Ryzen3 2200G環境でStoreMIを導入した

Ryzen3 2200G環境にして使っているわけですが、交換する以前から続いているWindows起動直後から10分ぐらい継続するGoogle Syncのファイル更新チェックによるCドライブのディスクI/O 100%消費がなんとかならないかと気になり始めた。

Cドライブ全部をSSDにすれば解決ではあるものの、現状のCドライブは2TBとこれをまるごとSSDにかえるにはハードルが高い(コスト的に

で・・・今回使ったマザーボードのチップセットAMD B450では「StoreMI」というストレージキャッシュテクノロジーが使える。参考記事:無料のAMDストレージ高速化技術「StoreMI」でHDD/SSDが速くなるか検証

そして、いまはSSDが安くなっている時期なので、Intel SSD 760pのNVMeモデル256GBを購入し、導入してみた。

複数の物理ディスクを繋いだ状態でセットアップしたところ、初回再起動時にブートデバイスを誤認してしまったので、セットアップ時はブートディスクとNVMeディスクのみを繋いで行った方が良さそうです。

初期再起動後、設定処理が30分ぐらい裏で走り、完了したあとで、再起動してみたところ、Google Syncによるディスク負荷100%は無くなりました。

しかし、その代わりに、常にCPUが20%程度持って行かれるという事態に・・・

この状態でWindows MRデバイス被ってSteam VRのBeat Saberをやってみたところ、レスポンスが従来に比べて悪くなっていることを確認。

どうやら、CPU性能があからさまに足らなくなった模様。

StoreMIを使う場合は、ある程度CPUが余っていないとあまり意味がなさそうですね。

最小インストールのRHEL7環境で文字化けせずにNetBackup管理画面を表示するために必要なパッケージ

最小インストールのRHEL7環境で文字化けせずにNetBackup管理画面を表示するために必要なパッケージを確認した。

なお、表示させるのはLinuxサーバローカルのディスプレイではなく、同一ネットワーク上にあるWindows10にインストールされた「VcXSrv

# yum install libXext libXrender libXtst xorg-x11-fonts-Type1 vlgothic-fonts vlgothic-p-fonts

なお、「vlgothic-p-fonts」は入れなくても表示はされるが、文字がゴツゴツした感じとなる。

・vlgothic-fonts vlgothic-p-fontsの両方をインストールした場合


vlgothic-fonts vlgothic-p-fontsの両方をインストールした場合

・vlgothic-fontsのみインストールした場合


vlgothic-fontsのみインストールした場合

NetBackup GUIはJavaを使って表示している。

フォントに関する指定はJREのlibにfontconfig~.srcというファイルで保存されている。

# ls /usr/openv/java/jre/lib/fontconfig*.src
/usr/openv/java/jre/lib/fontconfig.RedHat.5.properties.src
/usr/openv/java/jre/lib/fontconfig.RedHat.6.properties.src
/usr/openv/java/jre/lib/fontconfig.SuSE.10.properties.src
/usr/openv/java/jre/lib/fontconfig.SuSE.11.properties.src
/usr/openv/java/jre/lib/fontconfig.Turbo.properties.src
/usr/openv/java/jre/lib/fontconfig.properties.src
#

「fontconfig.RedHat.6.properties.src」の中を見てみると、関係しそうな記述として以下を発見

# Font File Names
filename.-misc-kochi_gothic-medium-r-normal--*-%d-*-*-c-*-iso10646-1=/usr/share/fonts/vlgothic/VL-Gothic-Regular.ttf
filename.-misc-kochi_mincho-medium-r-normal--*-%d-*-*-c-*-iso10646-1=/usr/share/fonts/ipa-mincho/ipam.ttf
filename.-misc-zysong18030-medium-r-normal--*-%d-*-*-c-*-iso10646-1=/usr/share/fonts/cjkuni-uming/uming.ttc


# AWT X11 font paths
awtfontpath.chinese-tw-iso10646=/usr/share/fonts/cjkuni-uming
awtfontpath.chinese-cn-iso10646=/usr/share/fonts/cjkuni-uming
awtfontpath.japanese-iso10646=/usr/share/fonts/vlgothic
awtfontpath.korean-iso10646=/usr/share/fonts/un-core

どうやら明朝体は「ipa-mincho-fonts.noarch 」 に含まれる /usr/share/fonts/ipa-mincho/ipam.ttf、ゴシック体は「vlgothic-fonts」 に含まれる /usr/share/fonts/vlgothic/VL-Gothic-Regular.ttf を使っているようだ。


