Allwinner H3搭載のOrange piシリーズの違いについて、ハードウェアとOSの互換性に絞って解説。
2015/09/16現在、リリースされているAllwinner H3搭載のOrange piシリーズは下記の4機種
・Orange pi PLUS(OPi-PLUS)
・Orange pi 2(OPi2)
・Orange pi mini 2
・Orange pi PC(OPi-PC)
まず、「Orange pi 2」と「Orange pi mini 2」はWiFi対応のためのチップの有無で、基盤自体は共通になるためどちらも「OPi2」としてとして扱われる。
「Orange pi PLUS」は、内蔵ストレージがある(eMMC)、SATAコネクタがある、など、差異が大きく、別扱いとなっている。
「Orange pi 2/mini 2」と「Orange pi PC」は、だいたい同じだが、特にUSB周りの構成が異なっている。
「Orange pi 2/mini2」では、基板上にUSBハブのチップが載っており、そこを経由してUSB機器を接続している。
「Orange pi PC」では、H3チップの持つUSBコントローラ機能を直接コネクタにつないでいる。
コスト削減になっているが、USB機器側でなにか変な動作した場合に、直接H3チップに影響がいくことになるため、壊れやすくはなっていると思われる。
機種間の差異はLinux起動時に読み込まれる「script.bin」と「uImage」にて対応している。
/bootディレクトリか/media/bootディレクトリに配置されている。
また、HDMI出力時の解像度変更は「script.bin」内の設定で行われている。
script.binについては、ある程度汎用性があるようで、他の機種用に出ているOSのscript.binを置き換えて、無理やり対応させる、ということは可能。
uImageのほうは、Linux kernelと関係しているので、置き換えてもうまく動かない可能性の方が高い。
“Allwinner H3搭載のOrange piの機種間差異について(Orange pi 2 / pi mini 2 / pi PC)” への1件の返信