ユニデンからスマートフォンの子機にできるコードレス電話第2弾 DECT3288 登場


スマートフォンの子機みたいな感じにできるコードレス電話としてDECT3280というのが発売されていましたが、案外好評だったのか、第2弾としてもうちょっとコードレス電話っぽい感じのDECT3288というのが登場。
ユニデン、スマートフォンや携帯電話の送受話ができるDECT方式コードレス電話機 「DECT3288」 を発売

製品ページ

ざっと、製品マニュアルを見たところ、基本的にDECT3280と同じ機能であるようです。

以前書いた記事から引用すると・・・
・基本的に普通のコードレス電話として使える。
・無線LAN/Bluetoothとは違う周波数帯(1900MHz)を使っているので無線LAN状況は悪化しない
・「固定電話回線(アナログ回線)」と「Bluetooth接続の電話回線(携帯電話・スマートフォンなど)」の両方が使える。
・Bluetooth接続は、4回線まで収納可能。
・同時通話は子機を増やせば「固定電話で1つ」、「Bluetoothで1つ」の計2つが出来る。
 (Bluetoothで2つ、は無理だとのこと)
・どの電話が鳴っているのかは子機の画面で判別可能
・同時に複数からかかってきている場合でも、選択して取ることが可能。
・スマートフォンの電話帳を転送する機能は無し

スマートフォンをコードレス電話の親機っぽく使えるユニデン DECT3280


イエデンワが一部の層に大変受けているようですが、持ち運ばない据え置き用というのであれば、Bluetooth搭載の携帯電話・スマートフォンを親機(?)に出来る電話があります。

それは、ユニデンのDECT3280です。

メーカページにも特徴がいろいろ書いてありますが、重要な点としては

・基本的に普通のコードレス電話として使える。
・無線LAN/Bluetoothとは違う周波数帯(1900MHz)を使っているので無線LAN状況は悪化しない
・「固定電話回線(アナログ回線)」と「Bluetooth接続の電話回線(携帯電話・スマートフォンなど)」の両方が使える。
・Bluetooth接続は、4回線まで収納可能。
・同時通話は子機を増やせば「固定電話で1つ」、「Bluetoothで1つ」の計2つが出来る。
 (Bluetoothで2つ、は無理だとのこと)
・どの電話が鳴っているのかは子機の画面で判別可能
・同時に複数からかかってきている場合でも、選択して取ることが可能。

といったところでしょうか。

ちょっと惜しいな、と思う点
・電話帳を携帯電話から流しこむor同期する機能とかがあったらなぁ

で・・・これを買ったのか、という点についてですが、
検討して、不明な点を問い合わせたりしたのですが、導入予定場所(実家)にてお断りをされてしまったので断念しました。
安いスマートフォン+ファミリー割引SIMで内線電話っぽく使いたいなぁ、と思ってたんですけどねぇ・・・

携帯電話回線を固定電話のようにつかう ver2


3G携帯電話回線を固定電話みたいな感じで使えるようなプロダクトを探してみました。
という記事を以前書いたわけですが、このリフレッシュ版です。

こういった商品は海外では「Fixed Wireless Terminal(FWT)」と呼ばれているようです。
といっても、あまりはやりではないようで、海外で現行製品が手に入るのかはよくわかりません。

なお、VoIPの電話を使いたい場合は、わざわざスマホ経由にしなくても、直接VoIPを受けられる機械があるので、それを使った方がいいでしょう。

それでもなお、携帯電話を普通の電話っぽく受け取りたいのであれば、下記の様なものが日本国内で入手でき、法律上の問題もなく、使用できます。

ユニデン DECT3280

まず、2011/9/15に発表になったばかりの新製品 ユニデンのDECT3280

(2019/12/09 DECT3280 , DECT3288とありましたが2014年に撤退しましたので現在入手できません)

Bluetooth経由で携帯電話に接続して発信・着信が行えるようです。
対応携帯電話のリストを見てみると、スマートフォンが中心のようですが、いわゆるガラケーにも対応しているようです。

子機1台タイプが1万2980円~、と安めの値段設定です。
Bluetooth接続なので、最初の設定がめんどいかもしれません。
また、携帯側をBluetoothを有効にしたまま外出するとバッテリー消費が多くなるので、うまく運用しないといけないでしょう。

TTRMKR 携帯電話-固定電話アダプター

個人作成のプロダクトの TTRMKR’s project:「携帯電話-固定電話アダプターというのがあります。

(2019/12/09 現在は「浜谷製作所」として活動中でAndroidスマホとBluetooth接続することで使用できるようになった「携帯電話-固定電話アダプタ」が販売中です)

FOMAコネクタ搭載携帯か、au CDMA2000携帯を固定電話のように使えるというアダプタを自作販売しています。
コネクタで接続すれば固定電話化する、という、見た目にもわかりやすい仕組みがいいと思います。

