PowerScale/IsilonではIPMIを有効にする必要性はない。
しかし、UPS連動をちゃんと行おうとすると、IPMI経由で電源ON/OFF制御が行えるようにしておいた方が良い。
IPMIを有効にするあたりのことはDELLコミュニティにある「PowerScale IPMI編」を参考のこと。
使用するipmitoolのコマンドは下記のような感じとなる。
$ ipmitool -I lanplus -H IPアドレス -U admin -L OPERATOR -P パスワード power status
$ ipmitool -I lanplus -H IPアドレス -U admin -L OPERATOR -P パスワード power off
$ ipmitool -I lanplus -H IPアドレス -U admin -L OPERATOR -P パスワード power on
ためしに電源ステータスを確認すると下記の様になった。
$ ipmitool -I lanplus -H IPアドレス -U admin -L OPERATOR -P パスワード power status
Chassis Power is on
$
なお、ipmitool側から接続先のIPアドレスがどのノードであるかを確認する手法はないようなので、事前にPowerScale上で「isi ipmi nodes list」コマンドを実行し、IPMIのIPアドレス一覧を取得しておく必要がある。
isilon-1# isi ipmi nodes list
Lnn IP Addr Remote Ipmi Capable
--------------------------------------
1 192.168.1.11 Yes
2 192.168.1.14 Yes
3 192.168.1.12 Yes
4 192.168.1.13 Yes
5 192.168.1.15 Yes
6 192.168.1.17 Yes
7 192.168.1.18 Yes
8 192.168.1.16 Yes
--------------------------------------
Total: 8
isilon-1#
この時注意が必要なのは、IPアドレスがLnnの番号とは関係無く割り当てられているということ。
一度割り当たると、ノード物理交換でも無い限りは割当が変更されないようなので、一度確認しておけばよい感じではある。