USB2.0-Serialのドライバ(esp8266の安ボードで使っていたシリアル)はCH341

esp8266搭載の安いボードを買って、Windows7パソコンにつなげるとドライバが標準認識せず「USB2.0-Serial」となる。

VID 1A86, PID 7523 (VID_1A86&PID_7523) のドライバは何であるのかを調べると、江苏沁恒股份有限公司(WCH)CH340らしい。

ドライバは下記のメーカページからダウンロードできる。
CH341SER.EXE(実行形式のドライバインストーラ)
CH341SER.ZIP(ZIP形式のドライバ)

どちらもバージョンは3.4(2015/10/30 or 2015/11/02)なので、好みに応じてどうぞ

インストールするとドライバのバージョンは 3.4.2014.8 (2014/08/08) でした。


2019/06/27追記

現在は、2019/01/30付けのバージョン3.5が配布されています。


2021/12/01追記

コメントでMicrosoft Updateカタログで「VID_1A86&PID_7523」を検索するとドライバが入手できるようになっている、との情報をいただきました。

というわけで、ネットワークをつないだ状態で該当デバイスをさして、Microsoft Updateをかければドライバがインストールされそうですね。


2023/08/17追記

Microsoft Updateで検索すると「wch.cn – Ports – 1.7.2023.2」と「wch.cn – Ports – 3.8.2023.2」のメジャーバージョンが異なる2種類が出てるようになっていた。

「wch.cn – Ports – 3.8.2023.2」は CH330, CH340, CH341 用のドライバ

USB-SERIAL CH340,USB-SERIAL CH341A,USB-SERIAL CH340K,USB-SERIAL CH330

「wch.cn – Ports – 1.7.2023.2」は CH342以降やCH9101以降などの新しめのやつのドライバ

USB-Enhanced-SERIAL-A CH342,USB-Enhanced-SERIAL-B CH342,USB-Enhanced-SERIAL CH343,USB-Enhanced-SERIAL-A CH344,USB-Enhanced-SERIAL-B CH344,USB-Enhanced-SERIAL-C CH344,USB-Enhanced-SERIAL-D CH344,USB-Enhanced-SERIAL CH9101,USB-Enhanced-SERIAL CH9102,USB-Enhanced-SERIAL-A CH9103,USB-Enhanced-SERIAL-B CH9103,USB-Enhanced-SERIAL-A CH9104,USB-Enhanced-SERIAL-B CH9104,USB-Enhanced-SERIAL-C CH9104,USB-Enhanced-SERIAL-D CH9104,USB-BLE-SERIAL CH9143,USB-HiSpeed-SERIAL-A CH347,USB-HiSpeed-SERIAL-B CH347

GSMA規格準拠のスマホにNFC Type Fが搭載される・・・ということの出典は?

iPhone7の日本版でFelicaに対応した、という話で注目されているのは「2017年4月移行に発売されるGSMAのGCF認定を受けたNFC対応スマートフォンは、NFC Type Fも搭載される」という話。

日本語の出典を調べると、一番わかり安かったのがマイナビの下記記事だった。
iPhoneでモバイルSuicaが使えるようになる? – NFC対応スマートフォンにFeliCa搭載という流れ

GSMAの規格書である「TS.26 NFC Handset Requirement」と「TS.27 NFC Handset Test Book」に記載されている。
そこではNFC Forumの規格書を参照している、とのこと。

確認してみた。

1. 「GSMA」の「CATEGORY ARCHIVES: TERMINAL STEERING GROUP」に行く
2. 「TS.26 V9.0 NFC HANDSET REQUIREMENTS(2016/04/12)」と「TS.27 V9.0 NFC HANDSET TEST BOOK(2016/06/24)」を発見

3. TS26では、NFCに関する詳しいことはNFC Forumの文章に丸投げてる

 NFCForum-TS-Type-1-Tag_1.2 (or later)
 NFCForum-TS-Type-2-Tag_1.2 (or later)
 NFCForum-TS-Type-3-Tag_1.2 (or later)
 NFCForum-TS-Type-4-Tag_2.0 (or later)

また、「SGP.03 NFC UICC REQUIREMENTS SPECIFICATION V6.1(2016/04/04)」では特に書いてないような感じ

4. 「NFC Forum」の「NFC Forum Specification Architecture」へ行く

5. 「NFC Forum Technical Specifications」でNFC Forum Tag Type Technical Specificationsに関して確認

NFC ForumのTag Type 3がFelicaということが判明

ということでいいんだろうか?