携帯の充電を忘れたり、家のなかでは携帯電話の鳴ってる音ぐらいじゃ気がつかない、というような場合に最適そうです。
具体的には、らくらくホンユーザ、とか

元々はダイアル式の黒電話をmova携帯につなげる、携帯黒電話からスタートしているようなので、長く続いているプロダクトのようです。

現在は、いろいろ製品がありますが、代表的には以下の3種類です。
・ナンバーディスプレイにも対応する完成品 24,800円 (黒電話もつなげます)
・ナンバーディスプレイ非対応版の完成品 19,800円 (黒電話もつなげます)
・黒電話に直接内蔵する工作を行いたい人用の部品セット 20,000円

後継製品でBluetooth接続モデルも開発中のようです。


— 2011/09/21 追加 —

ウィルコム イエデンワ WX02A

ウィルコムから、そもそもPHS機能を組み込んでしまった固定電話が出てきました。
エイビット製造のWX02A イエデンワです。

いくらになるかはまだ未定ですが、キャンペーンにより安価で手に入りそうな感じがひしひしとしますね。

— 2011/09/21 追加分はここまで —

さて、ここから下は、日本で使うと電波法的に問題があるプロダクトです。

これらは、その製品自体が携帯電話の機能を持っており、電波を出す機能がついているが、それについて日本国内の技適証明が取れていないので使用することができない、というものです。

既存の携帯電話をつなげて使う、という装置は発見できませんでした。
これは、おそらく海外では、各社・各機種間で共通につなげるコネクタというものが一般化しなかったためだと思われます。(ちなみにFOMAコネクタは日本での通称であって、正式にはIMT-2000コネクタという世界共通の規格です。日本以外での採用例はほとんど無いようですが・・・)

HUAWEI社製

HUAWEI B160

見た目は普通の電話機 HUAWEI B160

HUAWEI ETS1160

この機械に普通のアナログ電話をつないで使う。
もちろん、これ自体が携帯の機能を持っている。
・バッテリー内蔵
・起動には20秒ぐらいかかる
・パソコンとUSBケーブルで接続し、専用ソフトを使い設定ができる

Ericsson社製

Ericsson Fixed Wireless Terminals

Ericsson W35。(E30の方はData Routerだそうな)

・・・・オーストラリアとアメリカとカナダで販売中のようだけど約5万円
なお、「850/1900/2100」モデルと、「900/1900/2100」モデルの2つがあるようだ。

MATRIX TELECOM SOLUTIONS社製

・ MATRIX TELECOM SOLUTIONS SIMADO GFXD1111S 3G

普通の電話回線にもつなげるようで、いろいろマルチな機能をもつようだ。
「3G」がつかないやつはGSMのみなので注意が必要。
少し機能が劣るものでGFX11 3Gというものある。こちらは通常の電話回線にもつなげる機能は無い。

謎メーカ製

出所が謎な中華製としては・・・

3G FWT Fixed Wireless Terminal for WCDMA 2100MHz (3G Gateway, Including 850/900/1800/1900MHz)

同じサイトにはIMEIが変更できる、といううたい文句のGSM端末も・・・
3G WCDMA Fixed Wireless Terminal
同じ商品は他のサイトでもある
まぁ、売ってる場所的には、最低100個単位だと思われますので、現実的ではないでしょう。

DECT仕様のコードレス電話



海外仕様のコードレス電話で採用されていることが多い規格「DECT」
実は、日本仕様も存在しています。

2010年12月にユニデンからDECT3080 可憐というものが販路限定で販売されたあとが続かないなぁ・・・と思っていたら、2011年8月になって2製品目がシャープからJD-G30Cl/CWとJD-V35CL/CWが登場しました。

さて、DECTですが、海外仕様がそのまま使えるわけではありません。
日本で合法的に使うには、技適を取得した機械を使う必要があります。

DECTの仕様書「ETSI-DECT 標準EN 300 175-2(Common Interface Part 2: PHY Layer)」で定義されている周波数帯域は「1880 MHz – 1978 MHz」と「2010 MHz – 2025 MHz」となっているが、現状全ての帯域を使える地域は存在していない。

現状は、以下の様に地域により周波数帯域が異なっている。
・ヨーロッパ 1880 MHz–1900 MHz
・アメリカ/カナダ 1920 MHz–1930 MHz
・南アメリカ 1910 MHz-1930 MHz
・中国 1900 MHz-1920 MHz
・日本 1893 MHz–1906 MHz

日本で使用できる帯域では5つのチャネルが確保されています。
といっても、5システムまでしか同時に使えない、という意味ではありません。
通信チャネル自体は60個あります。
そこそこヘビーに使うような環境であれば20システム程度は平行稼働ができるようです。

なお、日本語のDECTに関する資料は総務省の検索窓で「DECT」を検索するとDECT仕様を日本に導入する際に検討したいろいろな報告書等出てくるので、それを読むといいでしょう。
情報通信審議会 情報通信技術分科会 小電力無線システム委員会 報告(案)」とかね。
平行稼働数とかの情報はこのpdfに入っています。