが、Androidcentralに「Republic Wireless — a great idea that’s not quite there yet」という紹介記事を発見。
「While not on Wifi, you’re limited to 550 minutes, 150 SMS messages, and 300MB data monthly while on Republic Wireless’ 3G network. 」

republic wirelessのページでは発見できなかった、「3Gネットワーク利用時は、550分の通話、150回のSMS送信、300MBデータ通信までが可能」という記載が・・・
3G接続時は無制限じゃない、というのは当然だなぁ、とは思うものの、それでも、この上限設定で$19って、結構安い気がしなくもない。

とはいえ、wifi主体でってのは、Androidcentralの記事の最後にあるとおり「I’ll have to wait for version 2.0」って感じがしますけどねぇ・・・

ま、どっちにしろ、アメリカの話なので、日本じゃ関係ないですけどね^^;;;

the nDのその後・・・?

8月に紹介したthe nD(当blogでの紹介記事)ですが、その後の進捗は・・・と見てみると・・・

フォーラムを含め、表に出てるところを見る限りでは、リリーススケジュールに関しては何も進んでない・・・としか判断できない状況に見えます。

フォーラムの管理者アカウントは11月1日にログインしているらしいので、プロジェクト自体は進めているようですが・・・

ところで、the nDについて、slashdot.jpに「自作DSソフトの発売許可を求めて立てこもったゲーム開発者、ゲームをリリースするためにオリジナルの携帯ゲームハードを開発」というのが立ってますけど、あれ、うちのblogの影響ですかねぇ?
コミケ後に短縮url経由でのアクセスがあり、それが多くなってきたところで、ああいう形で出てきてますから・・・

Androidでドコモ公衆無線LANに自動ログイン

ドコモの公衆無線LANサービス Mzoneがmopera Uスタンダードなら無料で使える、というので、mopera Uライトから契約変更してみた。

ドコモの手順によればAndroidの場合、SSID:docomoに接続した後、ブラウザ上でログイン処理を行わないといけない、ということになっている。
しかし、Windows系とか他の環境では、その処理も含めて自動的に行えるようになっているらしい。

では、標準ではないだけで、実現する方法があるはず、と探してみたところ、Android Marketで、mzoneconfというアプリがありました。
類似の機能を持つアプリは他にもありますが、mzoneconfの利点は常駐しないアプリで、Androidの無線LAN設定にMzone用の設定を追加してくれるだけ、という非常に割り切った作りである、という点です。

やってることは、手動で設定すると非常にめんどくさいことを、直接設定を書いてしまうことで実現している、という感じなようです。

Androidでは無線LANの設定をLinuxと同様にくwpa_suppilicantを使用して行っています。
Android 2.3の場合、wpa_supplicant ver 0.6.10です。

設定ファイルは、/data/misc/wifi/wpa_supplicant.conf にあります。

mzoneconfで設定を行ったあとの/data/misc/wifi/wpa_supplicant.confは以下のような感じでした。

ctrl_interface=wlan0
ap_scan=2
update_config=1

network={
        ssid="自宅のSSID"
        psk="自宅のWPA-PSKキー"
        key_mgmt=WPA-PSK
        priority=1
}

network={
        ssid="docomo"
        scan_ssid=1
        proto=RSN
        key_mgmt=IEEE8021X
        pairwise=NONE
        group=WEP104 WEP40
        auth_alg=OPEN SHARED
        eap=PEAP
        identity="ユーザ名-mopera@docomo"
        password="パスワード"
        phase2="auth=MSCHAPV2"
        priority=1000
}

Android側か、無線LAN側か、どちらの要因かはわかりませんが、うちの環境では上記設定では、無線LANを検出しなくなってしまいました。
元との設定差異をみた結果、おそらくは「ap_scan=1」が「ap_scan=2」になったことが原因なのではないかと思い、wpa_supplicant.confをファイルを直接書き換えました。
また、プライオリティが1000って大きすぎ?と感じたので、10としてみました。

ctrl_interface=wlan0
ap_scan=1
update_config=1

network={
        ssid="自宅のSSID"
        psk="自宅のWPA-PSKキー"
        key_mgmt=WPA-PSK
        priority=1
}

network={
        ssid="docomo"
        scan_ssid=1
        proto=RSN
        key_mgmt=IEEE8021X
        pairwise=NONE
        group=WEP104 WEP40
        auth_alg=OPEN SHARED
        eap=PEAP
        identity="ユーザ名-mopera@docomo"
        password="パスワード"
        phase2="auth=MSCHAPV2"
        priority=10
}

この変更後、再起動を行って、正常に動作することを確認しました。

ちなみに、mzoneconfでは、Mzoneアカウントを使ってのBB モバイルポイント(mobilepoint)および成田空港エアポートネットでの有料ローミングアクセスが利用できます。
その設定を有効にした場合にwpa_supplicant.confに追加される設定は以下の様になっていました。

network={
        ssid="mobilepoint"
        scan_ssid=1
        proto=RSN
        key_mgmt=IEEE8021X
        pairwise=NONE
        group=WEP104 WEP40
        auth_alg=OPEN SHARED
        eap=PEAP
        identity="ユーザ名-mopera@docomo"
        password="パスワード"
        phase2="auth=MSCHAPV2"
        priority=1000
}

network={
        ssid="NRT-AIRPORT"
        scan_ssid=1
        proto=RSN
        key_mgmt=IEEE8021X
        pairwise=NONE
        group=WEP104 WEP40
        auth_alg=OPEN SHARED
        eap=PEAP
        identity="ユーザ名-mopera@docomo"
        password="パスワード"
        phase2="auth=MSCHAPV2"
        priority=1000
}
モバイルバージョンを終了