covia Voguというタフネス携帯はSynQe OEM?


coviaからタフネスAndroid端末 Voguが登場、だとか。

読み方は「ぼうぐ」=防具なのかな?

どこのOEMなのかなぁ?と「android MIL-STD-810G」とかでぐぐって見て、発見。

製造元は中国のSynQe Electronics (北京宝讯电子有限公司)である模様。
こちらのページには該当する製品が掲載されていないが、フランスのNICONIXというベンダから販売されている「NICONIX Q2」やイギリスのM-Tech PrintersのSynQe Q2 Android Terminalの外観がまさにそのもの。

そして、NICONIX Q2のページに掲載されているpdfを開くと「SynQe」のロゴが確認できますし、M-Techの方にはSynQeのリンクもあります。

よって、covia Vogu = SynQe製造、ということがほぼ確実です。

M-techのページの方には「2012年5月発売予定」と書いてあるので、いまの時期にMSM7227 800MHzとか言っても型落ちモデルとかを販売しているわけじゃなく、最新モデルを販売するようです。

また、NICONIXのpdfだともうちょっと詳細スペックが書いてあります。
それによると、日本国内では意味をなさないですが、Dual Sim仕様が基本スペックで、オプションによりSIM1枚仕様に対応とのこと。coviaがどちらの仕様でで発注しているのかどうかが気になります。
あと、FOMAプラスエリア(800)を対応させるのかも。

とりあえずは、各種の手続きに時間がかかるので3Gモデルは秋リリースで、まずはWifiモデルのみ発売ってことになってるんでしょうね。
果たして3G対応版はどういった仕様で出てくるのやら・・・

以下はNICONIX Q2のスペックシートより抜粋したものです。
3G回線のサポート
Dual Sim Standby ( 物理的にSIM 1枚のみにすることも可能だがオプション )
・SIM Card1: WCDMA/HSPA850/1900/2100, GSM/GPRS/EDGE 850/900/1800/1900
・SIM Card2: WCDMA/HSPA850/1900/2100, GSM/GPRS/EDGE 850/900/1800/1900
ただし、3Gが使えるのは1つ。もう片方は2G(GSM)のみとなる。

CPU
Qualcomm MSM7227 Turbo 800MHz

液晶
3.2インチ 480×800(WVGA)
静電式タッチパネル

ストレージ
ROM 512MB/RAM 512MB + miroSDHC 32GHzまで

カメラ
500万画素オートフォーカス+30万画素フロントカメラ

OS
Android 2.3.5

MediaTek MT6575T? MT6577


そういや以前、AMT-7001とJz4770系の違いに言及したimp3.netのフォーラムの紹介記事を書いたなぁ、最近、AMT系ってどうなってるんだろう?とフォーラムの記事を書いた人が最近どんなことをやってるのかを確認してみると、「联发科将推6575T A9双核处理器,与高通分庭抗礼。」というのを書いていた。

联发科将(MediaTek/MTK)のMT6575系チップに関する記事で、現状「MT6575」と「MT6575M」があるが、2012年Q2に開発向け、2012年Q4に量産出荷開始予定で「MT6575T」というものが出てくるというもの。

MT6575Tは、Cortex A9のDualコアで、クロック1GHz、40nmプロセスで製造されるらしい。
性能的にはQualcommのMSM 8225(Coretex A5 Dualコア,1GHz,45nmプロセス)より高性能・安価とのこと。

他にも情報を探していたら「MT6577」という製品名も出てきた。
商戰 – Mediatek 聯發科 vs Qualcomm 高通」という記事が一番良さそうですが、4/17付けの台湾のニュースとして同様のニュースがあり、そこには「MT6575TはMT6577に改名した」的なことが書いてあります。
性能的にもだいぶ違いそうですから、改名は妥当なところかもしれません。

なお、MT6575Mについての情報は、うまいこと出てこなかった。
GigabytesのスマートフォンGSmart M1320に採用されているらしいという話があるが公式ページで製品情報が見つからない。
おそらくは、MT6575とさほど変わらないものでありそうである。

