Zentyalを日本語で使う場合の設定手順

Linux(Ubuntu 16.04 LTS)ベースでDHCPサーバ/ファイヤーウォール/NATルータ/ActiveDirectory/Exchange互換サーバなどを提供できるアプライアンス「zentyal」を久々にセットアップ。 (以前はzentyal.orgだったのが、zentyal.comに統合された)

2019/07/02追記:Ubuntu 18.04.1 LTSベースのZentyal 6.0です。この記事はZentyal 5.1の時に作成していますが、Zentyal 6.0でも同じでした。
2021/08/12追記:Ubuntu 20.04.2 LTSベースのZentyal 7.0ですが、同じように日本語は化け、同じパッケージインストールで修正できました。

以前、日本語訳を投稿しておいたおかげで日本語を選択できるようになっていますが、注意点が1つ。
インストール時に日本語を設定してしまうと、firefoxが文字化けし、設定に難儀します。
まずはEnglishでインストールを行った上で、手動でパッケージを追加してから日本語に変更する必要があります。

1. EnglishでZentyalをインストール
2. 初回ログイン
3. シェルを開く
4. Ubuntuの日本語対応をインストール「sudo apt install language-pack-ja firefox-locale-ja」
5. 日本語表示用フォントをインストール「sudo apt install fonts-arphic-uming fonts-takao-pgothic」
6. zentyalの日本語対応をインストール「sudo apt install language-pack-zentyal-ja」
7. zentyalの設定画面で「日本語」を設定する。

2019/12/13追記: fonts-takao-pgothic でエラーとなる場合は fonts-takao-gothic で実施のこと

文字化け状態の例

文字化け解消後

なお、yahooのページだと「fonts-arphic-uming」だけでも大丈夫だったが、zentyalではさらに「fonts-takao-pgothic」を追加する必要があった。
なお、 xfonts-intl-japanese では文字化けは直らなかった。

HPE 5700 スイッチの日付設定

旧H3C系の流れをくむ「HPE 5700 Switch」の設定をしていたところ、現在時刻の設定を手動で行う場合の手順がよくわからなかったのでメモ

なお、使用したfirmwareのバージョンは「HPE Comware Software, Version 7.1.045, Release 2432P01」です

・現在時刻の確認

<HPE>display clock
18:01:34 Tokyo Fri 01/26/2018
Time Zone : Tokyo add 09:00:00
<HPE>

・NTPを設定している場合の確認

<HPE>display ntp-service status
 Clock status: unsynchronized
 Clock stratum: 16
 Reference clock ID: none
 Clock jitter: 0.000000 s
 Stability: 0.000 pps
 Clock precision: 2^-17
 Root delay: 0.00000 ms
 Root dispersion: 101.79138 ms
 Reference time: 00000000.00000000  Thu, Feb  7 2036 15:28:16.000
<HPE>

上記だと「Clock status: unsynchronized」なので、NTPサーバとの同期が取れていない。

・NTPサーバに関しての情報確認

<HPE>display ntp-service session
       source          reference       stra reach poll  now offset  delay disper
********************************************************************************
    [5]xxx.xxx.xx.xx1  INIT              16     0   64    - 0.0000 0.0000 0.0000
    [5]xxx.xxx.xx.xx2  INIT              16     0   64    - 0.0000 0.0000 0.0000
    [5]xxx.xxx.xx.xx3  INIT              16     0   64    - 0.0000 0.0000 0.0000
Notes: 1 source(master), 2 source(peer), 3 selected, 4 candidate, 5 configured.
 Total sessions: 3
<HPE>

上記はNTPサーバを3つ指定している場合の出力。
接続できていないのでreferenceが「INIT」となっている。

・時刻の設定
標準のモード(system-viewを実行してない状態)でclock datetimeコマンドを実行して設定する

<HPE>clock datetime 16:09:00 2018/01/26
<HPE>%Jan 26 16:09:00:008 2018 HPE DEV/5/DEV_CLOCK_CHANGE: -User=**-IPAddr=** ; System clock changed from 14:48:09 Tokyo Wed 01/05/2011 to 16:09:00 Tokyo Fri 01/26/2018.
<HPE>

