MTK端末で掴んでる周波数を確認する方法 MTK Engineering Mode


MediaTek社のチップを使ったAndroid端末で、いま使ってる周波数帯域がどこなのか確認する方法がないのかなぁ、と調べていたら発見。

MTK Engineering Mode

ちなみに最初の画面でだけ広告表示があります。


<使用に際しての注意>
下記で説明している「NetWorkInfo」内でのチェックボックスですが、選択する項目によっては、実行以後、電源を切るまでAndroid側で3Gが使えなくなるものがあるようです。
具体的にはアンテナが立たなくなります。立たない場合でもMTK Engineering Mode内では電波がちゃんと検出されています。
この様な場合は、1回電源を入れ直すと、正常な状態に戻ります。


起動するとこんな画面。
device-2013-09-30-003136

「MTK Settings」を選ぶ
device-2013-09-30-003157

いろいろ機能がありますが、今回の目的は「NetworkInfo」です。
device-2013-09-30-003236

いろいろチェックボックスがありますが、「3GCsceEMServセルステータスInd (RR 3G CsceEMServCellSStatusInd)」にチェックを入れます。
device-2013-09-30-003305

チェックを入れたあと、メニューボタンを押すと上記の様に「Check Information」が出てくるので、それを選択します。

そうすると、以下のような感じで情報が表示されます。

device-2013-09-30-003312
上記の場合、「Band 0」つまり、2100MHz帯を使っている、ということになります。

ちなみに、うちの場合、電波の入りが微妙なようで、以下の様に「Band 6(800MHz帯)」の基地局を使ってる場合も多いようです。
device-2013-09-30-004347

だれとでも定額パスWX01TJを買ったけど認識しない


とりあえず、だれとでも定額パスWX01TJを買ってみた。

なぜなら、良番で捨てるのが惜しいものがPHSを持っていて、ここ2年ばかり休止している回線があり、それが毎月700円弱かかっているから、基本料+機種代金=1480円ってのは、とりあえず持っておくだけとしても丁度良かったので・・・

で、手持ちのAndroidでペアリングできそうか試してみた

・Covia FleaPhone CP-D02, Android 4.0.4, MTKチップ機
・TOOKY T192, Android 2.3, MTKチップ機
・Xperia X10 Mini Pro, Android 4.1(CynanogenMod), Qualcommチップ機
・K-Touch W619, Android 4.0.4(CyanogenMod), Qualcommチップ機
・R-stream A1/MUCHTEL A1, Android 2.3(CyanogenMod), Qualcommチップ機
・Panasonic P-01D, Android 2.3, Qualcommチップ機

・・・全敗です。
アプリから接続、という以前に、そもそもデバイスが認識できません。

思った以上にハードルが高そうでびっくりです・・・

FleaPhone CP-D02を含むMTK系Androidのfirmwareバックアップ


coviaのFleaPhone CP-D02などのMTKチップ採用のAndroidのfirmwareバックアップについてご紹介。

(2013/04/26追記:別記事として「Google Play導入記事」があります。合わせて参照ください。)

firmwareバックアップに際して、必要なこと
・adb接続できるWindowsパソコン
MTK Droid Root & Tools v2.4.3
・MTK Droid Root & Toolsでroot取得できること

なお、取得したfirmwareバックアップは、SP Flash Toolsで焼くことができます。

1. adb接続できるようにします。
FleaPhoneの場合は「FleaPhone CP-D02をadb接続して覗いてみる」を参照してください。
もちろんAndroid端末側では「USBデバッグ」を有効にします。

2. MTK Droid Root & Toolsを入手します。
ロシアの本家:Программа для рута, бэкапа и создания рекавери на MT65**
XDAの支店:[UTIL][WIN][MT65xx] MTK Droid Root & Tools | MediaTek Android Smartphone

