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Covia FleaPhone CP-F03aのNFC機能を試す


Covia FleaPhone CP-F03aにNFC機能が搭載されている、とスペックにはある。
そのサポート状況について確認してみた。

試験に使ったアプリと動作状況は以下のとおりです。

IC運転免許証リーダー
 運転免許証に埋め込まれているICカードの情報を読み出すことができます。
 → 動作しました。

Suica Reader
 Suica/PASMOなどの交通系ICカードの残高情報などを読み出すことができます。
 → 動作しました。ただし、ICカード側の問題で読み出せないことがあります。
  詳しくは後述。

Edy Reader
 楽天Edyの残高情報を読み出すことが出来ます。
 → 動作しました。ただし、ICカード側の問題で読み出せないことがあります。

NFC Reader
 ICカードに埋め込まれている「Tag ID」と呼ばれる、ICカード固有の値を読み出すことができます。
 → 動作しました。ただし、ICカード側の問題で読み出しにくい場合があります。

NFC Passport Reader
 パスポートの真ん中にあるICチップを読み出せるらしく
 旅券番号と生年月日、有効期限を設定してからパスポートを重ねて読み出す・・・ということなんですが
 → 動きませんでした

・・・さて、上記で「ICカード側の問題」と書いている項目があります。
それについて説明します。

まず、Suica Readerの説明書きには「交通系ICカードはNFCタグとはデータ構造が違うため読み取りにくくなっています。」というふうなことが書かれています。

しかし、いま私の手元には以下のFelicaでテストした結果だとちょっと違う感じがします。

・2013年入手のView Suica
・2013年入手の子供Suica
・2011年ぐらいに入手のSuica
・2006年入手のTOICA
・2005年入手のICOCA
・2009年入手のKARUWAZA CLUB CARD(Edy)
・2007年ぐらいに入手のEdy

2009年以前のFelicaについて、NFC Readerでは「Technologies:NfcF」のカードとしてTag IDの読み出しは可能だけれども、Suica Reader/Edy Readerで残高が読み出せない、という状態になっています。
また、NFC Readerでも読み取れるポイントが非常に狭く、カードの位置を微調整する必要がありました。

2011年以降の3枚については、簡単に残高情報が読み出せます。
なので、それくらいで何かハードウェア的な変更があったのではないか?と予想しています。

さて・・・実際はどうでしょうかねぇ・・・

最近のNFC関連のニュース


今月に入ってから聞いたNFC関連のニュースをいくつかピックアップ

2012/10/08: 台湾ePriceより「手機購物不是夢! 中華 NFC 智慧錢包計畫啟動
 関連会社:
2012/10/09: ドコモより「NFCを活用した電子マネーの国際相互利用への検討で合意
2012/10/11: ドコモより「おサイフケータイがNFC(FeliCa+TypeA/B)の決済サービスに対応

まず、2012/10/08に発表になった台湾でのセキュアエレメント入りSIMを利用したNFCサービスの話。

関係しているベンダは以下の通り。
 電話会社系: 中華電信
 端末提供者: HTC, Sony, Samsung
 決済提供系: MasterCard/paypass, 國泰世華銀行
 店舗側: セブンイレブン, 丹堤咖啡、福容大飯店
 開始時期: 2012年4Q~2013年1Qに試験サービス実施。2013年内に本サービス。

ちなみに、台湾では、これまでも、2012/06/19発表のMasterCard, 國泰世華銀行, HTCによるmicroSD利用タイプのNFCの試験サービス(参考記事:「NFC + 悠遊信用卡 HTC Incredible E 一拍即購」)と、2012/07/18発表の台湾 開南大學が中心となって進めているセキュアエレメント入りSIMを使った試験サービス(参考記事:「Kfone 手機 NFC 感應付款 年底推出」とそれを元にした「当ブログの記事」)の2種類が出ている。
関係しているところが、3つとも似ているが、端末側の汎用性が今回のものが一番良いように見えるので、最終的にはこれに統合されるのでは無いかと見込んでいる。