2022/07/10追記

最小インストールのOracle Linux 8でブラウザを動かす場合FirefoxとChromeのどっちが容量少ないか」 で検証した結果を踏まえると、RHEL8の標準状態で使えるフォントは「google-noto-cjk-fonts-common google-noto-sans-cjk-ttc-fonts google-noto-serif-cjk-ttc-fonts」になるんじゃないかと思われる。

もしくはEPELレポジトリを追加して、「vlgothic-fonts vlgothic-p-fonts」

無償系アンチウイルスソフト

2020/04/14に調査した内容を「無償系アンチウイルスソフト 2020/04/14」にて公開中


Windows10だと標準のままでいっかぁ、という感じも強いですが、いまも生きてる無償系アンチウイルスソフトって何があるのかな、と見てみた。

AVAST!とAVG

2016年7月にAvastがAVGを買収(「無償ウイルス対策のAvastがAVGを買収へ。買収額は13億米ドル」)したのですが、2019年3月になってもプロダクトが並行稼働しています。

Avast Free Antivirus」と「AVG 2019 Free

Comodo

Comodo Free Internet Security Suite 2019」と「Comodo Antivirus for Windows 10 Free」と「Comodo Cloud Antivirus」の3種類がある。

Comodo Cloud Antivirus」だと 検査する処理はComodoクラウドに行わせるというものらしいが、3プロダクトの違いがよく分からない・・・

Comodo Antivirus for Linux」が同じくFreeでもリリースされており、Debian/Ubuntu/Mint,RHEL/CentOS/Fedora,SuSEなどで使用できる。

ただ、2019年3月時点のサポートLinuxは「Ubuntu 12.04 / Red Hat Enterprise Linux Server 5.9, 6.3 / Fedora 17 / SUSE Linux Enterprise Server 11 / OpenSUSE Linux 12.1 / Debian 6.0 / CentOS 5.9, 6.2 / Mint 13 / CentOS 5.8, 6.2」と、古い目である。

サポートメールシステムとして「Sendmail 8.14.4 / qmail 1.06 / Postfix 2.5.x or higher / Exim 4.x / Amavis 2.6.4」とあるので、メールサーバで使ってもよいらしい?

Avira

Avira Free Antivirus 2019

panda

クラウド型をうたう「panda antivirus

一時期日本の代理店があったようだけど、いまは無い?

Rising Antivirus

日本ではウイルスキラーという名前で販売されたこともある商品。

ウイルスキラーは2013年1月に終了し、英語版も2013年9月に終了したが、中国版の「瑞星杀毒软件」は2019年3月も稼働中

Immunet Protect

Immunet」は元々ClamAVを元に独自エンジンも搭載したものとして開発されたもの。ClamAVごと2011年にSourcefireという会社に買収。2014年にSourcefireがCiscoに買収されたため、現在はCisco傘下のプロダクトになっている。

gredアンチウイルスとして日本語版が公開されていたがこちらは2017年に提供は終了。

adaware

adaware antivirus 12 free

Bitdefender

Bitdefender Antivirus Free Edition

Bitdefenderの日本語ページからはアクセスできない場所にあるようで、検索しないとたどり着けなかった。

NetBackupクライアントの接続エラーに関して調査

Veritas NetBackupにおいて、NetBackupクライアントとの接続に問題があった場合の調査手法についてメモ書き

1.1 マスタサーバ/メディアサーバ上での名前解決確認

マスタサーバ/メディアサーバ上で、/usr/openv/netbackup/bin/bpclntcmd もしくは C:\Program Files\Veritas\NetBacku\bin\bpclntcmd.cmd を実行して、自身の名前解決状況を確認する。

# bpclntcmd -hn マスタサーバ/メディアサーバ名
# bpclntcmd -hn ドメイン名付きのマスタサーバ/メディアサーバ名
# bpclntcmd -ip IPアドレス

ここで予期しないIPアドレスが出てきてしまうのであれば、ホスト名/IPアドレス/DNS設定を見直すこと。

続いて問題が発生しているクライアントについての名前解決状況を確認する。

# bpclntcmd -hn クライアントホスト名
# bpclntcmd -hn ドメイン名付きのクライアントホスト名
# bpclntcmd -ip クライアントのIPアドレス

クライアントホスト名からIPアドレスが取得できないようであれば、DNS設定を見直し、DNS関連の設定変更ができない場合は hostsファイル(/etc/hosts, C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts)にクライアントホスト名のエントリを追加すること。