WeMos社のESP8266プロダクトD1 mini V2とD1 mini Pro

最近、WiFi接続のちょっとしたデバイスをESP8266で作る、という風潮があります(偏見)

ただ、この「ESP8266」という定義が2つある、というのがちょっとわかりにくい点だと思っています。

まず、本来の「ESP8266」というのはチップ(SoC)としての名称です。
これは「Espressif社(乐鑫信息科技)」が作っています。

これを使いやす基板に組み込んでモジュールとして販売しているものが一般的な「ESP8266」と呼ばれているものです。本来であれば「ESP8266モジュール」と呼ぶべきでしょうか?

この「ESP8266モジュール」には、オリジナルの「Espressif社(乐鑫信息科技)」が作成している「ESP-WROOM-02」が有名です。
このほかに、後発の「Ai-thinker社(安信可科技)」が作成しているものがあります。
どちらも上に乗っているチップ(SoC)は、Espressif社が製造したESP8266もしくはESP8266EXが使われています。

日本で販売しており、また、技適も取得されているのはEspressif社の「ESP-WROOM-02」です。
Kickstarter案件だとコスト面から、安いAi-thiker社のものを使っていることが多いようです。
技適はモジュール全体として取得されるものであるため、Ai-thinker社のものは技適外となります。

で・・・いろいろ見ていたら、さらに「WeMos Electronic」というところからもESP8266モジュールが出ているようです。

・「WEMOS D1 mini Pro」
 Flash 16MB
 WiFiアンテナは外付けのものを取り付ける必要あり
 シールド(電波遮蔽)が省略されているので薄い
 (電波遮蔽をしなくても使える、というわけではなく別途ケースで遮蔽して、ケースの外側にWiFiアンテナ取り付けろ、という意図)
 

・「WEMOS D1 mini V2」
 Flash 4MB
 WiFiアンテナは基板上にあり
 シールド(電波遮蔽)部分があるので、ちょっと厚い
 

価格は・・・$5$4

↓な感じで普通の基板に取り付けやすい状態なのが利点ではあるものの・・・まぁ、技適がないというあたりが問題で・・・

中華タブレットHUIONの新製品GT-156HD(2016/10/17更新)

2017/12/20追記
いろいろ性能が改善されたバージョンアップもでるGT-156HD v2が販売され、借りることができたため、記事を書きました。
HUIONの液晶ペンタブレットKAMVAS GT-156HD v2を使ってみた


ちょうど1年前に発売された18.5インチのHD液晶タブレットGT-185HDがここ半年以上まともに販売されていません。
なんだろうなぁ・・・と思っていたら、15.6インチのHD液晶タブレットの新製品KAMVAS GT-156HD GT-156HD が登場するようです。

製品ページ:GT-156HD

・15.6インチというサイズ
・1.5kgと軽量
・GT-185/GT-185HDに引き続きショートカット用キーを装備
・ディスプレイ出力は、HDMI接続のみ(VGA/DVIは無い)
・もしかするとペンが代替わりしているかも?(いままでと形状が異なるペンに見える)
・液タブ側のコネクタは1つで、そこからHDMI/USB/電源の3つに分岐するケーブル(Three-in-one Connection cables)

価格は2016/10/26までは発売記念価格$594(通常 $699.00)+日本向け送料$31.46。
発売予定日は2016/10/26。

日本のHUIONを取り扱う代理店「フラットポイント」でも同じぐらいから取り扱い開始予定。
中国から買うと配送時に破損を食らうと返品とかが非常に面倒なので、日本国内発送で64800円というお値段は、なかなかお値打ちかと。


2016/10/17更新

日本の代理店フラポプリントに、GT156HDのサンプル機が届いたそうで、これから評価だそうです。

また、いつの間にか日本のAmazonでも取り扱いが始まっていました。

定価76,999円、通常価格70,999円、というのは予想通りでしたが、
「セール価格 60,349円」というのは正直予想外。
ただ、中国発送になるので、国内発送よりは破損率が高くなる、というのと、不良品が届いた場合の手続きがめんどくさい、というところが不安点があります。
まぁ、大丈夫な可能性が高い、とはいえ、自分は運が悪いと思う人は避けて置いた方がいいかも?


