Category Archives: MIPS Android

MIPSコアのSoCベンダ Ingenic超がんばってる


MIPSコアを採用したXburstというSoCを作っているIngenic(君正)が5月12日に発表会を開いたようです。

君正公布可穿戴及物联战略 正式迈入2.0时代

ウェアラブル系が売り込みどころだと見ているような感じで、スタンバイ時0.2mW、通常使用時65~80mWという省電力のSoCモジュールM200(およびM200s)の話

そして、このM200を使用したIngenic Glassのデモ
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そして、新SoCのX1000を発表
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Linuxを使ったIoT系デバイス用に、低消費電力で比較的高性能なSoCモジュール、ということらしいが
記述をよく読んでいくと、M150(JZ4775相当1コア)搭載の「Halley平台」か、それの後継にあたるもののようだ。

これらが、実際にどの程度採用されていくかは、まだ見えないですが、期待しています

MIPS系のBIG/LITTLE CPU Ingenic M200


Ingenic Semiconductor(北京君正集成电路股份有限公司)のページが更新され、新製品が正式に掲載された。

新しいCPUとして「M200」というCPUと、それを使ったボード「Newton2 Platform」が登場している。

まず、M200について。

サイズは「BGA270 7.7×8.9×0.76mm,0.4mm pitch」と書かれているぐらいのサイズで、想定用途はウェアラブルデバイス・・・Android腕時計やメガネなど、とのこと。

その用途向けには、すでにJZ4775をベースとしたM150という統合型パッケージが存在していたようなのですが、M200はそれをさらに進めたものである模様。

基本はいままでの4775系統と同じくMIPS命令セット採用のXBurstコアが2コア載っている、というもの。
違う点は、2コアのスペックが異なる、いわゆるBIG/LITTLE構成であるということ。

・XBurst-HP Core 1.2GHz
・XBurst-LP Core 300MHz

これが共存して載っている、というもの。

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L1キャッシュは各コアごとであるものの、L2キャッシュ512KBは両コア共通、という構成。
IngenicはJz4780で2コアの実績はあるとはいえ、今回のようなクロックによる使い分けと、それを有効活用した省電力化がうまく働いているのかは、若干未知数。

面白い構成だな、と思ったのは画面出力に関する仕様。
「LCD controller with OSD: TFT, SLCD and MIPI-DSI (2-lanes)」と「EPD Controller/E-Ink controller」と書かれている点。
前者は通常の表示を行っているところに対してもう1系統の出力を表示するOnScreenDisplay(OSD)が可能である、ということ。
後者はE-Inkディスプレイに出力可能、ということ。

先日発表になったGEAK Watch2の仕様にある、丸形カラー液晶とE-Inkを組み合わせて表示している・・・という仕様は、まさにコレを採用しているんだろう、と思わせるもの。

で・・・このM200を搭載した評価用のボードが「Newton2 Platform」となる。
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中国の1元コインとの比較写真がありますが、ボード自体のサイズは15x30x2.4mmということですから、500円玉ぐらいの大きさと比較している感じだと思えばいいみたいです。

表

表面の左側の一番大きなチップがメモリ。
真ん中の中ぐらいのチップがIngenic M200です。

裏

裏面はコネクタが目立ちますね。

でも、これでも
・RAM 4GB
・ROM 4GB(eMMC)
・WiFi Broadcom 43438 2.4GHz IEEE 802.11b/g/n
・Bluetooth 4.1(BLE)、2.1+EDR
・センサー InvenSense MPU-9250採用(9方向ジャイロスコープ,傾き,地磁気センサー)
を搭載しています。

これを使って、なかなかおもしろいものが出てきそうで期待しています。

MIPS系CPU搭載のAndroid腕時計GEAK Watch2が出る!


2013年、MIPS系CPU Ingenic JZ4775搭載の「GEAK Watch」というAndroid腕時計が発売された。

そして、1年経過した2014/10/29・・・新製品「GEAK Watch2」が発表されたようです。

CPUメーカIngenic Semiconのリリース:「果壳发布GEAK Watch 2“智能圆表”,售价1999元
製品ページ:「果壳发布GEAK Watch 2

今回発表されたのは2製品。
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「GEAK Watch II Pro」(価格2499元)と「GEAK Watch II」(価格1999元)です。
Proの方は、外装が豪華になっている、というのと、バッテリーが20%ほど増えている、という違いがあるようです。