追加後は、再度bpclntcmdを実行して、状況が変化したことを確認する。

1.2. クライアント上での名前解決確認

クライアント上で、/usr/openv/netbackup/bin/bpclntcmd もしくは C:\Program Files\Veritas\NetBacku\bin\bpclntcmd.cmd を実行して、自身の名前解決状況を確認する。

# bpclntcmd -hn クライアントホスト名
# bpclntcmd -hn ドメイン名付きのクライアントホスト名
# bpclntcmd -ip クライアントのIPアドレス

通常はクライアント自身については正常に情報が取得できるはずです。

続いてマスタサーバ/メディアサーバについての名前解決状況を確認

# bpclntcmd -hn マスタサーバ/メディアサーバ名
# bpclntcmd -hn ドメイン名付きのマスタサーバ/メディアサーバ名
# bpclntcmd -ip IPアドレス

マスタサーバ上で実行した結果と異なる場合は、名前解決情報のキャッシュが残存している可能性があるため、「bpclntcmd -clear_host_cache」を実行してキャッシュ削除した上で、再度、名前解決状況を確認する。

マスタサーバ/メディアサーバ名からIPアドレスが取得できないようであれば、DNS設定を見直し、DNS関連の設定変更ができない場合は hostsファイル(/etc/hosts, C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts)にマスタサーバ/メディアサーバ 名のエントリを追加すること。

1.3. クライアント上でマスタサーバが認識している情報の確認

クライアント上で、/usr/openv/netbackup/bin/bpclntcmd もしくは C:\Program Files\Veritas\NetBacku\bin\bpclntcmd.cmd を実行して、NetBackupが認識しているホスト名情報を確認する。

# bpclntcmd -pn -verbose

2.1. 接続テストを実施

マスタサーバ上で、/usr/openv/netbackup/bin/admincmd/bptestbpcd もしくは C:\Program Files\Veritas\NetBacku\bin\admin\bptestbpcd を実行して、 マスターサーバからクライアントへの接続テストを実施します。

# bptestbpcd -client クライアントホスト名 -verbose -debug

(Veritas KB: How to test client connections using the bptestbpcd command)

2.2 接続テスト2

マスタサーバ上で /usr/openv/netbackup/bin/bptestnetconn もしくは C:\Program Files\Veritas\NetBacku\bin\bptestnetconn.exe を実行して、接続を確認

# bptestnetconn -asp -H クライアントホスト名

(Veritas KB: Best Practices for bptestnetconn including arguments and outputs by NetBackup version )
(Veritas KB: Using bptestnetconn to test connectivity between NetBackup hosts )


おまけ: クライアントの情報が取得できるか確認

マスタサーバ上で、/usr/openv/netbackup/bin/admincmd か C:\Program Files\Veritas\NetBacku\bin\admin にある bpgetconfig を実行して、マスタサーバからクライアント上のNetBackup Agentのインストール情報を確認します。

# bpgetconfig -g クライアントホスト名 -L

出力内に、Agentのインストール先やバージョンが表示されれば接続できています。

(Veritas KB: Command line option to get client NetBackup version, OS, and hardware type)


おまけ2: 複数NICがある場合の設定に関する資料

How to follow best practices when using Preferred Network entries
 調査時に使うbplocaladdrsコマンド, bptestnetconnコマンド, bptestbpcdコマンドの出力サンプルあり

Best Practices when assigning an IP address to the appliance management interface
 bp.confにPREFERRED_NETWORK=~というエントリを追加する、という話

Required Interface or Preferred Network settings seem to cause connections between non-routed networks on weakhost platforms
 bp.confにPREFERRED_NETWORKかREQUIRED_INTERFACE設定をする
 (PREFERRED_NETWORKはNBU7.xで追加された設定項目)

How to force backups over multiple specific networks interfaces instead of all those available.


NetBackup 8.xでの証明書関連エラー対応

クライアントインストール時にサーバとの通信がうまくいかなかったけど、無視してインストールを完了した場合、サーバの証明書が、クライアント側に保存されておらず、バックアップを行うとエラーになる。