ちなみに、Qualcomm MSM 8225についてはプレスリリース「クアルコム、Snapdragon S4プロセッサを普及価格帯向けスマートフォンに拡大、クアルコム・リファレンス・デザイン開発プラットフォームとエコシステムプログラムを拡充」を参照のこと。

— 2012/07/01 追記 —
MediaTekからの公式リリースが出ました。
MediaTek Launches Dual-Core MT6577 Smartphone Platform

2012Q3に最初の搭載製品が出てくる、というあたり、若干予定より早くなっている感じがありますね。

FlucardにFlashAir互換機能を搭載した 2012/04/19版


FlucardにFlashAir互換機能を載せました。

載せたことにより、以下の様な感じでAirShowからFlucard内のデータを見れるようになりました。

[手順]
1. zipを入手→ flucard-20120419.zip
2. Flucardを普通に起動してWiFiを有効にする
3. WiFi APのSSIDを「flashair」という名前が入っているものに設定する
「flashair_flu」とかそんな名前で
4. WiFi AP設定のKEYも入れる
5. 1回、Flucardの電源を落とす(スロットから抜くなどで)
6. パソコンにさす
7. autorun.sh,fluroot,DCIMをFlucardにコピー
8. zipを展開
9. DCIM/122_TREK/fluconfig.txtを変更
機能のon/offを制御できます
10. 1回、正規の手段でFlucardを取り外す
11. Flucardを起動してWiFiを有効にするとFlashAir互換になる。

なお、手順の詳細は説明しません。
わからない人は使わないでください。

また、FlashAir互換用に作成したCGIは、不正な行動に弱い構造をしています。
これはセキュリティを考慮したプログラムにすると処理が重くなってしまい、非力なFlucardのCPUだと大変なことになるためです。
不正なCGIの引数でも受け付けてしまいますので、くれぐれもインターネットに直接接続しない環境で使用してください。

[fluconfig.txtの解説]
REPLACEBUSYBOX=yes # busyboxのリンクを独自コンパイルのbusyboxに張り直し
INSTALLSHAREDLIB=yes # 共有ライブラリをインストール
INSTALLPERL=yes # perlをインストール
INSTALLRUBY=no # rubyをインストール
INSTALLPHP=no # phpをインストール
REPLACEFTPD=no # ftpdを独自コンパイルのbusyboxに置き換え
REPLACETCPSVD=no # tcpsvdを独自コンパイルのbusyboxに置き換え
REPLACEHTTPD=yes # httpdを独自コンパイルのbusyboxに置き換え
ENABLEFTPD=yes # ftpdを起動
ENABLETELNETD=yes # telnetdを起動
ENABLESSHD=yes # sshdを起動
ENABLESSHD2=no # sshdを起動(dropbear 2012.55うまく動かなかった・・・
ENABLEFLASHAIR=yes # FlashAir互換機能を有効にする

なぜか、「INSTALLSHAREDLIB=yes」
と「ENABLETELNETD=yes」が共存できない。

telnetdをどうしても使いたい場合はINSTALLSHAREDLIB=noで
ひとまず起動し、あとで共有ライブラリをコピーすると、動く
そのためのCGIを用意してあるので、以下のURLをアクセスすると良い
http://flu.card/cgi-bin/perl.cgi

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[詳細情報]
Flucardの標準設定のままではFlashAirだと認識できないので以下の変更が必要です。

(1) WiFi APのSSIDに「flashair」という文字列を入れる
これはFlucardの標準的な設定画面で変更します。
うちでは「flashair_flu」という名前でテストしています。

(2) WiFi APのKEY設定
KEY設定がないとうまくFlashAirだと認識してくれなかったので
何か設定を入れる。
これもFlucardの標準的な設定画面で変更します。

