MSSQL Always on構成でのデータベースリカバリ手順の概要


MSSQL Always on構成で、バックアップソフトを使ってデータベースバックアップを行っている場合、リストア/リカバリをどのように行うのか、わかりにくかったのでメモ。

(1) SQLマネージメントスタジオでAlways on設定から該当データベースを削除

(2) フェールオーバークラスタマネージャーにてSQLの役割を全て停止(一部だけだとうまくいかないケースあり)

(3)バックアップソフトからリストア実施

(4)フェールオーバークラスタマネージャーにてSQLの役割を開始

(5)SQLマネージメントスタジオでAlways on設定に該当データベースを追加

RHEL7のvSphereテンプレートからの仮想マシンデプロイでカスタマイズができない



RHEL7仮想マシンテンプレートでvSphereの「テンプレートからの仮想マシンデプロイ」で「カスタマイズ」を行ってホスト名、IPアドレスを変更してみたところ、うまくいかなかった。

調査したところ、最小パッケージでは失敗することが判明。
RHEL 7, open-vm-tools, and guest customization

「perl」と「net-tools」が必須であるとのこと。
(open-vm-toolsについては標準でインストールされていた)

で、perl,net-toolsを追加したところ、カスタマイズしてのデプロイに成功した。

KDE Plasma Mobileを採用したNecuno Mobileというスマートフォン



クラウドファンディングでPlasma Mobileというのがしばらく前からやっていた。
この度、KDE Community からも発表された。

作る側のNecuno Solutionsからも発表があった。

Plasma Mobile」自体はある程度汎用で、Ubuntu 16.04ベースの、Ubuntu Touchとは別路線のモバイル向けOSで、KDEフレームワークを使っているもののこと。
現状、スマホ向けとしてはNexus 5XとNexus 5で開発が行われている。(Plasma Phone Reference System)

今回話題になったのは、Necuno Solutionsというところが、「Necuno Mobile」という形でスマートフォンを作るということ。
ただ、コレ、ある意味非常に問題な点が・・・
使うSoCがいまさら「ARM® Cortex®-A9 NXP i.MX6 Quad 」
何年前のSoCだよ
Nexus5よりスペック低いやん

で、このスペックの低さを何かで補わなければならないので、「postmarketOS」というAlpine Linuxをベースにした軽量Linuxを採用している模様。

果たしていつごろ出荷されてくるのか???

C-SKY社によるRISC-V実装CK610Mと開発ボードGX6605S



cnx-softwareで「$6 C-SKY Linux Development Board Features GX6605S Media SoC with C-SKY ISA」という記事が出ていた。
内容を確認するために、いろいろ調べたのでメモ書き

RISC-V実装として「SiFive」による実装が有名である。
ちょっと前にはBitcoinマイニングマシンを作ってる会社「Canaan Creative」から「KENDRYTE K210」というSoCがリリースされている。
(KENDRYTE K210採用のRISC-Vボード Lichee Dan)

今回のは、「C-SKY」という中国の会社が作成した、RISC-V実装の「CK610M」を使い、海外デジタルテレビのDVB-S2のデコードエンジンなどを組み合わせたNationalchip社のSoC「GX6605S
を使用した開発ボードである。

ボードの詳細は「https://c-sky.github.io/docs/gx6605s.html」に書かれている。
不明点などは「https://github.com/c-sky/forum/issues」にissueとして上げるらしい

aleixpressだと19.50ドルで販売中
USBコネクタとHDMI出力付きなので、比較的お手軽にRISC-V環境が手に入る感じですね

System76のTHELIOというオープンソースハードウェア


System76というところからTHELIOというオープンソースハードウェアが10月にpre-order開始になるらしい。

「We’re excited to manufacture the world’s first open hardware computer in the US: THELIO. 」と自称している。

THELIOの方は現段階では情報がほぼない
system76のページを見るとPop!_OSというものがあり、ダウンロードできるようになっている。
ダウンロードリンクをみると、「18.04」というバージョン表記と、ページ全体をみた感じだと、Ubuntu 18.04をベースとしたOSである模様
標準でデータ暗号化とかセキュリティをとか、デスクトップ操作の改善とかある

githubアカウントもある:https://github.com/pop-os
レポジトリの紹介はhttps://system76.com/pop/techに書かれている。

このPop!_OSをプレインストールしたノートパソコンとワークステーション、サーバも販売しているようだ。

そこから考えると、UbuntuベースのLinuxが動くハードウェアなんだろうけど、「Open Source」ってことは、非Intel系CPUなんだろうか???
いったいどういうものが出てくるのか期待


結局出てみれば「ThelioはAMD/Intel搭載のデスクトップ機だった」。

まぁ、「System76 Open Source Firmware」でfirmware(BIOS/UEFI)を公開している点がちょっとオープンっぽいとこがありますけどね