3. MTK Droid Root & Toolsを実行します。
MTK-Droid-tool-11
最初は空欄が多いと思いますが、徐々に項目が埋まっていくかと思います。
MTK-Droid-tool-01a

ここで表示される「IMEI」の値は必ず記録しておいてください。
SP Flash Toolsでfirmwareを書き込むと、IMEIが消えてしまいますので、記録しておいた値を元に「MTK系Android携帯でIMEIが消えた時の対処方法」で書き込んでください。

ちなみに「Blocks Map」をクリックすると↓のようなものが表示されます。
MTK-Droid-tool-02
これは、まぁ、パーテーション構造みたいなものです。

4. 「root」ボタンを押して、root取得手順を開始します。
MTK-Droid-tool-12

5. Android端末側に↓の画面が出ます。
MTK-Droid-tool-13
「データの復元をする」を選択します。

6. しばらく待つと自動的にAndroid端末が再起動されます。

7. 再起動直後のAndroidロゴが↓のように化けますが、無視してください。
MTK-Droid-tool-15

8. Android端末側の再起動完了を待ちます。
完了した頃にはMTK Droid Root&Toolsは↓のように「Root」ボタンが消えていると思います。
MTK-Droid-tool-16

7. 「root,backup,recovery」タブをクリックします。
MTK-Droid-tool-17

8. 「Backup」ボタンを押すと、バックアップが開始されます。
MTK-Droid-tool-18a

9. そこそこ時間がかかります。

10. バックアップが終わると「Packing backup?」と聞かれます。
MTK-Droid-tool-19
「はい」を選ぶと、zipファイルを作成します。
「いいえ」で特に問題ありません。

11. 「task is complete」と右側に出たらバックアップ完了です。
MTK-Droid-tool-20a

12. Android端末を再起動して作業完了です。

ちなみに、私は、この手順、Windows8 64bit環境でやりました。
(なお、SP Flash Toolによる書き込みの方は、ドライバの兼ね合いでVista環境でやってます)

TOOKY T1982を使う


まあ、日本にTOOKY T1982を買うユーザがどれだけいるかわかりませんが、いろいろ調べた結果を書いておく。

・adbで接続できないように見えるがちょっとした設定追加でok
adbを実行するユーザのホームディレクトリにある.androidというディレクトリ(C:\Users\ユーザ名\.android)内に「adb_usb.ini」というファイルを作成し、「0x4BB0」と書いておくと使える。
なお、adb_usb.iniは標準状態では存在しない。
また、adb_usb.ini書き換え後は、adbを再起動するために「adb kill-server」を実行すること。

ロシアの掲示板に「0x4BB0」接続用に改変されたadb.exeがあるので、それを使っても良い。
「ADB」ってところの「1. Скачиваем – download/file.php?id=46316」がそれ。

・Android 4.0/ICSへのアップデートは期待薄
試しにGoophoneとかGodPhoneのfirmwareを書いてみたら、画面表示はできるけど、タッチパネルが動かないものが出来た。
調子にのってLenovoのfirmwareを書き込んだら、電源も入らなくなった。
TOOKY T1982を分解してみた」にあるような感じで中身を開けて、ごにょごにょやってたら、認識するようになって、復帰できました。
(firmwareが変なのになると、メンテナンスモードで起動するキー入力が効かなくなるので、基板上のテストポイントを直接つついてメンテナンスモードに入らせる、という強攻策。ネタ元:[GUIDE] How to ‘unbrick’ your Mediatek MT65xx”>[GUIDE] How to ‘unbrick’ your Mediatek MT65xx

・framework.odexを書き換えないとIIJmio SIMとかを使えない
ドコモMNVO系でデータ通信のみのIIJmio SIMとかB-mobileなどでは、そのままの状態で3G通信を行うことはできません。(これはMTKチップ採用している端末全般について当てはまります)
ブローヴちゃん:「Android + b-mobile データ専用 SIM で電界強度を表示する」に記載されているような対策を実施する必要があります。
なお、T1982のframework.jarはodex化されているので、ブローヴちゃんで配布されているバッチファイルは使用できません。

