JIAYUからMT6582のLTEスマホJIAYU F2登場予定


以前から、JIAYU F2という廉価LTEスマホが出る、という話がありましたが、この度正式発表がありました。
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リリース:2GB内存 双4G手机仅售599元!佳域F2正式发布
製品ページ:中国版 JIAYU F2製品ページ英語版 JIAYU F2製品ページ

春節・・・つまり旧正月の2月19日ぐらいに、公式ショップに並ぶ予定、とのこと。

上位機種のJIAYU S3が899元/999元という値段付けのところ、JIAYU F2は599元。
去年の廉価モデル JIAYU F1が299元だったところに比べるとちょっと値段は上がってしまっています。
JIAYU S3の899元モデルの実売が$185ということを考えると、$120ぐらいになるのかな、といったところです。

以前に書いた「JIAYU(佳域)が最近がんばってる/LTE対応の新製品F2と64bitのS3とS4」で紹介した通りのスペックで、当時は未公開だったところも、いまはきちんと公開されています。

Cortex-A7 4コアのSoC MT6582 + LTEモデム MT6290の組み合わせ
RAM 2GB / ROM 16GB
5.0インチ液晶 1280×720 Gorilla Glass
カメラ 背面800万画素 ソニー IMX179 CMOSセンサー。前面500万画素
WCDMA 900(Band8)/2100(Band1)
FDD-LTE 800(Band20)/1800(Band3)/2600(Band7)
TDD-LTE Band38/Band39/Band40
バッテリー 3000mAh

・・・・・・・・
日本で使うにはバンドの選択が微妙なところです。
FDD-LTE 800(Band20)は、EU向けで、従来の800MHz帯と使い方が逆なので、日本で使える可能性は0です。

JIAYU S3も、WCDMA 1900MHz(Band2)が追加される以外は同じで、ドコモで使おうとするとちょっと微妙なところです。
イーモバとソフトバンクの組み合わせとは親和性が高そうです。
TDD-LTEのXGP(Band41)も対応していれば、ある意味完璧だったんですけどねぇ。

HLK-RM04を使ってスイッチのシリアルポートにアクセスした


Hi-Linkの「HLK-RM04 startkit」を使って、LAN経由でスイッチのシリアルポートにアクセスしてみた。
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Hi-Link社のHLK-RM04というRS-232C to WiFi/LANのアダプタを買って、実際に俗称Ciscoケーブルを使ってシリアル接続する機器に対して使ってみた。

・使用するシリアルケーブルについて。
HLK-RM04のシリアルポートは、D-SUB9ピンのメス、です。
このため、パソコンとスイッチを接続する際に使うケーブルだと直接さすことができません。
「D-SUB9ピン オス」=「D-SUB9ピン オス」の「クロス」変換を入れて、通常使うシリアルケーブルを使用できるようにしました。
ちなみに変換の配線は3本。「2<=>3」「3<=>2」「5<=>5」でokです。

HLK-RM04 startkitの基板ではRTS/CTS用の配線がされていないので、変換を考慮する必要はありません。
ちなみに、HLK-RM04自体は、シリアルポートが2つあり、片方にはRTS/CTSが用意されています。
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・LANのコネクタについて
「WANポート」と「LANポート」の2つがあります。
標準設定では「LANポート」側に「192.168.16.254」のIPアドレスが割り当てられています。
LANポートにストレートケーブルでパソコンを繋ぐと、DHCPでIPが付くので、ブラウザから「192.168.16.254」にアクセスして設定を行います。
(管理者ユーザ「admin」、パスワード「admin」)

「Netmode:ETH-SERIAL」とした場合、「WANポート」側が使用されます。
(LANポート側は使われず、ケーブルをさしてもリンクアップしない)

・シリアル機器を接続する設定について
HLK-RM04の設定画面「HLK-RM04 Serial2Net Settings」の以下の画面で行う。
シリアル設定

設定する項目は「Serial Configure」の値。
標準設定では「115200,8,n,1」となっている。
よくある9600としたい場合は「9600,8,n,1」と設定する。

「Locale/Remote Port Number」は、外部からアクセスする時のポート番号。
telnetプロトコルにてこのポートにアクセスする。

重大な注意点:ユーザ認証がありません。
telnetで繋いだら、すぐに入力が反映されます。

・TeraTermからアクセスする場合の端末側設定について
TeraTermを使ってHLK-RM04にアクセスする場合、「サービス:telnet」「TCPポート:8080」を選択します。
teraterm

また、「端末の設定」メニューで「ローカルエコー」にチェックを入れた方がいいと思います。
teraterm2

ローカルエコーにチェックを入れないと、入力中の文字列が表示されません。

…同じネットワークのLinuxサーバにTeraTermからsshでログインした後に、telnetコマンドでHLK-RM04に接続すると、TeraTerm側はローカルエコー無しでも表示される・・・なんだろ?

