秋葉原のMLcomputerにいったら整理中の箱の中にASUSの薄いノートが入っていた。
電源ボタンおしてみたけど、電源は入らない、という状態だったけど、「これいくら?」と聞いて見た。
すると、「ASUS E203MA(あとで調べたらCPUがN4000とちょっとスペックが上)でキーボードが使えないジャンク品を3千円としている」ということだったので、3千円で購入した。
裏面みるとネジが1つなく、1つがセロテープで無理矢理とめられていた。
んー、と思いつつ電源ON
F2キーでBIOS/UEFI画面に入ることができた。
スペックを確認するとASUS VivoBook E203NA の下位モデルでCPU N3350、RAM 2GB、eMMC 32GBというものだった。
メインストレージが64GB未満なのは現状Windows10で使うにはキツイものでした。
Windows 10 21H1をインストールして一通りWindows Updateをかけるとデバイスは全て正常に認識しましたが、問題が・・・
そう、OSだけでほぼ全て使ってしまうのです。
あと、注意点として、Windows 10インストール直後のQualcomm Atheros QCA9377ドライバだとバッファローWSR-1800AX4の802.11ax Wi-Fi EasyMesh対応版に接続出来ないという不具合が・・・
Windows Updateを行って下記のv12.0.0.919にアップデートすると接続出来るようになります。
このほかWebブラウザでサイトを見たりしていたら空き容量が2GBを切っているという・・・
裏面のネジがおかしいのもあるので中を確認
増設の余地は全くない構造でした。
基板がどうなっているかは下記の動画をみてもらうと良さそうです。
なお、ネジがちゃんとついていなかったのは、ネジの長さが2種類あって、2本だけ長いものがあるんですが、その2本の使いどころを誤っていたせいでした。
正しくは下記の画像の赤丸の2箇所なんですが、分解した人は下側左右両サイドに使っていました。
さて、ストレージ増設なんてことはできそうにないので、ChromeOS+brunchで起動してみます。
まずはBIOSでSecurebootをdisableにかえてから、Boot ManagerからUSBメモリを選択して起動します。(電源ON後にいきなりBoot Managerを出す手法は分からなかった)
ChromeOSリカバリイメージはrammus、grubで設定するoptionsは「options=enable_updates,pwa」だけでいけるというなかなか素直な状態でした。
Ctrl+Alt+Tからshellを開いて「sudo chromeos-install -dst /dev/mmcblk0」で内蔵ストレージにChromeOSを書き込んで、本体のみでのChromeOS起動を確認しました。
興味深かったのは、いままでbrunchでrammusイメージを元にしてChrome OSで起動したノートパソコンでGoogleアカウントログインを行うと「お使いの Chome OSで~」というメールが来てたのですが、ASUS VivoBook E203NAにChromeOSを入れたやつでは「お使いの ASUS Chromebook Flip C434で~」と、機種名が書かれたメールになっていた。
ベースとしているrammusは「ASUS Chromebook C425, ASUS Chromebook Flip C433, ASUS Chromebook Flip C434」向けイメージなので、わからなくもないんですが
ASUS Chromebook Flip C434 はCore m3-8100Y/RAM 4GB/ストレージ 32GB/14.0インチ1920*1080/タッチパネルあり、とだいぶスペックが違うのになぁ・・・といった感じです。
2022/05/06追記
Google純正となった「Chrome OS Flex」をASUS VivoBook E203NA上で試したところ、特に問題なく動作しました。
2022/07/20追記
ChromeOS Flexの正式版を入れてみましたが、引き続き特に問題無く動作しました。
入れ替え前は5月にインストールしたベータ版時代のものでしたが、そのときは「104.0.5087.0 (Official Build) dev (64ビット)」という状態で、チャンネルが固定となっており、devからstableへの移行ができませんでした。
正式版に入れ直したところ103.0.5060.114 とdev無しのバージョンとなりました。