Rstream A1でICS風の見た目のLiGux v3.2beta2を動かしてみた

中国語圏のAndroidフォーラム LiGux: z71 VariantsでみつけたLiGux(Coopoui)というICS風の見た目をしたAndroid 2.3。(LiGux開発者のblog)

現在リリースされているLiGux v3はCM7 Android 2.3.7ベースだが、開発中のLiGux v4はCM9 Android 4.0.3ベースとなる予定とのこと。

LiGux v3.2beta2のダウンロードリンクがよく分からなかったので、Ubiquitenseの紹介記事「ICS look and feel ROM from LiGux, for Motorola XT502 (Commtiva Z71)から入手して、入れてみた。

標準で入っているkernelは 2.6.35.13-cyanogenmod でした。
が・・・これだとタッチパネルが動かない。

Rstream A1用カメラ修正が入っている2.6.35.13-rstreama1でも動かない。
CM7 EAv7.2の2.6.32.9-EA にしたところ、動作した。

kernel 2.6.35.xはいろいろ問題あるんですかねぇ・・・
まぁ、それはさておき、システム情報は↓な感じです。

モデル番号: Z71
Androidバージョン: 2.3.7
ベースバンドバージョン: MP1_850
カーネルバージョン: 2.6.32.9-EA edgar@ubuntu #37
Modバージョン: LiGux-v3.2-Beta2-Z71-111204
ビルド番号: GWK74

ロックスクリーン

メイン画面

設定画面

言語選択

おおむね日本語リソースが入っているけれど、一部に日本語リソースが入っていない、というような感じですね。

/system/appとかを見る限りでは、それほど変なアプリがない感じですから、ちょっと使ってみようかと思います。

なお、カメラは使えません。

Rstream A1類似機種海外のフォーラム便り 2012年1月5日号

海外のAndroid系のフォーラムはいろいろありますが、HTCやSamsung,ソニエリの場合は、xda-developersのフォーラムが業界標準的な感じです。

Rstream A1の類似機種の情報を探す場合、xdaではほとんど情報がありません。
いろいろ探すと、一番活発なのは、ポルトガル語のサイトAndroidPTのフォーラム「Boston (Gigabyte GSmart G1305 Codfish / Commtiva Z71) 」の中にある「[ROM] Boston CyanogenMOD」のようです。

[MOD] EAv7.2 Final (Android 2.3.7) CM based
いままでの記事でも登場していたCM7.1 EAv7.2というのは、ここが原産地です。
このROMで使用しているkernel 2.6.32.9-EA#37は別のスレ[Kernel] 2.6.32.9-EA (21/11/2011)で開発されている。
kernel sourceはgithubから入手可能

[MOD] Cyanogenmod 7.1 aPT v1.1
Simple2extというSDカードをパーテーション分けして、メモリswap領域にしたり、ext2領域を作成してデータを逃がしたりすることができるようになっている。

使用kernelはaPT v1.1 Kernelというらしい。
カーネルバージョン: 2.6.35.13-aPT-AHB-OC-v1.1 fagulhas@ubuntu #21
altanative kernelとある方は
カーネルバージョン: 2.6.32.9-aPT-alternative fagulhas@ubuntu #49

[Mod] MYGingerB Custom ROM project for Commtiva z71 (2.3.7)
これについては英語のlowyat.netのフォーラム「[Custom ROM] MYGingerB (Android Gingerbread 2.3.7), Our own Commtiva z71 (mi300) Custom ROM 」が本拠地で、blogもある
「MYGingerBread “Gaia” 1.1.0」が最新版。
SuperAOSP kernelを使用しているとのこと。

で、SuperAOSP kernelについて調べていると出てくるのが、スペイン語圏のMovil Zona
関連フォーラムは「Orange Boston

SuperAosp 8.6-AW para Orange Boston
リリース時期が3月と古い。

SuperOSR v2.2.0 por Superteam Gingerbread 2.3.7

この他、スペイン語圏のフォーラムには、HTCmaniaのROMs y desarrollo Orange Bostonというのもある。

MTK6573搭載のAndroidスマートフォンのOSを書き換える

当記事に「MT6573」の検索で来た人へ

MTK MT6573に関して調査していて、当記事に来たのであれば、まずは「Media Tekスマートフォンとのつきあい方」を読んでください。
上記記事でMTK系CPUに関して一通り解説しています。


xda-developersのAndroid Software and Hacking Generalに、Rstream Aに関係する資料が無いかなぁ、と探していたら、全然関係ないけど、中華Android好きには気になるものを発見。

[ROM] MTK6573 / Hero H7300 / HD7 Clone / T9299 Cooked ROM

怪しいパチものな見た目が売りの中華スマートフォンで良く採用されているMTK6573チップ搭載のAndroidスマートフォン向けのカスタムROMである。

現状は、数あるパチもの系MTK6573チップ携帯のうち、「Hero H7300」「HD7」「T9299」で使えるらしい。

手順を見ていくと、smartphone reviewsというblogに掲載されている「MT65x3 flashing tutorial」に書き込むソフトの紹介もあるようだ。

