MT6573(MTK6573)チップ搭載3G Android携帯firmwareのメモ 2012/04/05版

MTKのMT6573チップ搭載の中華3G Android携帯。
いろいろでてますが、firmwareの入手先についてのメモ書き。
アップデート手法については過去記事「MTK6573搭載のAndroidスマートフォンのOSを書き換える」を参照のこと。

(2012/10/08追記: MediaTekのAndroid向けCPUチップにて他のCPUについて書いています)

ACER Users/ETEN Users Forum-ACER Tempo-ETEN – Acer Tempo DX900 – Two Souls In one
ACER DX900(WindowsMobile 6.5)を扱うフォーラムの中になぜか中華androidのスレッドがいくつか・・・

・MT6573系
HD7 3G / HD7 3GS
HD7 3G (MT6573) / HD7 3GS (MT6573) support thread
xda: [ROM] MTK6573 / Hero H7300 / HD7 Clone / T9299 Cooked ROM

G11i / G11i Pro
G11i (MT6513) / G11i Pro (MT6573) support thread

T9199+
T9199+ (MT6573) support thread

・MSM7227系
HD958
HD958 (MSM7227) support thread

・MT6516系(WCDMAなし)
HD9
HD9 (MT6516) support thread

MT6573搭載のICS Android携帯 Amaze 4G G22

MTK MT6573でもAndroid 4.0/ICSが動く?

いままでMTKチップのAndroid 4.0/ICS対応はMT6575からだと思っていました。
が、毎度おなじみmicgidiにてThe knock off HTC Amaze 4G G22 smart phoneなんて記事を発見。

ぱくり系Android携帯でおなじみのHTC風(通称HTC G22)をした普通の仕様だなぁと思ったところ、異常な点を発見。

CPU MTK MT6573
RAM 512MB
ROM 512MB
液晶 4.03インチ、静電式、854×480、5点マルチタッチ
Bluetooth/Wifi/GPS/カメラ(前面/背面)
もちろん、Dual-SIM

そして、「Android 4.0.5 OS」

そう、Android 4.0/ICS、だと謳っています。

え?と詳細を確認。

micdigiの画像にあるhttp://hkbbt.taobao.com/にて商品ページを発見。
香港Amaze 4G G22双卡双待WCDMA双核3G智能手机+高清屏+Beats音效


確かにAndroid 4.0.5と表示されている。
これがほんとだとすると、面白い。

また、以下の記述を見ると、Dual-SIMで、2枚ともWCDMAにしても動くような感じである。

双卡双待:支持G+G\G+W\W+G\W+W四种待机模式设计,真双卡双待双3G功能,内置一个两个SIM卡插槽,可单独使用一张GSM卡或者联通WCDMA 3G卡待机通话,也可同时使用一张GSM SIM卡和一张WCDMA SIM卡待机通话,还可以支持两张WCDMA 3G卡同时待机通话,支持中国移动和中国联通的普通GSM网络,也支持中国联通的WCDMA 3G网络,GSM网络支持EDGE准3G上网,WCDMA网络支持高速3G上网,WCDMA 3G上网固定为SIM卡1

サポート掲示板としてHTC Amaze 4G G22论坛というページが紹介されている。
書き換えができるのであれば、なかなかおもしろそうな感じである。

MTK6573搭載のAndroidスマートフォンのOSを書き換える

当記事に「MT6573」の検索で来た人へ

MTK MT6573に関して調査していて、当記事に来たのであれば、まずは「Media Tekスマートフォンとのつきあい方」を読んでください。
上記記事でMTK系CPUに関して一通り解説しています。


xda-developersのAndroid Software and Hacking Generalに、Rstream Aに関係する資料が無いかなぁ、と探していたら、全然関係ないけど、中華Android好きには気になるものを発見。

[ROM] MTK6573 / Hero H7300 / HD7 Clone / T9299 Cooked ROM

怪しいパチものな見た目が売りの中華スマートフォンで良く採用されているMTK6573チップ搭載のAndroidスマートフォン向けのカスタムROMである。

現状は、数あるパチもの系MTK6573チップ携帯のうち、「Hero H7300」「HD7」「T9299」で使えるらしい。

手順を見ていくと、smartphone reviewsというblogに掲載されている「MT65x3 flashing tutorial」に書き込むソフトの紹介もあるようだ。

配布されているイメージを書き込むと、ClockworkMod Recoveryも導入されるようで、「ボリュームUP」を押しながら「電源ボタン」でClockworkMod Recoveryに入れるようである。

