Allwinner系SoCを使ったLinuxを扱う場合に基礎となるLinux-sunxiを見ていたら、見慣れないプロダクトを2つ発見
LicheePi One
LicheePi Zero
ぱっと見た感じだと、ディスプレイ出力ができるLicheePi Oneと、シリアル出力のみのLiecheePi Zeroなのかな?と思ったのですが、よく見てみると全然違いました・・・
・LiecheePi One
CPUが古く、Cortex-A8のAllwinner A13搭載。
CHIPSで使っているAllwinner R8の前身となるSoCを使用。
HDMIコネクタは無いが、フラットケーブル接続で液晶パネルがつけられる。
https://github.com/Zepan/ilicheeに関連資料がある。
cnx-softwareでLichee Pi Oneは6ドル、という記事があったが、作者によれば、6ドル、というのは誤りだそうな。
@cnxsoft I'm sorry to tell you that Lichee Pi One have not been mass-produced, and do not have a certain price, not $6.
— Icenowy Zheng (@Icenowy) 2016年12月26日
・LicheePi Zero
CPUはCortex-A7のAllwinner V3s搭載。
Orange Pi Oneなどで使用しているAllwinner H3からGPU機能などを抜き、車載カメラやIPカメラ用にしたSoCを使用。
RAMは64MBと限られている。
ESP8266モジュールのような感じでブレッドボードにさして使える感じのもの。
標準ではLANコネクタは無く、またWiFiも搭載されていない。
「Network: 10/100Mbps Ethernet (via extension board, not available now)」とあるので、別途取り付けはできるようになる模様。
対応するLinux kernelは、https://github.com/Icenowy/linux/tree/v3sで公開されている。U-Bootについても同じ作者が開発中。
作者によると、Lichee Pi Zeroは6ドルぐらいで販売できるらしい。
@cnxsoft You messed it with Lichee Pi Zero, which is a $6 V3s board.
— Icenowy Zheng (@Icenowy) 2016年12月26日