IBM Storwize V7000についていろいろ


IBM Storwize V7000についてのドキュメントベースでの適当な考察とかいろいろもろもろ・・・

Storwize V7000とは?

元々のStorwizeは、NASとクライアントの間に入れて、NASに書き込むデータを圧縮してしまおう、というStorwize社のプロダクトでした。(当時、日本では東京エレクトロンが取り扱っていた)
NAS上に書き込まれるのは圧縮されたデータであるため、直接NASにアクセスすると、読めない謎のデータがおいてある、という認識となる。
プロトコルヘッダを見て、圧縮をしているらしく、NetApp/EMC CelerraのCIFS/NFSだと動くのに、
Linux NFSサーバだと、全然圧縮動作をしてくれない、なんて動きをしていました。

そんなプロダクトをIBMが買収したのですが・・・なぜか、旧Storwizeは、IBM Real-time Compression Appliance(RtCA)という名前でリリースし、Storwizeという名前は全然別のプロダクトに持って行かれました。
(ちなみに現行製品はSTN6500、STN6800ですが、この型番、旧Storwize時代のまんまです)

新Storwizeは、IBMが元々リリースしていたStorage Volume Controller(SVC)というストレージ仮想化装置と、ストレージを一体化したものとして、仕切り直した形になっています。
で、SVCというのは、IBM x3550にLinuxを入れてLinux版のDatacore SANsymphonyのOEM版を動かしている、という感じのプロダクトです。

で、現行製品のStorwize V7000というのは・・・

ハードウェア的には2U筐体にストレージエンクロージャとサーバを突っ込んだもの
ソフトウェア的にはSVC同等機能+XIV的な管理GUI

ちゃんとしたあたりは、IBMのサイトに転がっているマニュアルやRedBookを参照してください。

それらの資料と実際の動作を見た結果、明示されていないけど、なんとなく、こうなのかな?と想定されるところを以下に書いてみました。
なので、以下に書かれていることは、IBMの公式見解ではなく、あくまで個人的な感想です。

内蔵ディスク関連

・内蔵ディスクは ソフトウェアRAIDとして使用
メインCPUを使用して処理するソフトウェアRAIDとして実装されているようだ。
作成したソフトウェアRAIDは、Mdiskという形で認識させている。
(SVCの機能を単体ディスクに対して直接適用している形)

→ 内蔵ディスクが高負荷になると、メインCPU負荷があがり
それに伴い、外部RAIDに対する処理が遅延する可能性がある。
あまり内蔵ディスクにディスクを増設しすぎない方がいいのではないか?

・おそらく処理を簡略化するために、作成できるRAID構成が限定されている。
メインCPUへの負荷軽減等を考え、ある程度RAID構成を決めうちしてる
と想定される。

SAS/SATAチップ的に考えると、内部はディスク4本で1つの単位となっていて
その帯域をうまく使えるように8本もしくは12本、という単位があるのだと思われる。

なので、これ以外の単位のRAID5/6は、パフォーマンス面で
若干不利になるのだと思われる
(なので「Optimize for perfomance」と「Optimize for capatcity」がある?)

・スペアディスクは常にスペアとなる
スペアディスクは障害時に「一時的に使用されるもの」といった位置づけであり
障害ディスク交換後、内容をコピーする処理(コピーバック)が走る。
このため、ディスク交換後、パフォーマンス低下が発生する。

たぶん、このコピーバックする、というのも、RAID構造の簡略化、の一環

・内蔵ディスクについてのGUIが貧弱なのも、おまけだから?
SVCの機能を単体ディスクに対して直接適用している、というだけなので
従来のインタフェースを使っても、同等の設定を行うことはできるが、
ある程度簡単に設定ができるように「内蔵」という設定項目を作った
というような位置づけな印象を受ける

・たぶん、Web GUIはSVC/V7000/XIVで開発が共通化されてそう
実際のバックエンド処理については、分かれていそう

Easy Tier関連

・Easy Tierは、SSDだけでくんだMdiskを作ってから設定する

・SSD用Mdiskは、SSD 2本のRAID10で作成する

・スペアSSDを用意しておかないと、SSDの代わりに普通のHDDを
使用してしまうという仕様で、マニュアルでも警告されている。
HDDが割り当てられてしまうと、Easy Tierの意味がなくなるのと、
そもそもストライプされないHDDに頻繁な書き込みされることになり、
かえって遅くなるので注意が必要。

・SSD-HDD間のデータ移行はエクステント単位で行われる
ストレージプールで設定したエクステントサイズは
最小16MB、デフォルト256MB、最大8192MBと設定できるが
SSDは読み込みは速いが書き込みは遅い、という特性がある。
このため、エクステントが大きいと時間がかかってしまうはず。
Easy Tierを効率よく使用するにはエクステントを
小さく設定した方がよいと想定される。
警告: エクステントサイズによりV7000全体の管理容量が変わるので注意

・・・そういえば、旧製品時代は「すとあうぃず」って読んでたのに、いまは「すとあわいず」だなぁ・・・
てっきり、「Storage Wizard」の略だと思ってたのに

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