RAM 384MB
ROM 4GB
丸形液晶 1.26インチ 320*320(254PPI)
Bluetooth 4.0

OSとして「GEAK Watch OS」と書かれていますが、実体はAndroid 4.3ベースのものになります。(ingenicの方に書いてある)

ぱっと見、液晶ではないような感じのサンプル写真が出ています。
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まぁ、最近はやりの丸液晶のようです。
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(なお、時計盤面のサンプルはいろいろあるようです。)

この液晶は、E-Ink画面とカラー液晶画面を切り替えられる「TF Screen」である、とうたっています。
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このため、外ではE-Ink画面を使い、見やすく、そして電池が長持ちさせるようにする、ということができるようです。
これにより、通常利用で1週間、スタンバイ使用時18日、だ、とうたっています。

気になるのは、充電端子が背面(腕側)にあるというところ・・・
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SmartQ ZWatch同等品 SpeedUp SmartWatch


SmartQ ZWatchのカスタムfirmwareとかあるのかな?と探していたら、インドネシアのSpeedUp社から販売されている「SpeedUp Smart Watch」というのが、同等品とのこと。

実際、「firmwareページ」にあるマニュアルを見てみると、SmartQ ZWatchとほぼ同じように見える。

Zwatchと異なり、「Sync用ソフトウェアSpeedUp SmartWatchがGoogle Playで公開されている、というのが良い点かも?
(APKファイル直リンクでの配布もある)

SpeedUp SmartWatchのfirmware v1.6をダウンロードし、/system/build.propを開いてみると、以下の様な内容だった。

# begin build properties
# autogenerated by buildinfo.sh
ro.build.id=KRT16M
ro.build.display.id=V1.6_05-06-2014
ro.build.version.incremental=eng.1012337.140605.114853
ro.build.version.sdk=19
ro.build.version.codename=REL
ro.build.version.release=4.4
ro.build.date=Thu Jun  5 11:48:53 CST 2014
ro.build.date.utc=1401940133
ro.build.type=userdebug
ro.build.user=SpeedUp
ro.build.host=1012337
ro.build.tags=test-keys
ro.product.model=SW-1
ro.product.brand=SpeedUp SmartWatch
ro.product.name=SpeedUp SmartWatch SW-1
ro.product.device=s2122b
ro.product.board=SpeedUp SmartWatch SW-1
ro.product.cpu.abi=mips
ro.product.cpu.abi2=mips
ro.product.manufacturer=SpeedUp Technology
ro.product.locale.language=en
ro.product.locale.region=US
ro.wifi.channels=13
ro.board.platform=xb4780
# ro.build.product is obsolete; use ro.product.device
ro.build.product=SpeedUp SmartWatch SW-1
# Do not try to parse ro.build.description or .fingerprint
ro.build.description=full_s2122b-userdebug 4.4 KRT16M eng.1012337.140605.114853 test-keys
ro.build.fingerprint=SmartQ/full_s2122b/s2122b:4.4/KRT16M/eng.1012337.140605.114853:userdebug/test-keys
ro.build.characteristics=tablet
# end build properties
#
# ADDITIONAL_BUILD_PROPERTIES
#
dalvik.vm.heapstartsize=5m
dalvik.vm.heapgrowthlimit=48m
dalvik.vm.heapsize=128m
dalvik.vm.heaptargetutilization=0.75
dalvik.vm.heapminfree=512k
dalvik.vm.heapmaxfree=2m
ro.sf.lcd_density=160
persist.sys.timezone=Asia/Jakarta
testing.mediascanner.skiplist=/storage/host-udisk/,/storage/udisk/
wifi.interface=wlan0
wifi.supplicant_scan_interval=15
ro.telephony.call_ring.multiple=0
mobiled.libpath=/system/lib/libmobiled.so
ro.sf.hwrotation=180
ro.config.low_ram=true
keyback_long_press_time=1000
debug.velocitytracker.strategy=int1
ro.opengles.version=131072
ro.carrier=wifi-only
ro.config.notification_sound=OnTheHunt.ogg
ro.config.alarm_alert=Alarm_Classic.ogg
persist.sys.dalvik.vm.lib=libdvm.so
dalvik.vm.lockprof.threshold=500
net.bt.name=SmartQ-SW-1
dalvik.vm.stack-trace-file=/data/anr/traces.txt