ちなみに、smartphone reviewsでは、MTK6573搭載でDual SIM可能なAndroid携帯をいくつか紹介しています。
G14 Dual SIM with 3G support
HD9 Dual SIM with 3G support
G11i Pro Dual SIM with 3G support

上記の記事を見ると、2つのSIMが、どちらも3Gを使えるようにも見えてしまうと思います。
しかし、その記事から紹介されているショップe to talkの商品ページをみると、「Network Dual Sim Dual Standby, Support 3GWCDMA, Support W+G / G+G」とあります。
日本で使うには「W+W」のDual Sim Dual Standbyができないと意味が無いので、注意してください。(また、それとは別に、法令上の問題もありますが・・・)

凱派(CARPAD) note5 3G

モデルさんを前面に押し出した告知を出している中華系Android携帯電話を見つけた。
凱派(CARPAD) note5 3Gである。
名前的にはGalaxy Noteの対抗機種らしい。

問題の告知: 国际名模助阵 凯派note5 3G版上市

あまりにモデルさんを前に出しすぎてて、スペックがわからないぐらいなのはなんなんだろうか・・・

製品写真的には↓な感じ

で、探してみると、スペック発見。
5寸3G导航平板电脑carpad note5盛大招商(こちらのページは2G版と3G版の両方を紹介している)
Android 2.3(2GはAndroid 2.2)
CPU: MTK 6573 650MHz(2GはMTK 6516)
RAM: 512MB(2Gは256MB)
ROM: 512MB
5.0インチ WVGA, 800*480, マルチタッチ 5点認識(2Gは2点認識)
8GB microSDカード添付で、中国の地図入り(2Gは2GB microSDカード添付)
GPS: sirf star IIIチップ搭載(だから、ナビとしても使える、といいたいらしい)
Bluetoohアリ
アナログTV対応(PAL/NTSC/SECAM)
カメラ: 前面200万画素,背面500万画素?(2Gは30万, 200万画素)
バッテリー: 3600mAh(2Gは1800mAh)
サイズ: 143*85.5*13.5mm/最薄部 6.8mm(2Gは143*85.5*13.5mm最薄部8mm)

同じ商品名で、2G版と3G版を併売するようなので、だまされて買わないように注意が必要そうですね。
2G版はWCDMA非対応なので日本では使えないし、Android 2.3へのアップデートはおそらく無いでしょうし。


凯派note5 3G版
上記の記事を見ると、急遽2000台の発売が決定!1299元だっ!的な感じで書いてあるっぽい?

まぁ、MTK 6573 650MHzなので、性能的にはたいしたことないと思いますが、おもしろそうな一品ではありますね。

MediaTek チップについてのメモ書き

Mediak Tek(MTK)のチップ、といえば、中華の怪しげな携帯でよく採用されている安いチップです。

とはいえ、去年、ドコモからLTEのライセンスを受けていたりするので、今後日本でも見かけるようになっていく可能性が高いものだったりもします。
Impress ケータイWatch: 【Mobile World Congress 2011】自社製品の応用範囲の広さをアピールするMediaTek

そんなMediaTekチップで、良く出てくるチップ名とその機能についてのメモ書きです。

MT6516 ARM9 460MHz, GSM, Android 2.2
MT6513 ARMv11 650MHz, GSM, Android 2.2/2.3(MT6516より上位, これのWCDMA対応版がMT6573)
MT6573 ARM11 650MHz, WCDMA/GSM dual SIM, Android 2.2/2.3

MT6573(MTK6573)は「WCDMA/GSM dual SIM」とあるが、3GのDUALが出来るわけではなく、いまでている搭載製品を見る限りでは「SIM1:WCDMA/GSM SIM, SIM2:GSM SIM」の2枚がさせる、ということまでしかできないのかな?というところです。
そして、Lenovo A60(スマートフォン)に採用されているという話が・・・

MT6236 ARM9 312MHz, GSM dual SIM(extensible to 4SIM), フィーチャーフォン向け
MT6251(Sparrow51) フィーチャーフォンでも低スペック向け, GSM dual SIM
MT6252 ARM7-EJ 104MHz, GSM, 画面はWQVGAまで
MT6268 WCDMA/GSM, 5Mpixカメラ,
MT6276 フィーチャーフォン向け, WCDMA/GSM

MT511 タブレット系CPU WinCE6.0向け

MT5921 Wifiチップ

MT3328 GPSチップ (MT511, MT3351と一緒に使われている)
MT3351 FMトランスミッター

MT6162 RFチップ, WCDMA/GSM用

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