1: (7660) ピアプロキシは証明書プロトコルの使用可能な証明書を見つけることができません 

2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] Connecting host:  NBUサーバ
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] ConnectionId: {149DAA97-CA51-4AC8-8E38-F4F253D9B113}:OUTBOUND
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] pid: 2556
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] Received status: 7660 with message 証明書のマッピングファイルを読み込めません。
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) ホスト ( NBUクライアント) 上のピアプロキシで使用可能な証明書が見つかりませんでした。 証明書が正常に配備されていない可能性があります。
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] 処理中 (CertProtocol) にエラーが発生しました (CERT_PROTOCOL_SELECT_COMMON_CA_ROOT)。
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956)  NBUクライアント の bpcd が状態 7660 で終了しました: ピアプロキシは証明書プロトコルの使用可能な証明書を見つけることができません
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] Connecting host:  NBUサーバ
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] ConnectionId: {84C7C072-EC87-4247-AE80-9066320C5EA5}:OUTBOUND
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] pid: 2556
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] Received status: 7660 with message 証明書のマッピングファイルを読み込めません。
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) ホスト ( NBUクライアント) 上のピアプロキシで使用可能な証明書が見つかりませんでした。 証明書が正常に配備されていない可能性があります。
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956) [PROXY] 処理中 (CertProtocol) にエラーが発生しました (CERT_PROTOCOL_SELECT_COMMON_CA_ROOT)。
2022/10/24 10:28:10 - エラー bpbrm (pid=1956)  NBUクライアント の BPCD が状態 61 で終了したため、メールを送信できません: VNETD プロキシでエラーが発生しました
2022/10/24 10:28:10 - 情報 bpbkar32 (pid=0) done. status: 7660: ピアプロキシは証明書プロトコルの使用可能な証明書を見つけることができません
2022/10/24 10:28:10 - 推定で 0 KB 必要です
2022/10/24 10:28:10 - 情報 nbjm (pid=4240) started backup (backupid= NBUクライアント_1666574889) job for client  NBUクライアント, policy  NBUクライアント, schedule Full on storage unit diskstorage
2022/10/24 10:28:10 - 開始されたプロセス bpbrm (pid=1956)
2022/10/24 10:28:10 - 書き込みの終了
ピアプロキシは証明書プロトコルの使用可能な証明書を見つけることができません  (7660)

このエラーに関するKB 「How to resolve communication problems due to certificate errors after upgrading to 8.1 from a previously re-installed 8.0 host」「How to manually obtain a host ID Certificate.」「How to re-issue a token on a NetBackup 8.1.x client that has been reinstalled

上記からNetBackupクライアントから証明書取得のコマンドを実行してみる

# /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd  -getCertificate -host  NBUクライアント -server NBUサーバ
nbcertcmd: The -getCertificate operation failed for server NBUサーバ
EXIT STATUS 8500: Connection with the web service was not established.
#

これはNetBackupサーバ側でポートが正しく空いていないためだった(Status Code:8500 Error when trying to install agent on new server)

今回はWindows Server上だったので、Windows FIrewallに対して、ポート1556とポート13724を開けた。(NetBackup master server portsをみるともポート 13782 もあった方がよさそう)

再実行すると下記となる

# /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd  -getCertificate -host  NBUクライアント -server NBUサーバ
nbcertcmd: The -getCertificate operation failed for server NBUサーバ.
EXIT STATUS 8508: List of trusted Certificate Authorities could not be fetched.
#

これは証明書管理にホストが登録されていないために発生しています

新規トークンを発行します

ここで表示されるトークン値を使います

# /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -getCertificate -token QWRNKOHALAKDPAGF
nbcertcmd: The -getCertificate operation failed for server NBUサーバ.
EXIT STATUS 8508: List of trusted Certificate Authorities could not be fetched.
#

なんだろと調査をいろいろしてみるとnbcertcmd -displayCACertDetailの実行結果で問題が・・・

# /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -displayCACertDetail -server NBUサーバ

CA Certificate received successfully from server NBUサーバ.

         Subject Name : /CN=nbatd/OU=root@NBUサーバ/O=vx
           Start Date : 10月 20 04:36:48 2022 GMT
          Expiry Date : 10月 15 05:51:48 2042 GMT
     SHA1 Fingerprint : E4:3C:2E:12:4C:66:DF:62:28:98:C1:D3:EB:5A:E0:44:4F:52:64:62
 CA Certificate State : Not Trusted

# /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -displayCACertDetail -server NBUサーバ.adosakana.local
The target server NBUサーバ.adosakana.local could not be authenticated.
The server name does not match any of the host names listed in the server's certificate.
Names listed in the server's certificate are:
DNS:NBUサーバ
Failed to display CA certificate details

nbcertcmd: The -displayCACertDetail operation failed.
EXIT STATUS 8509: The specified server name was not found in the web service certificate
#

NetBackupサーバ上の証明書がドメイン無しで発行されているのにたいして、NetBackupクライアント側からはドメイン有りで接続しようとしているのでエラーとなっていた模様。