配布されているイメージを書き込むと、ClockworkMod Recoveryも導入されるようで、「ボリュームUP」を押しながら「電源ボタン」でClockworkMod Recoveryに入れるようである。

ちなみに、smartphone reviewsでは、MTK6573搭載でDual SIM可能なAndroid携帯をいくつか紹介しています。
G14 Dual SIM with 3G support
HD9 Dual SIM with 3G support
G11i Pro Dual SIM with 3G support

上記の記事を見ると、2つのSIMが、どちらも3Gを使えるようにも見えてしまうと思います。
しかし、その記事から紹介されているショップe to talkの商品ページをみると、「Network Dual Sim Dual Standby, Support 3GWCDMA, Support W+G / G+G」とあります。
日本で使うには「W+W」のDual Sim Dual Standbyができないと意味が無いので、注意してください。(また、それとは別に、法令上の問題もありますが・・・)

うかつな失敗のメモ githubからcloneできない

実は、github.comからcloneができない、という現象に悩んでいました。

現象
git cloneをすると、以下のメッセージで403エラーとなる。

$ git clone https://github.com/CyanogenMod/cm-kernel.git
Initialized empty Git repository in /home/work/muchtel/cm-kernel/.git/
fatal: https://github.com/CyanogenMod/cm-kernel.git/info/refs download error - The requested URL returned error: 403
$

ちなみに、~/.gitconfig以下の設定を追加する前は、証明書エラーがでていました。

[http]
        sslVerify = false

で・・・解決した方法ですが・・・/usr/local/binにインストールされていたgitが「1.6.3.3」であったためでした。

うちの環境はCentOS5なので、rpmforgeレポジトリを導入していて、そこから/usr/binに対してgit 1.7.6.4がインストールされていたんですが、PATHで/usr/local/binが優先されていたために使われていなかったという次第。

/usr/local/binのgitを使わなくして問題は解決しました。

で、こんな恥をかいておくのは、ググった時に、このエラーで失敗しているとき、gitのバージョンが古いため、という事例が見当たらなかったためです。
誰かの役に立ちますように・・・

Rstream A1でAdobe Flashを使う

Rstream A1のCPUはARM v6だから、ARM v7用に作られているAdobe Flash Playerが非対応・・・ということになっています。

しかし、世の中には、どういう風にやったんだか、ARM v6用に改変されたAdobe Flash Playerというのが存在していたりします。

xdaのAndroid Apps and Gamesにある「[UPDATED APP] FLASH PLAYER 10.2 FOR ARMv6 AND ARMv7 ANDROID PHONES」が、おそらく震源っぽいです。

最新がどういう風になっているのか、はっきりとわかりませんでしたが、おそらくは、以下のページにあるものを組み合わせるのが一番良さそうな雰囲気でした。

xdaのGalaxy 3 Themes and Appsにある「Working Flash Player 11.0.1.153 for ARMv6
xdaのOptimus One, P500, V Themes and Appsにある「how flash player 10.3 work in stock rom[Guide]
xdaのOptimus One, P500, V Themes and Appsにある「Adobe Flash Player 10.3 on ARMv6

具体的には「Working Flash Player 11.0.1.153 for ARMv6」から、adobe flash player 11 v11.0.1.153 armv6.apk を入手。このapkは単体では使えません。
/system/lib/に置くファイル群を「how flash player 10.3 work in stock rom[Guide]」から、lib.zipを入手します。

lib.zipの中身を/system/lib/ に展開し、アクセス権を644に設定。
apkを普通にインストールすれば、Flashが動作するようになります。

Flashがきちんと動いているか確認するにはAdobeの「Check the status of Flash Player version」にアクセスしたところ、バージョンは「10.3.185.360」と出ました。

これは、おそらく/system/lib のファイルがFlash 10.3のファイルであるからっぽいです。

注:Flashを有効にするとシステム負荷があがるようで誤動作によるキー連打が発生する可能性が上がります。

CWM Recoveryから適用できるflashplayer-11.0.1.153-for-armv6.zipを用意しました。
上記のzipをダウンロードしてSDカードに置き、ROM Managerもしくは、直接CMW Recoveryから適用してください。

— (2012/01/24追記) —
MUCHTEL A1純正Android 2.2では、/systemの容量が足らないため、導入できません。
/system/appにある不要なアプリを消さないと入りません。
うちではFaceBook.*, FacebookWidget_Home2.apk, Gmail.apk, Maps.apk, Street.apk, VoiceSearch.apk, YouTube.apk を削除しました。
特にGmail.apk, Maps.apk, Street.apk, VoiceSearch.apk, YouTube.apk は、AndroidMarket経由で最新版が/data/appにインストールされるので、不要ですし。
標準でインストールされているTouchPal関連のファイルはTouchPal本体がTouchPal_M1.apkで、そこから呼び出される各言語毎の設定ファイルがChsHandWritePack.apk(Chinese Handwriting), ChsPack.apk(Chinese PinYinとChinese Bihua
), ChtPack.apk(Chinese ZhuYin), EnglishPack.apk(English)であるようだ。
全部消すとまずいので、ChsHandWritePack.apk, ChsPack.apk, ChtPack.apkを消した。

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