RHEL/CentOS 7でphp 7.2を使う方法


RHEL7 / CentOS7のphpは5.4.16である。

新しいバージョンのphpを使う場合はソースからコンパイルして導入するか、3rdレポジトリを利用する必要がある。

有名なのはremiだが、Oracle Linuxにもあったようだ。

・remi-php?? レポジトリ
Web: https://rpms.remirepo.net/enterprise/7/
PHPバージョン: 7.2, 7.1, 7.0, 5.6, 5.5

・PHP for Oracle Linux
Web: http://yum.oracle.com/oracle-linux-php.html
PHPバージョン: 7.2, 7.1, 7.0

・webtatic
Web: https://webtatic.com/
PHPバージョン: 7.2, 7.1, 7.0, 5.6

vpopmail代替としてのpostfix+dovecotメールサーバ環境iRedMail


vpopmail+qmailを使って複数ドメインのメールサーバを運用していた。
さすがにきつくなってきたので乗り換え先をいろいろ検討していた。

・いままで使っていたパスワードが継続できること
 (元の平文パスワードは不明で、MySQL上のvpopmailにあるパスワード文字列を引き継げること)
・POP3 before SMTPは廃止する
・とりあえず20ドメインぐらいあり、各ドメインのユーザは20個程度
・Maildir形式のメールデータは移行する
・Web UIでメールアカウントを作成できること
・無償版の範囲であること

いろいろ探した結果、「iRedMail」を乗り換え先として選定した。

vpopmailとiRedMail無償版を比較した場合、機能が足らない点は以下である。
・各ドメイン内の管理者ユーザが使用できない
  全体管理者と一般ユーザの2種類のみが使用できる
  ドメイン内の管理者ユーザは有償版の機能
・エイリアスはWeb UIで管理できない
  有償版での機能
  手動でMySQL DB上に設定を入れることでエイリアスを使用することはできる
  (Set mail forwarding with SQL command line)
・メーリングリストをWeb UIで管理できない
  有償版での機能
  mlmmjベースであるため手動で設定することはできる
・アップデートが面倒
  無償版だと手動でいろいろ設定しつつアップデートを行う必要がある。

ドメイン内管理者が使用できないというところが痛いが、必須要素ではないため、目をつぶった。

新しい利点として
・Exchange対応
  POP3/IMAPだけでなく「SOGo」というExchange互換サーバ機能を利用できる
  カレンダー(CalDAV)、住所録(CardDAV)も対応
・WebMailが2種類使える
  「Roundcube」と「SOGo」の2種類のWebMailが使える
・SMTP AUTH対応
・LetsEncryptによるSSL対応
 「Use a SSL certificate
・DKIM対応
 「Sign DKIM signature on outgoing emails for new mail domain

設定は、初期インストール直後のCentOS 7/Ubuntuなどで「iRedMail」公式からファイルをダウンロードして、インストールスクリプトを実行するだけで良い。

インストールスクリプト実行完了後に、初期の設定パスワードなどを記載したファイルを出力するので、どこか別の場所に保存しておく必要がある。

インストール後、「postfix/dovecotメールサーバでWindows Live Mail 2012がエラーになる」に記載した設定は行った方が良い。

また、今後、パッケージのアップデートを行う場合は「php.iniを変更せずにdisable_functionsの内容を無効化してroundcubeのアップグレードスクリプトを動作させる方法」の知識が必要になる。

なお、実際に切り替えてみると、Windows Live Mail 2012ユーザでは問題が発生した。
Windows Live Mail 2012の場合、同じパスワードであってもパスワードの設定をやり直さなければ認証エラーとなる仕様であるようだ。

php.iniを変更せずにdisable_functionsの内容を無効化してroundcubeのアップグレードスクリプトを動作させる方法


/etc/php.iniでdisable_functionsに「system」を含めている場合、roundcubeのアップグレードを行う時に「./bin/installto.sh /var/www/roundcube」を実行すると、エラーとなってしまう。

# ./bin/installto.sh /var/www/roundcubemail
Error 500: PHP system() function is required. Check disable_functions in php.ini.
#

この際、/etc/php.iniを変更するのではなく、一時的に回避するための手法。
「php -d disable_functions=”” ./bin/installto.sh /var/www/roundcubemail」と実行することで、disable_functionsの設定に関しては無視して実行することができる。

# php -d disable_functions="" ./bin/installto.sh /var/www/roundcubemail
<略>

+メッセージで使われるRCSと旧来のSMS/MMSの使い分け


NTTドコモ, au, ソフトバンクが共通で画像添付のメッセージをやりとりできるサービスを+メッセージとして開始する、というリリースが出た。
これは、Rich Communication Services(RCS)という仕様に基づいたもので、すでにAndroidはGoogleが使えるソフトを出しているし、iOSもiMessageが対応しているにもかかわらず、別のソフトで対応する方針らしい。

なんでだろう?と調べて見ると、日本ならではの事情らしきものが見えた。

まず、携帯電話同士のメッセージのやりとりには、短い文章のみを送れるSMSと、画像などを添付して送れるMMSの2種類がある。
これらはパケット課金ではなく、1通いくら、という形でやりとりされている。
日本では、SMSは3社とも対応しているが、MMSは一部しか対応していない。

RCSの仕様書を読んでいくと、おもしろいことが分かった。
それは、「メッセージの送信者と受信者の状況」と「オフライン受信の可否」と「ファイルを添付するか否か」によって、SMS,RCS,MMSを自動選択する、という仕組みがある、ということである。
joyn Crane Product Definition Document Version 3.0

オフライン受信を許可しない設定時にメッセージのみを送る場合

オフライン受信を許可する設定時にメッセージのみを送る場合

オフライン受信を許可しない設定時にファイル添付でメッセージを送る場合

オフライン受信を許可する設定時にファイル添付でメッセージを送る場合

これをそのまま使ってしまうと、パケット課金のRCSで送ろうと思ったけど、実はSMSやMMSで送られちゃいました、ということが起こりえる。
そうすると1通当たりの課金になってしまうため、たくさんメッセージを送るとすごいことになってしまう。

こういった課金事故を減らすために必ずRCSでメッセージを送信するような仕組みにしたソフトを使わせようとしているのではないか?
という印象を受けた