Rockchip RK3066


瑞芯微(Rockchip)

RK3066
ハイエンド向けとしてRK3066というのがあるようだ。
Dualコア Cortex-A9 CPU+ Quadコア Mali-400 GPUという構成だということだが、

Invitation to New Era of Dual-core — the Debut of RK3066 Solution
Rockchip Licenses a Wide Range of ARM IP for Turnkey Solution Targeting Mass Market, Cost-Effective Android Tablets
* Dual-core ARM Cortex-A9 processor with up to 1.4GHz speed, implemented with Artisan Processor Optimization Pack (POP)
* Quad-core ARM Mali-400 MP GPU, supporting OpenGL ES 1.1/2.0 and OpenVG 1.1
* Full memory support, including DDRIII, DDRII, and LPDDRII
* High performance dedicated 2D processor
* 1080P multi-format video decoder
* 1080P video encoding for H.264 and vp8
* Stereoscopic 3D H.264 MVC video codec
* Embedded HDMI 1.4a, supporting 3D display
* Embedded 60bit/s ECC, supporting MLC NAND, E-MMC, i-NAND and booting
* Support of dual panel display and dual camera

全志科技 Allwinner A13


まいどおなじみMicdigi.comにて「Allwinner A13 chip」という記事が上がっている。(中国語の記事:解密全志A13平板方案)

しばらく前からA13の話は出ているものの、一向にメーカページ珠海 全志科技のページには掲載されていません。

いままでに上がった記事の内容からすると・・・

基本的にはAllwinner A10をさらに低価格にしたもので、A13チップ自体は$4.99。
A13だからといって性能があがっているわけではない。

CPU: ARM Cortex A8ベース 1GHz
GOU: Mali-400
HDMIインタフェース無し
解像度は800×600のみ・・・なので7インチ,8インチがターゲット

来月、Haipadから7インチタブレットが$48で出てくる予定。

競合他社の動向としては、RockChipやはりMali-400でHDMIポート無しの低価格モデル RK2906を$6で出してくる見込み。

このため、低価格帯はAllwinner A13か、RockChip RK2906が席巻する可能性が高い。

— おまけ情報 2012/04/26 —
「Allwinner A10(Boxchip)」とか書かれている場合があります。
その場合は、BoxchipブランドのA10というような感じです。
その他にSochipとなっている場合もあるようです。

Allwinner 全志→ 珠海全志科技股份有限公司
Boxchip 合智
Sochip 索智→深圳市索智科技有限公司

— 2012/05/14 追記 —
各社のCPUについて「中華padで使われるCPUのメモ 2012/05/08版」でまとめています。

Flucardのfirmware変更履歴


いろいろ探していたらFlucardの非公式サポートweb:Firmware archiveというのを発見。

そこにv3.42以降のfirmwareが置かれていた。
そのうち、V3.62以降はリリースノートがついていたので転載と、firmwareファイルを見てわかるレベルの違いについては日本語で追加。

V3.40~V3.52の間に行われた内容(公式より転載)
– WebブラウザーでのRAWファーマット画像(ファイル拡張子 “.DNG”, “.NEF”. 及び “.CR2”)のダウンロードをサポート
– Wi-FiセキュリティーWPA2のサポート
– カメラの電源投入時に「設定・写真閲覧」機能を自動起動する機能を追加(「設定・写真閲覧」Web設定画面のセットアップメニューで本機能を有効にできます)

V3.52~V3.65までの間に行われた内容(公式より転載)
– 「写真閲覧・設定」機能において、ほとんどのRAWファイルの閲覧とダウンロードをサポート
– 「写真閲覧・設定」機能において、カード内全てのファイルのファイル名一覧表示、ダウンロード、アップロードをサポート
– 「サーバアップロード」機能において、ほとんどのRAWファイル、MOV、MP4、AVIファイル拡張子を持つビデオファイルのアップロードをサポート
– 「送信・受信」機能において、セキュリティー無し固定SSIDとセキュリティー有り可変SSIDの設定をサポート
– 動きセンサー(振るカード)機能を無効化

V3.53(firmware.zipから読みとった)
* /mnt/sd/autorun.sh があると、WiFiの自動起動を行わない
* 起動時に読み込むモジュールの変更
* ファイル監視用flu_appの起動順序変更
* test/mtdに残されていたテスト用ファイル削除(消し忘れてた?
* 「送信」モードになる時の動作スクリプト変更
* 管理Web UIの改善