次に、ドコモ関連の2つの記事だが、実質的には同じ内容で、NFC Type A/Bとセキュアエレメント入りSIMに対応するサービスを開始する、という話。

関係しているベンダは以下のような感じ
 電話会社系: ドコモ、韓国 KT Corporation
 端末提供者: Sony, シャープ
 決済提供側: MasterCard/paypass, 韓国cashebee/eB card
 店舗側: 特に発表無し。 iD加盟店で使える、としている

2012/10/11発表のpdfの方に記載があるが、Type A/Bの決済サービス利用には2013年2月提供予定のドコモminiUIMカードが必要、とあるように、その時期からセキュアエレメント入りのSIM提供を開始するようだ。

これは、2011年2月にバルセロナで開催されたMWC 2011にてドコモが発表したおさいふケータイのNFC移行スケジュールの「Intermediate Implementation」の時期に来ているということになる。(参考記事:「NFC普及はいつになる? 3キャリアのキーパーソンが語る展望」「NTTドコモ、FeliCaのNFC対応の移行手段を公開」)

(上記画像はケータイ Watchより転載)

セキュアエレメント入りSIMがなぜ必要なのか、というあたりはKDDI総研が出している「グローバル化する「おサイフケータイ」の未来 ―FeliCaからNFC Type A,Bへの移行で、何が変わるのか―」を参照のこと。
・・・まぁ、こっち資料をみると、裏事情も見えてきてしまったりでアレかもしれないですけどね^^;;;

ともあれ、だんだんと対応端末が増えてきているので、2013年の終わりぐらいには輸入端末でも国内のサービスが使えるようになったりしそうですね。

タッチで家の鍵を開け閉め(海外製品版)


以前作成した「タッチで家の鍵を開け閉め(Edy/Suica/Felica)」の更新をしようかと情報を調べてみたところ、Suica/Felicaに対応している製品に関しては特に大きな違いはないようでした。

それ以外に、海外で主流のMIFARE(ISO/IEC 14443 Type A)準拠カードにのみ対応している製品群が日本でもちらほら販売されていました。
それらは、日本の正規代理店っぽい感じのものはなく、鍵の業者が独自で対応しているように見受けられました。
それらの製品群を比較していくと、製造元らしきメーカページを発見することができました。

以下に、そのメーカを紹介します。


・メーカ:EzVillie
製品: EzVille Locpro Digital Door Lock EDL-S120

韓国メーカで、alibabaにEzVallieのコンタクトページがある。

2012年10月現在、メーカページに「Locpro」のページが存在しないので、現行商品であるのかどうか不明。(2011年までは取り扱っていたようでhistoryとかpressにちらほら現れている)

日本にある販売サイトのいくつかでは「ICカードキーによる解錠」と書いてあるが、ここでいう「ICカード」とは何のことなのか、購入前に確認が必要。

おそらく、MIFARE(ISO/IEC 14443 Type A)準拠のカードのことで、日本だとtaspo(タスポ)が該当していると思われる。
(Suifa/Felica/PASMOなどは使えない可能性が高い)


・メーカ:GATEMAN
製品: GATEMAN V20 HOOK
製品: GATEMAN V100 H

韓国メーカで、暗証番号(PIN)/ICカード(RF)/指紋認証(finger print)の装置を開発している。
ハングルページしかない上に、flashで作られているので翻訳できないので詳細がよく分からない。

公式以外の製品紹介ページを見る限りでは、MIFARE(ISO/IEC 14443 Type A)準拠のカードが利用でき、日本だとtaspo(タスポ)が使える様だ。
(Suifa/Felica/PASMOなどは使えない可能性が高い)
ASSA ABLOY グループの一員。


・メーカ:cytron
製品: cytron CT-3050

韓国メーカで、ハングルページしかない上に、flashで作られているので翻訳できないので詳細がよく分からない。
ASSA ABLOY グループの一員。


・メーカ:Yale Digital
製品: YDM7111(指紋/暗証番号/カード/Floating ID) / YDM4111(指紋/暗証番号/Floating ID) / YDM3211(暗証番号/Floating ID) / YDM4109(指紋/暗証番号/Floating ID) / YDM3109(暗証番号/カード/Floating ID) / YDM3111(カード)