なお、NTP設定がされている場合は、下記のように「clock protocol none」を設定してから実行しろと表示される。

<HPE>clock datetime 16:09:00 2018/01/26
To manually set the system time, execute the clock protocol none command first.
<HPE>

clock protorolはsystem-viewでないと設定できなかったので、下記のように実行する。

<HPE>system-view
System View: return to User View with Ctrl+Z.
[HPE]clock protocol none
[HPE]quit
<HPE>clock datetime 16:09:00 2018/01/26
<HPE>system-view
System View: return to User View with Ctrl+Z.
[HPE]clock protocol ntp
[HPE]quit
<HPE>

・タイムゾーンの設定
日本で使う場合は9時間ずらす設定を入れる

<HPE>system-view
System View: return to User View with Ctrl+Z.
[HPE]clock timezone Tokyo add 09:00:00
[HPE]quit
<HPE>

・NTPサーバの設定
NTPによる時刻同期を行う場合は「clock protocol ntp」を実行し、
「ntp-service unicast-server IPアドレスまたはホスト名」でNTPサーバを指定する。
NTPサーバの指定が複数ある場合は複数回実行する。

<HPE>system-view
System View: return to User View with Ctrl+Z.
[HPE]clock protocol ntp
[HPE]ntp-service unicast-server xxx.xxx.xx.xx1
[HPE]ntp-service unicast-server xxx.xxx.xx.xx2
[HPE]ntp-service unicast-server xxx.xxx.xx.xx3
[HPE]quit
<HPE>

なお、誤って登録してしまった場合は「undo ntp-service unicast-server xxx.xxx.xx.xx1」と実行すると削除できる。

バッテリーが死んでるNetgear AirCard 785S(AC785S)はバッテリーを抜かないと使えない?

秋葉原を散策していたらPCNETのジャンクコーナーで、「Netgear AirCard 785S」がバッテリー完全消耗状態のジャンクで1980円となっていた。

USBバッテリーで給電しながら使えばいいかな、と買ってみた。

電源は入る。
mineo SIMを入れてみると、電波は掴んでいる模様。

が・・・WiFiで接続しようとしても、他のデバイス上で検出できない。
マニュアルをダウンロードしてフルリセットをかけたりしても状況は変わらない。

なんだろうなぁ・・・そういや、最近ジャンク屋で、バッテリーを抜かないと起動しません、と注意書きがあるノートパソコン見かけたな、と思い出した。

バッテリー抜いて、USBバッテリーを繋いでしばらく経つと、ちゃんとWiFiを検出しました。
どうやら、中途半端に死んでるバッテリーが悪影響を及ぼしているようでした。

今日1日、バッテリーを抜いた状態で、mineo au SIMにて運用してみましたが、特に問題なく稼働しました。

SIMスロットはmicroSIM用ですが、nanoSIMしかなかったので、無理矢理取り付けてみましたw

で・・・当面は、USBバッテリー運用でいいかなぁ、とは思うのですが
やっぱりちゃんとバッテリーを入れたい。
Model: W-3というバッテリーを探したところ、海外ではNetgear AirCard 760Sと762Sで使用されていることが判明。

とりあえずAliexpressでOriginla Sierra Wireless Aircard 760S Battery, Aircard 762S Batteryが$18で売っていたので購入してみた・・・果たして、どれくらいで手元に届くのか?
そして、動くのか?


2016/08/21追記

発注したAircard 760S/762S用のバッテリーが到着。
Aircard 785Sに内蔵されていたW-3バッテリーと同一形状でした。
そして、785Sに入れたところ、問題無く使用できました。
もちろんWiFiも使えます。

そして、もう1台、同じくバッテリーを入れたままだとWiFiが使えないAC785Sを入手しました。
こちらも、同じく新しいバッテリーに交換したところWiFiがつかえるようになりました。

というわけで、Netgear AC785Sのバッテリーがおかしくなっている場合は、交換しないと使えない、ということのようです


2016/11/02追記

Amazonでバッテリーの単品売りがあるのを発見したのでリンク追加(以前は単品売りが無かった)

輸入した場合の価格とそれほど変わらないですね。

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