V3.58(firmware.zipから読みとった)
* uAPモードのonスクリプト変更
* 他のAPに接続する際にch13に接続できなかったのを改善
* 動きセンサー(振るカード)機能を無効化

v3.62_100R firmware release notes:(非公式サイトの転載とfirmware.zipから読みとった)
– ftp upload improvement: allow users who disable write to root folder to be able to ftp to its sub directories
– fix use-case bug : when auto on wifi –> delete sender picture –> ssid should change for sender mode
– fix bug private ssid (sender receiver settings) max at only 10 characters
– received files following DCF specification
* telnetd削除

v3.63_100R firmware release notes:(非公式サイトの転載)
– fix buzzer mute (when language is japanese)
– minor bug fix for upload cgi

v3.64_100R firmware release notes:(非公式サイトの転載)
– improve upload cgi
– enable 11n for uAP mode

v3.65_100R firmware release notes:(非公式サイトの転載)
– Fix bug P2P : previously when auto-WIFI is on before deleting receiver mode. The receiver function is faulty.

v3.67_100R(公式より転載)
– 中国語HTMLページの誤記修正
– キヤノン製カメラで物理フォーマットを失敗する問題の修正

で、このフォーラムマスターのjunichiさんですが、「Junichi Yamazaki, Country HEAD of Trek Japan, Co-Chairman of iSDIO Forum」のjunichiさんだと思われます。

iSDIOってのは「iSDIO(Wireless LAN SD)とは?」というSD Associationの解説を見てもらえばわかるようにインテリジェントSDIO規格というkとおで、Wireless LAN SDのことのようです。
東芝FlashAir発表後にEye-Fiとの間で揉めていたアレですね。

いまは消されてしまっているようですが、FlucardはiSDIO対応なんだよ、的なpdfがありますね。

Flucardで出来ることのまとめ 2012/04/11版


2012/04/26 追記
内容を更新した「Flucardで出来ることのまとめ 2012/04/23版」を公開しています。
————————————–
Flucardを入手してもうすぐ1週間。
とりあえず、いろいろ試してみて分かったあたりをずらずらっと書いてみる。

Flucardとは
2010年に台湾のTREK 2000 Internationalより発売された、SDカードサイズで、WiFiを利用して画像転送を行えるような製品です。
時期的にはEye-Fiよりあとに発売されていますが、東芝のFlashAirよりは、ずっと前、という形になります。

Eye-Fiは撮ったもの全てを転送する、というのが基本方針ですが、FlucardとFlashAirの方は撮った中から必要なものだけを選んで転送する、というのが基本方針です。

Eye-Fiと同様の外部の画像サイトに自動アップロード、という機能を「サーバアップロード」という名称で持っています。
しかし、Eye-Fiにある転送が終わった画像を自動的に削除していく、という機能はありません。

さて、FLUCARDですが、現在までに4種類のFLUCARDが販売されています。

2010年モデルは黒いFLUCARDとなります。これがFLUCARD GEN 1です。

こちらはfirmwareが違うようでアップデータが提供されていません。
たとえ安かったとしても買わない方がいいのではないかと思います。

日本でも発売しているのは白いFLUCARDのうち、黄色(4GB)と水色(8GB)です。
こちらはFLUCARD GEN 2です。

白いFLUCARDのうち、オレンジ(16GB)は日本では発売していません。
FLUCARD GEN 2かGEN 3のどちらかだと思いますが、詳細は不明です。

GEN 2、GEN 3のどちらであっても、サポートページにてfirmwareのアップデータが提供されている。
2012/04/11時点での最新版は「3.65_100R」となる。

Flucardのfirmwareアップデータの特筆すべき利点。
それは単なるzip形式での配布であり、アップデート方法も、zip内のファイルをFlucard内にSDHCカードスロットを経由してコピーすればいい、というだけの単純なもの。
そのためfirmwareアップデートはWindows/Mac OSX/Linuxなど、プラットフォームを選ばない。
プラットフォームは選ばないが、SDHCカードリーダは、ちょっと選ぶ。
貧弱なものだと認識してくれなかった。
100円ショップで2種類買ったが、1つは認識せず、もう1つは、1時間ほど使っていたら壊れた。
以前購入したマルチリーダは2種類とも認識せず。
SDXC対応を謳っているものを買ってきたところ、それは1時間程度使ったぐらいでは壊れず、今も利用できている。

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基本的な使い方
カメラでいろいろ撮影した後、twitterやfacebookに投稿したいと思う画像だけをスマートフォンにコピーする。
というのが、一番基本となる使い方。

