結論から述べると、2016/12/02現在、Orange PiのLinux系では動きません。
Allwinner H3搭載のOrange Pi PC、および、Allwinner H5搭載のOrange Pi PC2共に動きません。
マインクラフトをラズベリーパイで動かす、という話がある。
いまはRaspbianに標準でマインクラフトが入っているので簡単、と書いてある。
このRaspbianにインストールされているマインクラフトは「Minecraft Pi Edition」というものであり、通常のパソコン版とは異なるものとなっている。
タブレットなど用のMinecraft Pocket Editionをベースに開発されているが、3年以上アップデートされていないため、機能差が結構でている。
このMinecraft Pi Editionであるが、公式ページからminecraft-pi-0.1.1.tar.gzをダウンロードすることができる。
バイナリを調べるとARM用で、一見するとOrange Piでも動作するように見えます。
しかし、実行してみるとBroadcomのGPUデバイスにアクセスしようとし、起動に失敗します。
BroadcomのSoCを使用しているラズベリーパイ(Raspberry Pi/Pi2/Pi3)以外では動作しないようです。
さて・・・パソコン版のMinecraftについて、よく見てみると、Windows用、MacOSX用とLinux用と3種類あります。
そしてLinux用は、Javaのパッケージでの提供となっています。
Orange PiにもJavaはインストールできるので、実行できそうな感じに見えるでしょう。
実際、アップデートの実行と、起動の途中までは成功します。
しかし、グラフィック操作関連のライブラリ読み込み時にx86用のバイナリを読み込んでしまい、起動に失敗します。
過去のMinecraftでは、ファイルを強制的に置き換えることで起動に成功していたようなのですが、最近のバージョンでは使えないようです。
jarファイル置き換え&チェックサムファイル置き換えを行っても、起動時に元のファイルをダウンロードしなおしてしまいます。
うまいことやる方法はないものでしょうかねぇ・・・
なお・・・Orange PiのOSをAndroidに書き換えて、Android版のMinecraft Pocket Editionを使う、という手はあります。