ちなみに、SmartQ ZWatchの最新firmware v3.7の/system/build.propは以下の様になっている。

# begin build properties
# autogenerated by buildinfo.sh
ro.build.id=KRT16M
ro.build.display.id=V1.6_05-06-2014
ro.build.version.incremental=eng.1012337.140605.114853
ro.build.version.sdk=19
ro.build.version.codename=REL
ro.build.version.release=4.4
ro.build.date=Thu Jun  5 11:48:53 CST 2014
ro.build.date.utc=1401940133
ro.build.type=userdebug
ro.build.user=SpeedUp
ro.build.host=1012337
ro.build.tags=test-keys
ro.product.model=SW-1
ro.product.brand=SpeedUp SmartWatch
ro.product.name=SpeedUp SmartWatch SW-1
ro.product.device=s2122b
ro.product.board=SpeedUp SmartWatch SW-1
ro.product.cpu.abi=mips
ro.product.cpu.abi2=mips
ro.product.manufacturer=SpeedUp Technology
ro.product.locale.language=en
ro.product.locale.region=US
ro.wifi.channels=13
ro.board.platform=xb4780
# ro.build.product is obsolete; use ro.product.device
ro.build.product=SpeedUp SmartWatch SW-1
# Do not try to parse ro.build.description or .fingerprint
ro.build.description=full_s2122b-userdebug 4.4 KRT16M eng.1012337.140605.114853 test-keys
ro.build.fingerprint=SmartQ/full_s2122b/s2122b:4.4/KRT16M/eng.1012337.140605.114853:userdebug/test-keys
ro.build.characteristics=tablet
# end build properties
#
# ADDITIONAL_BUILD_PROPERTIES
#
dalvik.vm.heapstartsize=5m
dalvik.vm.heapgrowthlimit=48m
dalvik.vm.heapsize=128m
dalvik.vm.heaptargetutilization=0.75
dalvik.vm.heapminfree=512k
dalvik.vm.heapmaxfree=2m
ro.sf.lcd_density=160
persist.sys.timezone=Asia/Jakarta
testing.mediascanner.skiplist=/storage/host-udisk/,/storage/udisk/
wifi.interface=wlan0
wifi.supplicant_scan_interval=15
ro.telephony.call_ring.multiple=0
mobiled.libpath=/system/lib/libmobiled.so
ro.sf.hwrotation=180
ro.config.low_ram=true
keyback_long_press_time=1000
debug.velocitytracker.strategy=int1
ro.opengles.version=131072
ro.carrier=wifi-only
ro.config.notification_sound=OnTheHunt.ogg
ro.config.alarm_alert=Alarm_Classic.ogg
persist.sys.dalvik.vm.lib=libdvm.so
dalvik.vm.lockprof.threshold=500
net.bt.name=SmartQ-SW-1
dalvik.vm.stack-trace-file=/data/anr/traces.txt

/system/appのファイルは、Zwatchから「cn.yunzhisheng.assistant.smartdevices.apk」と「com.tencent.mm.apk」が抜かれているという感じだった。

ぱっと見は流用できそうな感じだけど、果たしてどうなのやら??

IngenicからMIPS系SoC Jz4775搭載のNewton Platformなるもの登場


Ingenic(君正)からNewtonという名称の小型ボードが登場したらしい
「Newton」なんて名称使うなよ、とか思わなくもないですが・・・

プレスリリース:「北京君正推超低功耗超小尺寸智能互联设备Newton平台
製品ページ:「君正Newton—超低功耗超小尺寸智能互联设备平台
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最近、低価格帯のAndroid腕時計に採用されていることが多い、MIPS系SoCのJz4775を使用した2.2cm x 3.9cmと小型のボードで、以下の機能を持っているらしい。

・CPU Ingenic JZ4775 1GHz(MIPS系XBurstコア)
・RAM 3Gb LPDDR1
・ROM 32Gb eMMC
・ジャイロスコープ、加速度センサー、磁力計
・温度、湿度、圧力センサー、生体センサー
・WiFi 802.11a/b/g/n
・Bluetooth 4.0+EDR, BLE
・FMラジオ
・NFC
・ボードサイズ 21.6mm x 38.5mm
・厚さ 3.2mm

いくらぐらいで提供するのかわかりませんが、IngenicはLinux/Androidのソースコードをgitで公開(詳細:Linux Git 仓库目录树调整/Android-JB(4.3) JZ4775代码发布)してたりするので、今後、面白いことになってくのかなぁ・・・とちょっと期待しています。