しばらく試してみた感触ですが、
どうやら、エンター入力をトリガにしているようで、スイッチでよくある「tab補完」や「?補完」がうまく動きません。

標準状態だと改善できそうな要素がないので、「Open WRTのHi-Link HLK-RM04版」でも入れてみるかなぁ~

Elephone P6000にアップデートが来た!でも、Android 4.4.4のまま


香港Elephone P6000に初めてのOTAアップデートが配信された。

どうやら数時間前に配信されたばかりのようだ。

p6000-update

23.32MBと小さなサイズで、修正内容も「いくつかのシステム機能の最適化」と「いくつかのバグ修正」。
Android 5.0(Lollipop)へのアップデートはまだで、ひとまず、Android 4.4.4への修正になっている。

ダウンロード中・・・
p6000-update4

そして、準備完了
p6000-update5

最終確認
p6000-update6

ファイルを解凍して
p6000-update7

この後、再起動を行い、Recoveryが起動し、firmware適用開始。
再度、再起動し・・・

p6000-update8

というわけで、更新成功。
バージョンは Elephone_P6000_V8.4_20150131125615 となりました。
p6000-update10
p6000-update9

モデル番号: Elephone P6000
Androidバージョン: 4.4.4
ベースバンドバージョン: MOLY.LR9.W1423.MD.LWTG.MP.V8.P5
カーネルバージョン: 3.10.48
ビルド番号: ALPS.KK2.MP13.V1.27
カスタムビルドバージョン: Elephone_P6000_V8.4_20150131

にしても、インタフェースの画面が、全部日本語に翻訳されてるってのは、結構謎だなぁ・・・と思ってたり

hp ProLiant Gen8サーバのiLOをESXiからアップデートする


VMware ESXiサーバとして動作しているhp ProLiant DL380p Gen8サーバのiLOをアップデートした。

まず、ESXi上から、iLOのバージョンと、iLOに割り当てられているIPアドレスを確認するため「hponcfg」コマンドを実行

/tmp # /opt/hp/tools/hponcfg -g
HP Lights-Out Online Configuration utility

Version 4.4-0 (c) Hewlett-Packard Company, 2014
Firmware Revision = 1.40 Device type = iLO 4 Driver name = hpilo
iLO IP Address: 172.17.15.99
Host Information:
                        Server Name: esxi1.osakana.local
                        Server Serial Number: SGH421XXXX
/tmp #

iLOのアップデータファイル CP025110.scexe を、/tmpに配置し、実行権限を与え、実行。

/tmp # chmod a+x CP025110.scexe
/tmp # ./CP025110.scexe
OS Version found  [5.5.0]
sh: 6.0=./ESXi_5.5: unknown operand
./CP025110.scexe: Okay process the path [./ESXi_5.5 6.0]
sh: 6.0: unknown operand
./CP025110.scexe:  Update flash engine from ./ESXi_5.5 6.0
sh: 6.0/clean_target_location.sh: unknown operand
sh: 6.0/copy_FE_to_target_location.sh: unknown operand
Copy Flash Engine files from [./ESXi_5.5 6.0] to [/tmp/sctmpdir4924713]
cp: './ESXi_5.5' and './ESXi_5.5' are the same file
cp: can't stat '6.0/*': No such file or directory

iLO Flasher v1.0.2-2 for VMware ESXi (Jan  7 2014)
(C) Copyright 2002-2014 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
Firmware image: ./ilo4_203.bin
Current iLO 4 firmware version  1.40; Serial number ILOSGH421XXXX

Component XML file: ./CP025110.xml
./CP025110.xml reports firmware version 2.03
This operation will update the firmware on the
iLO 4 in this server with version 2.03.
Continue (y/N)?y
Current firmware is  1.40 (Jan 14 2014 00:00:00)
Firmware image is 0x1001b1c(16784156) bytes
Committing to flash part...
******** DO NOT INTERRUPT! ********
Flashing is underway... 100 percent programmed. \
Succeeded.
***** iLO 4 reboot in progress (may take up to 60 seconds.)
***** Please ignore console messages, if any.
iLO 4 still rebooting. Try again...
iLO 4 reboot completed.
/tmp #

firmwareのバージョンが上がっていることを確認。

/tmp #  /opt/hp/tools/hponcfg -g
HP Lights-Out Online Configuration utility

Version 4.4-0 (c) Hewlett-Packard Company, 2014
Firmware Revision = 2.03 Device type = iLO 4 Driver name = hpilo
iLO IP Address: 0.0.0.0
Host Information:
                        Server Name: esxi1.osakana.local
                        Server Serial Number: SGH421XXXX
/tmp #

・・・と、実行が早すぎたようで、DHCPで割り当てているIPアドレスが「0.0.0.0」となっている。
時間をおいて再実施

/tmp #  /opt/hp/tools/hponcfg -g
HP Lights-Out Online Configuration utility

Version 4.4-0 (c) Hewlett-Packard Company, 2014
Firmware Revision = 2.03 Device type = iLO 4 Driver name = hpilo
iLO IP Address: 172.17.15.99
Host Information:
                        Server Name: esxi1.osakana.local
                        Server Serial Number: SGH421XXXX
/tmp #

これで、問題なしですね。