中国メーカで、暗証番号(PIN)/ICカード(RF)/指紋認証(finger print)の装置を開発している。
ASSA ABLOY グループの一員なんだけど、同じグループであるGATEMAN/cytronのページと比べると、非常にしっかりとした製品紹介を行っている。

例えば、YDM7111の各部寸法とかドアハンドルの安全性確保とか、きちんと売り込んでます。

そこらへんを見ていくと、どうも認証のうちFloating IDというが非常にうりで、これに関してiRevoというところの技術を受けているらしい

カード認証で使うカードはMIFARE(ISO/IEC 14443 Type A)準拠のカードが利用でき、日本だとtaspo(タスポ)が使える様だ。(技術解説 SmartCardにISO14443 Type Aとの記載有り)

自転車の鍵をFelicaで ソニックブレイン ITOUCH SLIM 自転車用RFID認証キー


2011年9月に作った、「タッチで家の鍵を開け閉め(Edy/Suica/Felica)」という記事はコンスタントにアクセスがあります。

ここに掲載した製品の最近はどうなんだろう?と見てみたら、ソニックブレインから興味深い新製品が!

ITOUCH SLIM 自転車用RFID認証キー

自転車の後輪につける鍵を、Felica/Suica/タスポ(Mifare)で解錠施錠することができる、という装置です。
50枚登録が出来る、ということで、例えばマンションとかの共有自転車、というような感じで使える、というのが面白いですね。

2011年12月に「2012年発売」という形で発表したわりに、まだ発売に至ってない、というのが若干不安要素ですが、
いくらになるか次第によってはおもしろそうですね。


2013/05/09追記

2013/03/01付けで、第3世代の商品が発表されていたようです。
6月発売ということは、そろそろ価格情報とかがでてきそうですね。

台湾でNFC TSMベースのサービスがはじまるらしい


台湾でNFC TSMベースのサービスがはじまるらしい

(2012/10/18追記: もう1つ、中華電信を主体としたサービスも始まるようです。「最近のNFC関連のニュース」)
ネタ元
 ePrice:Kfone 手機 NFC 感應付款 年底推出
 SOGI 手機王:Kfone NFC手機發表 亞太首座NFC TSM系統啟用

まずは、2012年秋~冬の先行テストから開始。
この段階では1000ユーザぐらいでのテスト。
Mifareを使用している交通系のカードとしても使える・・・みたいなんだけど、書きようがちょっと微妙

続く第1期は、2013年1月開始。
NFC TSM(Trusted Service Management)を有効にしたバージョンで、5000ユーザ想定。
「Transportation&Retailers service」と書いてあり、携帯電話ユーザ間での小口送金や、商店での少額決済に利用できるようになるようだ。

第2期は、2013年4月開始。
ここで「Credit Payment服務上市」とあるので、決済サービスが本格開始のようだ。

第1期なのか第2期なのかはっきりりませんが・・・
・台湾セブンイレブンで決済サービス利用可能
・交通系では高雄MRT、台北MRTで利用可能

という感じらしい。
あと、当然、銀行やらカード会社は関係しています。

試験サービスで使うのは、K-Touch W860というAndroid携帯電話をベースとした「Kfone NFC」という専用携帯電話の模様。
スペックは以下の通り
・nVidia Tegra2 1GHz
・RAM 1GB / ROM 8GB
・Android 2.3.4
・4.3インチ WVGA
・500万画素カメラ
・microHDMI出力有り
・NFCアンテナは裏蓋にあり

また、iPhoneやそれ以外のAndroidなどを対応させるために
「NFC対応SIMカード」+「microSDサイズのNFCチップ」や
「NFC対応SIMカード」+「iPhone向けのNFCケース」が用意されているようです。

・・・まぁ、似たようなやつは、いろいろ出てますけどね。
iPhoneを「お財布ケータイ」に 米社がmicroSDカード活用で 」とか「This microSD Card Adds NFC To Any Android, iOS Device」とかで。
それの類例、という感じでしょうか。

実際には、台湾SPECTECのSDN-723 SIM card w/NFCとかのハードウェアを使用している、という感じなんでしょうかねぇ。