Flucardを買った状態で↑を行うための手順
1. デジカメにFlucardを入れる
2. 撮影する
3. デジカメを画像閲覧モードにする
4. 「設定・写真閲覧」という画像を見つけ、それを削除する

5. Flucardからビープ音が10回ぐらい鳴る
6. スマフォからWifi AP検索を行うと「Trek_FLUCARD_WiFi」というAPがあるので接続する
7. スマフォのブラウザで「http://192.168.1.1/」もしくは「http://flu.card/」にアクセス
8. 画像を閲覧して欲しい画像を見つけ、ダウンロードする
9. デジカメの電源を切る
10. スマフォで画像を編集して、投稿する

なお、上記手順6~9の間はスマフォからインターネットアクセスができなくなりますので注意してください。
(3G回線接続している場合でも、そうなります)

デジカメで画像を見た時に、もしかすると、画像がちゃんと表示できない、ということがあるかもしれません。
そのような場合は、サポートページにある「FLUCARD NIKON PATCH」を適用します。
パッチといっても、画像を新しいものに置き換えるだけのものです。
(firmwareアップデートでは画像は変更されないので、画像がちゃんと表示できない場合は、こちらのパッチが必要です。)

外部サーバに画像転送
普通の無線(WiFi)APを使用してネットワークに接続し、外部のサーバに画像を転送することもできます。

初期firmwareでは、Flucard Portalしか対応していません。
ただ、初期firmwareが対応しているFlucard Portalはftpでアップロードするものだったらしく、その後Portal側がアップデートして、ftpではなくなったようです。

そんなわけで、現状サポートしているのは以下の3種類
・Flucard Portal(新版)
・ftpサーバ
・Gallery 3 API対応のサービス

Gallery 3 APIというのはEye-Fiでも使っているAPIであるため、Eye-Fi対応を謳っているサービスを転送先として設定することも可能かもしれません。

どういったところに、どうやってアップロードするかについては、Flucardの管理Webから設定を入力します。

設定完了後、実際にアップロードする場合は、「サーバアップロード」の画像を削除すると、アップロードが開始されます。

結構、長々とビープ音が続くので、ほんとにアップロードできてるのかな?と心配になるような感じです。

Gallery 3 APIについて
Gallery 3 APIについて、FAQでは「Gallery3:API:REST」を参照すること、ぐらいの記述しかありません。

上記サイトのトップページは、Gallery Your Photos on your websiteで、タイトルにあるとおり、自分のWebに、自分専用の画像アップローダを作ることが出来るソフトウェアを提供しています。
実際、Linuxのphp/MySQL webサーバ上に簡単に構築できました。

Eye-Fi対応と謳っているサービスで、Flucardが使えるかどうか、という点は、現状はまだ調べていません。

Linux的な使い方について
ARM Linuxなので、いろいろできますが、いくつか注意が必要な点があります。

・組み込み系によくあるようにbusyboxを使って容量削減
・システムパーテーションはinitramfsで作られているため
いろいろ書き換えても電源入れ直すと元の状態に戻る
・書き換えたファイルが残るのは /mnt/mtd/ のみだが、容量が少ない
・書き換えられる設定ファイルは /mnt/mtd/config/config.trek のみ
・「/mnt/sd/」がFlucardをSDカードとして見た場合のディレクトリ
・Flucard起動時に「/mnt/sd/autorun.sh」を必ず実行する

・ストレージモードと、ネットワーク接続モードの2種類がある
・ストレージモードは、普通にアクセスした場合のモード
 デジカメ/SDカードリーダ上は、普通のSDカードとして見えるが、
 Flucard上ではネットワーク接続が無い状態でLinuxが動作している。
 autorun.shは、ストレージモードとして起動した段階で実行されている。

・ネットワーク接続モードは、ストレージモード時に特定のファイルを削除することで移行する
 内部的にはストレージモードで起動すると、「flu_app」という監視アプリが起動し
 特定ファイルの存在チェックを行っているようだ。
 ファイルが削除されたことを検出すると、決められた動作を行いWiFi接続をしたりする。

・telnetdについて
 初期firmwareでは有効になっていたが、途中から無効になった。
 autorun.shを利用してtelnetdを有効にしたbusyboxを起動させることで対応可能。
 ただし、autorun.shが存在していると、Flucardの自動WiFi起動が使えないので注意

・telnetd/sshd経由で/mnt/sd上のファイルを直接編集した場合、「sync」を実行しないと、変更分が消える
 Flucardの仕組み上、明示的なshutdownというものができず、
 毎回、電源ぶちっ!の停止しかないためですね。