・SP Flash Toolは新しいのを入手しておくべし
MTKチップ汎用で使えるので、SP Flash Toolは、MT6577とかMT6589とかに対応している新しいものを使っても問題ない。
Универсальные инструкции по прошивке MT6575/77 устройств」の「Руководство по прошивке с помощью SP Flash Tool для всех MT6575/77 устройств, кроме устройств на базе проектов AGold」を開けたところに「Программа SP Flash Tool. SP_Flash_Tool_v3.1224.01.」とダウンロードリンクがある。

・IMEIが飛んだらMTKdroidToolsで直せる
SP Flash Toolとかでfirmwareを書くとIMEIがinvalidになる場合がある。
そういった場合に備えて、現状のIMEIの値はきちんと記録しておくこと。
MTKdrodToolsについては「MTK系Android携帯でIMEIが消えた時の対処方法」を参照のこと。

・オリジナルのfirmwareは入手可能
ロシアの掲示板にある。
最新は

・rootはツールじゃ取れない。firmware書き換え必須
これもロシアの掲示板にroot取得済みと思われるファイルがあるが、ロシア語がうまく解読できず、よく分からなかった。
いろいろ試した結果、最終的に、boot.imgをばらしてdefault.propを書き換えてadb接続したらrootユーザになるようにした後に、普通に起動させて、/systemをrw,remount&su関連を入れる、という手段をとった。

初期のdefault.prop

#
# ADDITIONAL_DEFAULT_PROPERTIES
#
ro.secure=1
ro.allow.mock.location=0
persist.mtk.aee.aed=on
ro.debuggable=0
persist.service.adb.enable=0

書き換えたdefault.prop

#
# ADDITIONAL_DEFAULT_PROPERTIES
#
ro.secure=0
ro.allow.mock.location=0
persist.mtk.aee.aed=on
ro.debuggable=1
persist.service.adb.enable=1

・FMラジオはあるけど、日本では使えない
いまのところ、FMラジオを日本の周波数帯で使える様にできる改造方法を発見できていません。

MTK系Android携帯でIMEIが消えた時の対処方法


MTK MT6575,MT6577搭載のAndroid携帯に対して、SP Flash Toolを使ってfirmware書き換えをおこなうと、IMEIが消えます。

この状態で起動させると「Invalid IMEI」という表示がでます。
IMEIが消えたままではAPNを設定しても、3Gのネットワークに接続ができません。

ちなみに、Invalid IMEIの時は、どういうことになっているかと言いますと・・・

・Wi-Fiは使える
・Google Playとかも、だいたい普通に使える
・正常なSIMをさしていると、アンテナは立つ
 (ドコモMNVO系のうちデータ通信のみのやつはセルスタ対策(俗称)をしないとアンテナが立たないことがほとんど)
・電話はできない
・APNを設定しても、つながらない

MTK系Android携帯で、IMEIを復旧させるためには、いくつか手法があります。

WindowsでMTKdroidToolsを使うのが個人的にはお薦めです。
・Windowsで実行できる
・adb関連を揃えておく必要あり
・rootとらなくてもok(Androidのバージョンによってはroot取得必須)

ロシアの掲示板で配布されています。
最新版:v2.3.0

Android端末側の「USBデバッグ機能」を有効化したあと、パソコンにつなげます。
次に「MTKdroidTools.exe」を実行して、しばらく待つと以下の画面がでてきます。
mtktool-001

こんな風に「null」と表示されてしまう場合は、IMEIが飛んでいます。

このようなIMEIを修正したい場合は「Replace IMEI」をクリックすると、以下のウィンドウが開きます。
mtktool-002

ここに新しいIMEIの値を入力し、「Replace IMEI」ボタンをクリックします。
新しく入力したIMEIの値は、再起動後に有効になるため、再起動をおこないます。

Androidが再起動した後に、再度、MTK Droid Toolsに表示される内容を確認し、変更されていることを確認してください。

なお、root取得がMTK Droid Toolsでできない場合は、「Framaroot」というAndroidにインストールするソフトで出来る可能性が高いです。