2016/11/08追記

日本国内発送で、サードパーティーから液晶保護シートが販売開始されました。

ペーパーライク
反射防止
ブルーライトカット
指紋防止
反射防止
抗菌
気泡レス
キズが付きにくい!
強化ガラス同等の高硬度
9Hフィルム
GT-156HD

HUION液晶タブレット製品の仕様まとめ

機種名 GT-156HD GT-185HD GT-220 GT-190
Aliexpress価格 $699 $599 $799 $449
日本Amazon
解像度 1920×1080 1440×900
液晶の種類 IPS 15.6″ IPS 18.4″ IPS 21.5″ TFT 18.9″
表示領域 344.16 mm × 193.59 mm 408.96 mm × 230.04 mm 476.64 mm x 268.11 mm 409.8 mm x 230.4 mm
1pxの大きさ 記載なし 0.213mm x 0.213mm 0.2485mm x 0.2485mm 0.3mm x 0.2mm
インタフェース HDMI VGA DVI HDMI VGA DVI
消費電力 DC12V 1Aアダプタ使用 7.5W DC12V 3Aアダプタ使用 36W以下 DC12V 4Aアダプタ使用 36W以下
外寸 432mm x 14.8mm x 264mm 485mm x 45mm x 296mm 520mm x 40mm x 320mm 454.4mm x 60mm x 361.8mm
重量 1.5kg 3.1kg 5.42kg 4.3kg

ハードウェア版マウスふるふる(Arduino Leonardo互換のCJMCU beetleの工作例)

CJMCU Beetleという小型のUSB接続のマイコンボードに標準で書かれているプログラムは、USBキーボード/マウスとして認識し、マウスをランダムで動かすという機能となっているらしいので入手してみた。

ネタ元: Okiraku Programing「USB直結のスクリーンセーバーブロッカー

購入はAliexpressの「Beetle ard Leonardo USB ATMEGA32U4 mini development board」から行った。
送料込みで$7.78で、8/22発注、8/25発送、9/1到着、という感じで届きました。


とりあえずWindows10パソコンに接続してみる。

標準でfirmware書き換え用のUSBシリアルポートを認識するというのも驚いた。(Windows7ではドライバ認識はしなかった)

USBキーボードとマウスが認識されてはいるんだが、期待通りにマウスが小刻みに動いている場合と、全然動かない場合が・・・というか、動かないことの方が多い・・・

また、赤いLEDランプが点灯期間が長めの点滅でちょっとうざい。

もうちょっとなんとかならないかとカスタマイズを実施。

準備1:Arduino IDEをインストール

Arduino IDEをインストールする。

準備2:ボード「Arduino Leonardo」を選択

Arduino IDEでボートとして「Arduino Leonardo」を選択する。

準備3:CJMCU beetleをUSBポートにさす

CJMCU beetleをUSBポートにさして認識されるのを待つ(ドライバにより認識が変わる)

準備4:シリアルポートを選択

Arduino IDEで使用するシリアルポートを適切なものに設定する。具体的には「Arduino Leonardo (COM?)」と認識された番号のものを選択する。

準備5:IDE上のボード認識を確認

Arduio IDEの「Get Board Info」で「BN:Arduino Leonardo」と表示されることを確認

プログラミング実施

コードとして以下を入力する。

#include <Mouse.h>
#define LEDPIN 13

void setup() {
  pinMode(LEDPIN, OUTPUT);
  Mouse.begin();
}

int x=4;

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
  Mouse.move(x, 0, 0);
  digitalWrite(LEDPIN, HIGH);   // turn the LED on
  delay(500);
  digitalWrite(LEDPIN, LOW);   // turn the LED off
  x = -x;
  delay(4500);
}

ボードへの書き込みを実施

スケッチ-マイコンボードに書き込むで書き込みを実施する。

なお、今回のこのコードは5秒間隔でマウスを動かし、動かす際にLEDを短時間点灯させる、というものになっています。

LEDの点灯をさせたくなければ「digitalWrite」の行を削除すればokです。

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