Firmwareの詳細について
Flucard ProはARM Linux搭載でtelnetdを有効にできるなんておもしろそう!
firmware.zipのばらし方と、その中身について解説

Flucardのfirmware変更履歴
ざらっと調べた限りでのFlucard firmwareの変更履歴

Flucard firmware ver3.65でtelentdを有効にする方法
最新firmwareではtelnetdが無効にされているので、有効にする方法
関連としてlucardのautorun.shを編集

・Flucard上のコマンドを実行したりしたメモ
Flucardでコマンドをいくつか実行してみた
Flucardのbuzzerコマンド
Flucard busyboxの持ってる機能比較

Flucardのautorun.shを編集


とんすけぶろぐ: FlucardでプログラムとかCGIとかにて配布されているやつを使う時に、この機能は使いたいが、これはいらない、といった好みが分かれるかも?と感じた。

なので、設定ファイルでon/offできるようにしてみた。
Flucardの管理WebからファイルをアップロードするとDCIM/122_TREK/ にファイルがおけるので、そこを見るように作成した。

設定ファイルの「no」と「yes」を変更することで、機能のon/offができるようになっている。
設定を変更したい場合は、管理Webから編集したfluconfig.txtをアップロードしてから、flucardを抜き差しし、再度立ち上げれば反映されるはず。

設定ファイル: DCIM/122_TREK/fluconfig.txt

ADDFILES=no
REPLACEBUSYBOX=no
REPLACEFTPD=no
REPLACETCPSVD=no
ENABLEHTTPD=no
ENABLEFTPD=yes
ENABLETELNETD=yes
ENABLESSHD=yes

これを使うautorun.shの内容

#!/bin/sh

sdstore=/mnt/sd/DCIM/122_TREK
sdconfigfile=/mnt/sd/DCIM/122_TREK/fluconfig.txt

if [ -f $sdconfigfile ];
then
	. $sdconfigfile
fi

if [ "$ADDFILES" = "yes" ];
then
	ln -s $sdstore/bin/* /bin/
	ln -s $sdstore/usr/bin/* /usr/bin/
	ln -s $sdstore/usr/local /usr/local
	ln -s $sdstore/usr/lib /usr/lib
	ln -s $sdstore/usr/include /usr/include
	ln -s $sdstore/usr/libexec /usr/libexec
	ln -s $sdstore/sbin/* /sbin/
	ln -s $sdstore/lib/* /lib/
	ln -s $sdstore/etc/* /etc/
	ln -s $sdstore/www/* /www/
	ln -s $sdstore/www/cgi-bin/* /www/cgi-bin/
fi

if [ "$REPLACEBUSYBOX" = "yes" ];
then
	ln -s $sdstore/busybox /bin/awk
	rm /bin/dd
	ln -s $sdstore/busybox /bin/dd
	ln -s $sdstore/busybox /bin/find
	ln -s $sdstore/busybox /bin/grep
	ln -s $sdstore/busybox /bin/hexdump
	ln -s $sdstore/busybox /bin/killall
	ln -s $sdstore/busybox /bin/less
	ln -s $sdstore/busybox /bin/passwd
	ln -s $sdstore/busybox /bin/sed
	ln -s $sdstore/busybox /bin/tar
	ln -s $sdstore/busybox /bin/telnetd
	ln -s $sdstore/busybox /bin/watch
	ln -s $sdstore/busybox /bin/whoami
fi

if [ "$REPLACEFTPD" = "yes" ];
then
	rm /usr/sbin/ftpd
	ln -s $sdstore/busybox /usr/sbin/ftpd
fi

if [ "$REPLACETCPSVD" = "yes" ];
then
	rm /usr/bin/tcpsvd
	ln -s $sdstore/busybox /usr/bin/tcpsvd
fi

if [ "$ENABLEHTTPD" = "yes" ];
then
	killall httpd
	sleep 1
	httpd -h /www -c /etc/httpd.conf&
fi

if [ "$ENABLEFTPD" = "yes" ];
then
	$sdstore/busybox tcpsvd 0.0.0.0 21 ftpd -w /&
	sleep 1
fi

if [ "$ENABLETELNETD" = "yes" ];
then
	killall telnetd
	sleep 1

	mount -t devpts /dev/pts
	$sdstore/busybox telnetd -l /bin/sh &
	sleep 1
fi

if [ "$ENABLESSHD" = "yes" ];
then
	dropbear -A -N root -C admin -U 0 -G 0
	sleep 1
fi