ここまではFlucardの設定画面で変更できる項目です。
以下の(3)~(7)は設定ファイルの直接編集が必要です。
autorun.shで編集するようになっていますので、
実際には、特に気にする必要はありません。

(3) IPアドレスの変更
・FlucardのIPアドレス: 192.168.1.1
・FlashAirのIPアドレス: 192.168.0.1

FlashAirのIPアドレスである「192.168.0.1」に変更
/mnt/mtd/config/config.trek を書き換える。
config.trekは設定を変更すると書き換わるものなので、sedを使って「192.168.1.1」があったら「192.168.0.1」に書き換える、という単純処理を行っている。

(4) DHCPサーバが配布するIPアドレス帯の変更
IPアドレスが192.168.0.1に変わったことにより
DHCPサーバの設定も変更が必要になる。
/etc/udhcpd_uap.confを編集します。
このファイルは変更されることが無いので編集済みファイルをコピーしている。

(5) DNSサーバの名前解決情報を変更
「flu.card 192.168.1.1」と返しているDNSサーバを
192.168.0.1と返すように変更。
/etc/dnsd.conf を編集。
このファイルは変更されることが無いので編集済みファイルをコピーしている。

(6) FlashAirで使う機能の搭載
/command.cgi, /thumbnail.cgi を使うので、それを模したものを作成。
以下の情報を参考にした。
https://github.com/cho45/flashair

また、Airshowではindex.htmlから画像リストを拾っている、ということであったので、autorun.shを使って起動時に、/www/index.htmlと/mnt/sd/DCIM/各ディレクトリ/index.html にFlashAirの画像列挙用に「wlansd[0]=~」などの必要なエントリを追加している。
このため、画像ファイルが多くなってくると処理が重くなる可能性がある。

サムネイル画像はjheadコマンドの機能をそのまま流用しているので、結構ちっちゃい画像となっている。
処理に時間がかかるので/mnt/sd/fluroot/cache/に一度生成したサムネイル画像を蓄積させている。
自動削除はさせていないので、手動で消すこと。

(7) busyboxの標準的なhttpdを改造
busyboxのhttpdは/cgi-bin/にあるCGIのみを動作させます。
それを/command.cgi, /thumbnail.cgiでもCGIで動作できるように変更。

[flurootディレクトリについて]
DCIMディレクトリの中にバイナリがあるのもアレだったのでflurootという形で独立させました。
個人的趣味により、機能毎にディレクトリを分けています。

shared, perl, php, ruby, sshディレクトリ
Tonsukeさんの2012/04/10版から持ってきています。

busybox
/cgi-bin以外でも一部のCGIが動作するように改造したbusybox 1.19.4

ssh2ディレクトリ
dropbear 2012.55
ただし、うまく動作を確認できていない

flashairディレクトリ
jhead はTonsukeさんの2012/04/10版から持ってきています。
command.cgi, config.cgi, thumbnail.cgiは独自作成です。

FlucardにFlashAir互換機能をつけてみた(予告)


公開しました
FlucardにFlashAir互換機能を搭載した 2012/04/19版

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FlashAir用に出てるAirShowとか使ってみたいなぁ、と思って、FlashAir互換機能を作ってみた。
ただ、FlashAirを持ってないので、適当に推測しているところがあるので、まったく同じ、というわけでは無い。

とりあえず、ポイントとしては、以下の様なことをやっている。

・busyboxのhttpdを改造して/cgi-bin/じゃなくてもCGIが動くように変更
 (具体的には/command.cgi, /thumbnail.cgi, /config.cgiをCGIとして認識させた)
・/command.cgi, /thumbnail.cgiをそれっぽく動作するように作成
・/index.html 中身にFlashAirのindex.htmlにあるようなものを埋め込み
・Flucardは192.168.1.1、FlashAirは192.168.0.1なので、FlashAirに見せかけるため192.168.0.1に設定ファイルを変更
・FlashAirっぽいSSIDに変更(この項目だけ普通の設定画面で設定可能)