NetBackupサーバ側の証明書変更手法が分からないのでNetBackupクライアント側のbp.confのSERVER記述をドメイン無しに書き換えて再実行

# /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -getCertificate -token QWRNKOHALAKDPAGF -force
nbcertcmd: The -getCertificate operation failed for server NBUサーバ.
EXIT STATUS 8508: List of trusted Certificate Authorities could not be fetched.
#

これだけではなかった模様

「nbcertcmd -getCACertificate」を実行して取り込みした上で「nbcertcmd -getCertificate -token」で成功

# /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -getCACertificate
Authenticity of root certificate cannot be established.
The SHA1 fingerprint of root certificate is E4:3C:2E:12:4C:66:DF:62:28:98:C1:D3:EB:5A:E0:44:4F:52:64:62.
Are you sure you want to continue using this certificate ? (y/n): y
The validation of root certificate fingerprint is successful.
CA certificate stored successfully from server NBUサーバ.
# /usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -getCertificate -token
QWRNKOHALAKDPAGF -force
Host certificate and certificate revocation list received successfully from server NBUサーバ
#

GUI上にも登録できた

ラズパイ3のWindows 10 on ARMを使う場合の設定ポイント

ラズパイ3の上でWindows 10 on ARMを使う場合、そのままの設定で使うとなかなか使いづらいです。

U3 A2クラスの高速なmiroSDを使ってもキツイところがあるので、このページに上げた設定変更することをお勧めします。

0. とにかく高速なmicroSD

遅いと試すのにもつらくなるほどで話になりません。

うちではSunDisk Extreme ProのUHSスピードクラス3とパフォーマンスクラスA2のロゴが入っているモデルを使いました。

なお、クラスの意味は以下の様になっています。OS起動はシーケンシャルアクセスではなく、ランダムアクセスになりますので、アプリケーションパフォーマンスクラスが保証されていることが重要です。

1. UEFI設定編

ラズパイ電源オン直後に、UEFIの設定画面でいくつか設定変更を行うと良いでしょう。

1.1. クロックアップ

標準状態ではMin(600MHz動作)となっています。設定変更を行うと、Max(1200MHz or 1400MHz)動作に変えることができます。

このクロックアップより初回起動にかかる時間が約半分になりました。

ただ、デメリットが2点あります。

その1:ちゃんと冷却しないと死ぬ恐れあり

SoC(CPU)をちゃんと冷却しないとクロックアップさせても処理能力が低下します。

その2:電源供給はしっかりとする

電源が不安定だと処理能力が低下します。

このため、初期設定があまり不安ない600MHzとなっています。

設定は、「Device Manager」→ 「Rapsberry Pi Configuration」 →「Chipset Configuration」の「CPU Clock」です。

設定後、F10キーを押して保存します。

1.2. ディスプレイ解像度

標準設定の場合、HDMIで接続したディスプレイの最大解像度でデスクトップが表示されますが、ラズパイは非力なので大きな画面過ぎると描画負荷がかかります。

このため、ある程度解像度を狭めた方・・・例えば1024×768ぐらいまでで設定した方が使用しやすいです。

設定は、「Device Manager」→ 「Rapsberry Pi Configuration」 →「Display」の「UEFI video driver settings」で、「Virtual 720p」「Virtual 1080p」「Native resolution」についてる「X」マークをスペースを押して解除し、F10キーで保存します。

2. Windows設定編

初期の起動状態ではディスクI/Oがずーっと100%になっています。

U3 A2のmicroSDを使ってもそうなってしまうので、設定を変えていきます。

2.1. スタートアップ設定

One Drive用プログラムがスタートアップに組み込まれており、これが結構な負荷を与えています。

「タスクマネージャ-」を開き「スタートアップ」タブにある「Microsoft OneDriver Setup」を右クリックし「無効化」を選択します。

2.2. 電源設定

コントロールパネルの電源オプション設定を「バランス」から「高パフォーマンス」に変更します。

最近のWindows10だとコントロールパネルをスタートメニューから開くのが面倒です。

スタートメニューから[設定]-[システム]-[電源とスリープ]から「電源の追加設定」をクリック

コントロールパネルの「電源オプション」が開きます。

ここで「追加プランの表示」の右側にある↓をクリックすると「高パフォーマンス」という項目が現れるのでそれを選択します。

2.3. バックグラウンドアプリ設定

Windowsストア系のアプリが動いてしまうと結構圧迫してしまうので、バックグラウンドアプリの実行を停止します。

[設定]-[プライバシー]-[バックグラウンドアプリ]にて「アプリのバックグラウンド実行を許可する」を「オフ」に変更します。

モバイルバージョンを終了